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シグナルアナライザでRF信号の送受信評価を快適に!

シグナルアナライザ MS2690A, MS2691A, MS2692Aは、優れた基本性能、多面解析、デジタイジング、変調解析ソフトで様々な測定を可能にします。

シグナルアナライザ MS2690A、MS2691A、MS2692A

 

MS2690A、MS2691A、MS2692Aシグナルアナライザの特長

優れた基本性能!

■ レベル確度

MS2690A, MS2691A, MS2692Aでは基本バンド6GHzを採用し、さらに2種類の校正用発振器を内蔵することにより優れたレベル確度を実現しました。

周波数6GHzまでレベル確度±0.5dB

WiMAXやDSRCなどの測定のおける無駄な測定マージンを低減できます。

優れたレベル確度

 

■ ダイナミックレンジ

NFを極限まで抑えたフロントエンドと、先進の16 ビットのADC分解能を備えたディジタルIF技術により、極めて優れたダイナミックレンジ性能を実現しました。

スペクトラムアナライザ

  • 表示平均雑音レベル -155 dBm/Hz
  • TOI ≧ +22 dBm

ベクトルシグナルアナライザ

  • 表示平均雑音レベル -152.5 dBm/Hz
  • TOI ≧ +22 dBm
ミキサレベルに対する平均雑音レベルとひずみ

 

多面解析

ベクトルシグナルアナライザ機能により瞬時信号の取り込み(Capture)ができます。

Capture仕様

  • 周波数レンジ:6 GHz/13.5 GHz/26.5 GHz
  • 取り込み帯域幅:標準31.25 MHz、オプション 62.5 MHz/125 MHz
  • 取り込み容量:標準125Mサンプル
  • キャプチャタイム:最小2μs~最大2000s(注)

(注):解析帯域幅に応じて上限下限が変化します。

なお、取り込んだデータに対して下記4種類の解析が可能です。 一定時間の信号をキャプチャして、異常個所があればその部分だけを拡大したり、パラメータを変えて詳細に確認することができます。

Frequency vs. Time最大6 MHzスパンの周波数の時間変動を観測する機能です。FSK、GMSK変調波の周波数変動やVCOの周波数切り替え時間などの測定が行えます。Power vs. Time電力の時間変化を観測する機能です。バースト内平均電力やバーストスプリアスを正確かつ高速に測定できます。Phase vs. Time 被測定信号の位相の時間変動を観測する機能です。スイッチの切換や、突発的な位相のズレを測定できます。CCDF最大125 MHz までの広帯域なCCDF解析が行えます。広帯域な変調方式を用いる通信システム用のパワーアンプの特性評価に適しています。Spectrum最大125 MHz の広帯域スパンをFFT法により取りこぼしなくリアルタイムに波形表示する機能です。ACP、Channel Power、占有周波数帯(OBW)のメジャー機能を標準搭載しています。

 

デジタイジング

取り込んだデータは、一般の解析ツール(MATLABなど)でも変調解析が可能です。またオプションの内蔵ベクトル信号発生器へ内部転送を行い、信号を再現出力することもできます。

MS2690A, MS2691A, MS2692Aのデジタイジング
広帯域、広ダイナミックレンジ

 

変調解析ソフト

変調解析ソフトをオプションで用意しています。

  • 3GPP LTE
  • Mobile WiMAX
  • ETC/DSRC
  • W-CDMA BS
  • W-CDMA/HSPA
  • TD-SCDMA
  • WLAN (IEEE802.11a/b/g/n/j/p)
  • ISDB-Tmm/ISDB-T

 

MS2690A, MS2691A, MS2692Aシグナルアナライザの使用例

送信アンプの超高速ACLR測定

ベクトルシグナルアナライザ機能を用いて、標準31.25MHz、オプション 62.5MHz/125MHz の広帯域FFT解析ができます。 従来スペクトラムアナライザの“掃引法”で測定していた隣接チャネル漏洩電力(ACLR)、占有周波数帯(OBW)、チャネルパワーなどを“FFT法”で測定することで測定時間を大幅に短縮し、快適な測定を提供します。

FFT法による測定で測定時間を大幅に短縮

 

アンプ、フィルタなどの測定

MS2690A、MS2691A、MS2692Aはスペクトラムアナライザとベクトルシグナルアナライザを基本機能とし、オプションでベクトル信号発生器を内蔵できます。ベクトル信号発生器にはBER測定機能が付いていますので、送信&受信試験を1台で行うことができ、スペースダウン、スピードアップを図れます。

特に、アナライザと信号発生器を同時に使用する、アンプ・フィルタなどの評価に最適です。

アンプ、フィルタなどの測定

 

 


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