シグナルアナライザでの無線モジュールの変調解析・受信感度試験
<変調解析および受信感度試験 構成図>
無線モジュールの"質"を測定するには、技術適合試験に関する項目の測定だけでなく、変調解析による評価も非常に重要です。
掃引型のスペクトラムアナライザでは周波数とパワーの関係を測定できますが、変調信号の中身まで解析することはできません。
MS2830Aは、ベクトル変調解析ソフトウェア【MX269017A】を追加することで、変調解析も行うこともできます。
故障診断や障害時の原因切り分けに効果的な変調精度(EVM)、FSKエラーなど、信号内の品質を測定できます。
 |
|
数値結果表示(2FSK、4FSK時)
- Tx Power
- Filtered Power
- Frequency Error(Hz、ppm)
- Magnitude Error(rms、peak)
- FSK Error(rms、peak)
- Deviation(Average、+Peak、-Peak、(Peak-Peak)/2)
|
また無線モジュールの”質”の測定には、受信感度の測定も非常に重要です。
MS2830Aは、受信感度の測定に必要な2FSKや4FSKなどの変調信号が出力できるベクトル信号発生器やビットエラーレート(BER)を測定できるオプションを用意しており、無線モジュールの送信特性だけでなく、受信特性も評価することができます。
これらのオプションは、MS2830Aの筺体に内蔵することができ、シグナルアナライザと信号発生器、BER測定器をそれぞれにご購入いただくよりもコストが削減できるうえ、設置スペースも少なくてすみます。
BER測定セットアップ例(Opt.020/021搭載時)
シグナルアナライザ MS2830Aについてさらに詳しく
Wi-SUNプロトコルモニタ MX269017Aについてさらに詳しく
関連リンク