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新スプリアス規格対応、狭帯域無線スプリアス測定可能なスペクトラムアナライザ

旧規格の無線設備の使用期限は2022年11月30日!
現行のスプリアス規格に対応するスペクトラムアナライザ

シグナルアナライザ MS2830A / シグナルアナライザ MS2840A / スペクトラムマスタ MS2720T

新スプリアス規格への対応
新スプリアス規格に対応したスペクトラムアナライザのご紹介

 

1新スプリアス規格への対応

新スプリアス規格への移行準備は大丈夫ですか? ~経過措置の期限は2022年11月30日~

国内では、無線設備のスプリアス発射の強度の許容値に係る技術基準等の関係省令及び関係告示が改正され、2005年から新たな許容値が適用されています。旧許容値の適用が可能となる「経過措置」は、2022年11月30日までとなっています。
そして、旧スプリアス規格(旧規則)の無線設備については、その使用期限が2022年11月30日までとなります。
現在お使いの旧規則の無線機器を2022年12月1日以降も継続してご使用になる場合は、スプリアスの実力値を測定して新規格に適合することを確認し、届出書を総合通信局に提出するなどの手続きが必要です。

総務省。無線機器のスプリアス規格の変更に伴い規格にあった無線機器の運用が必要です。

① 免許・登録手続き
旧規則に基づく無線機器で免許(登録)を受けている場合は、2022年11月30日まで旧規則の無線設備の条件の運用が可能です(再免許は可能ですが、旧規則の無線設備は使用期限が2022年11月30日までとなります)。

② 技術基準適合証明・工事設計認証の効力
旧規則に基づく技術基準適合証明等は、2022年11月30日まで有効です。

③ 型式検定合格機器の効力
2017年11月30日以前に設置された機器は、その機器の設置が継続する限り、検定合格の効力は有効(旧規格のまま使用可能)です。

上記、総務省パンフレットより抜粋(https://www.tele.soumu.go.jp/resource/j/others/spurious/files/newpfrt.pdf

新スプリアス規格で変わったことは?

新スプリアス規格では下限周波数と上限周波数が明確に定義されました。これは搬送波周波数(fc)によって決まります。<表1>
また、下記3つの周波数領域が定義されています。

  1. 必要周波数帯幅(Bn): 占有周波数帯幅の許容値、もしくはチャネル間隔。
  2. 帯域外領域:測定範囲は搬送波周波数とBnにより決定。<表2> 被測定物を無変調状態にして測定。
  3. スプリアス領域:測定範囲は下限周波数から上限周波数まで。(ただしBnと帯域外領域を除く)
    被測定物を運用状態(変調状態)にして測定

さらに、スプリアス領域では測定する周波数帯ごとに参照帯域幅(RBW)が定義されています。<表3>

必要周波数帯幅と帯域外領域とスプリアス領域

下限周波数・上限周波数、参照帯域幅(RBW)、帯域外領域とスプリアス領域の境界周波数

搬送波周波数 400MHz・Bn 5.8kHz の場合

特に狭帯域無線(チャネル間隔=6.25/12.5/25kHz)の場合、搬送波から数kHz~数十kHzの範囲も測定するため
スペクトラムアナライザの位相雑音性能が不足していると測定できません!

例)MS2830A+低位相雑音(opt.066)位相雑音性能グラフ meas.
例)MS2830A+低位相雑音(opt.066)
位相雑音性能グラフ meas.

Measured(meas.):無作為に選定された測定器の実測データであり、規格値として保証するものではありません。

補足情報:近傍帯域1とは?

例のように搬送波周波数 400 MHz・Bn 5.8 KHzの場合、近傍帯域1とは搬送波±(62.5 kHz~1 MHz)の範囲を示します。

この周波数範囲は本来RBW=100 kHzで測定することが規定されていますが搬送波に近いためRBW=3 kHzで測定してから換算値で補正します。

詳細はこちらから

スペクトラムアナライザのカタログやデータシートには左図のようなグラフが記載されています。
狭帯域無線の場合、帯域外領域および近傍帯域1の周波数範囲は、スペクトラムアナライザのSSB位相雑音性能が不足していると測定できません!

帯域外領域およびスプリアス領域の許容値は、測定対象となる無線設備の周波数範囲と電力ごとに異なります。(表4参照)
太字部分(*1)は特に厳しい許容値のため、測定に利用するスペクトラムアナライザの性能を確認することが重要になります。

表4:帯域外領域におけるスプリアス発射の強度の許容値およびスプリアス領域における不要発射の強度の許容値

表4:帯域外領域におけるスプリアス発射の強度の許容値およびスプリアス領域における不要発射の強度の許容値

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2新スプリアス規格に対応したスペクトラムアナライザのご紹介

シグナルアナライザ MS2830A/MS2840A およびスペクトラムマスタ MS2720Tは、狭帯域無線機のスプリアス規格でも測定できる単側波帯雑音性能(SSB位相雑音性能)を持ったスペクトラムアナライザです。

シグナルアナライザ MS2830A

シグナルアナライザ MS2830A

周波数範囲:
    opt.040:9 kHz~3.6 GHz*3
    opt.041:9 kHz~6.0 GHz*3

  • アナログデジタルの変調解析に対応
  • 自動測定ソフトウェアで送信評価を容易に
  • 内臓の信号発生器で受信評価も可能

単側波帯雑音:
    -109 dBc/Hz(500 MHz、1 kHzオフセット)*3
    -118 dBc/Hz(500 MHz、10 kHzオフセット)*3
    -133 dBc/Hz(500 MHz、100 kHzオフセット)*3

*3:低位相雑音オプション(opt.066)搭載時
opt.040/041のみ搭載可能


シグナルアナライザ MS2840A

シグナルアナライザ MS2840A

周波数範囲:
    opt.040:9 kHz~ 3.6 GHz*3
    opt.041:9 kHz~ 6.0 GHz*3
    opt.044:9 kHz~26.5 GHz
    opt.046:9 kHz~44.5 GHz

  • 搬送波数百MHzの狭帯域無線から上限44.5 GHzまでカバー

単側波帯雑音:
    -122 dBc/Hz(500 MHz、1 kHzオフセット)*3
    -133 dBc/Hz(500 MHz、10 kHzオフセット)*3
    -133 dBc/Hz(500 MHz、100 kHzオフセット)*3
    -123 dBc/Hz(1 GHz、10 kHzオフセット)
    -123 dBc/Hz(1 GHz、100 kHzオフセット)

*3:低位相雑音オプション(opt.066)搭載時
opt.040/041のみ搭載可能


スペクトラムマスタ MS2720T

スペクトラムマスタ MS2720T

周波数範囲:
MS2720T-0709:9 kHz~9 GHz

  • バッテリ駆動で電源確保が不要
  • 小型・軽量で持ち運びが容易

単側波帯雑音:
    -111 dBc/Hz typ*4(300 MHz、1 kHzオフセット)
    -114 dBc/Hz typ*4(300 MHz、10 kHzオフセット)
    -117 dBc/Hz typ*4(300 MHz、100 kHzオフセット)

*4:typ(Typical):参考データであり、規格値として保証するものではありません。

シグナルアナライザ MS2830A/MS2840Aはスペクトラムアナライザを基本機能とし、オプションを追加するとベクトル変調解析、アナログ変調解析、受信試験用信号源、雑音指数測定機能など用途に合わせて機能を拡張できます。

スペクトラムマスタ MS2720Tは、リチウムイオンバッテリを含めたフル装備で約3.8 kgと軽量です。
さまざまな場所へ持ち運びながら測定するフィールド保守用途(可搬)などに適しています。

表5:スペクトラムマスタ MS2720T およびシグナルアナライザ MS2830A/MS2840Aの拡張性

表5:スペクトラムマスタ MS2720T およびシグナルアナライザ 2830A/MS2840Aの拡張性

シグナルアナライザ MS2830Aの測定画面例

測定の一例として、搬送波周波数400 MHz・占有周波数帯幅(Bn)5.8 KHz を想定した際の、帯域外領域およびスプリアス領域(近傍領域1)の測定画面例をご紹介します。

例)MS2830A+低位相雑音(opt.066)

帯域外領域画面例
帯域外領域 画面例
スプリアス領域画面例
スプリアス領域 画面例(近傍帯域1)

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帯域外領域の試験において必要となるスペクトラムアナライザの性能について解説しています。

業務無線に関する市場動向と課題をまとめた資料です。

スペクトラムマスタ MS2720Tについてさらに詳しく

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狭帯域化・ディジタル化に伴う無線機器の測定に対応するスペクトラムアナライザ
『狭帯域化・ディジタル化に伴う無線機器の測定に対応するスペクトラムアナライザ』
帯域外領域の試験において必要となるスペクトラムアナライザの性能について解説しています。

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