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IoT機器の測定ソリューション

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IoT測定事例のご紹介

IoT機器の円滑な品質保証を実現するために

IoT機器の円滑な品質保証を実現するために

各種IoT機器の通信品質の保証でお困りのユーザー様を、強力にサポートします!

※電気機器ベンダー様、モジュールベンダー様、RFコンポーネントベンダー様など

Question

電気機器ベンダーの私たちは、IoT製品のラインナップを今後増やす計画があります。その際に、品質保証部門でどのような無線通信品質の保証が必要になるのでしょうか?

Answer

多様化するIoT機器の無線性能の品質評価には、測定器により、IoT機器が完成した状態で実際の使用環境を想定した品質評価・検証が必要となります。実際の検証試験は、Wi-FiやBluetooth、4G(LTE)、5Gなどの、搭載する通信規格によって異なるものの、主にRFパラメトリック試験と、法規準拠試験が求められます。

Question

IoT製品への4Gや5G NR(New Radio)の搭載を検討しています。RFパラメトリック試験には、何か特別な要件がありますか?なお、将来的にミリ波帯の周波数(FR2)で5G NR通信を行う場合も視野に入れています。

Answer

今後のIoTでも適用されていく5G NRを例に説明します。RFパラメトリック試験は、5G NR端末のアンテナと基地局間の接続状態を確認するために、5G NR端末の送受信特性やパワーなどのパフォーマンスを測定する試験です。基本的にLTE端末の場合も測定項目は同様ですが、5G NRではミリ波帯(FR2)が周波数帯に追加されており、OTA試験環境下で検証する点が大きく異なります。

Question

規格準拠はどのように確認すればよいでしょうか?

Answer

各種セルラー方式の通信規格は、3GPPによって定められています。5G NR端末の性能が3GPP規格に準拠しているかどうかは、アンリツの「ラジオ コミュニケーション テストステーション MT8000A」で検証・確認できます。
また、各国の電波に関わる法規制への遵守も必要ですので、こちらもご参考ください。
※ご参考:IoT製品・機器が守るべき法律・規格とは

Question

3GPP規格に詳しくないので、試験が自動化されていれば好都合なのですが。

Answer

ラジオ コミュニケーション テストステーション MT8000A」では、5G NR 端末のRF試験を実施する際に、簡単な操作で3GPP規格準拠を検証できる自動RF測定ツールを提供しています。このため効率的な試験環境をいち早く構築でき、業務効率改善に寄与します。もちろん、ミリ波帯(FR2)にも対応しています。

同様に2G/3G/4Gについても、「ラジオ コミュニケーション アナライザ MT8821C」で自動RF測定ツールを提供しています。

Question

2G/3G/4Gに関して、アンリツの「ラジオ コミュニケーション アナライザ MT8821C」の特長は? また、Wi-Fiソリューションも知りたいです。

Answer

ラジオ コミュニケーション アナライザ MT8821C」はRFダイナミックレンジが幅広く、またRFポートを他社製品の2倍搭載しているため、1台でキャリアアグリゲーションや高次MIMOといった幅広い測定に使用いただけます。また、2G/3Gといった旧来の通信規格も同時にサポートしており、自動RF測定ツールによって円滑に試験環境を立ち上げられることも特長です。

アンリツはWi-Fi向けのソリューションも提案しておりますので、こちらのポータルサイトもご覧ください。

アンリツの基地局シミュレーター「ラジオ コミュニケーション テストステーション MT8000A」は、〜7.125 GHz帯の周波数(FR1)とミリ波帯(FR2)の両帯域を1台でサポートします。GUIによる高い操作性と安定性が評価され、世界の主要なモジュールベンダーやチップセットベンダーで選定されています。

最大4送受信ポートにより効率的なRF試験ができ、5G NR製品開発の生産性向上とコスト削減に貢献します。3GPP規格準拠を確認する自動RF測定ツールも搭載しており、円滑な試験環境構築を可能にしました。


OTA試験における試験系統のイメージ

なお、アンリツは6GHz帯無線LAN(Wi-Fi 6E)の分野でも、製品開発から製造ラインまで、信頼できるラインアップを揃えました。これまで無線LAN製品開発の最前線に立ち、進化するIEEE 802.11規格に沿って無線LAN計測ソリューションを提供してきた実績をもとに、安定したソリューションを提供しています。
詳しくはこちら

6 GHz帯の利点と課題とは