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北陸電力株式会社様 導入事例

末端のアナログ設備IP化にすべてパーフェクトに対応してくれました
音声、FAX、モデム、接点信号まで1台ですべてIP化

本社や支店、工場を結ぶ通信システムはデジタル対応でIP化が進んでいても、電話やFAXといった末端設備はアナログのまま。IP化して利便性を上げたい、コストを下げたいといっても、アナログ通信の品質を維持したまま、小さな費用負担でこれらのIP化を進めるのは難しく、企業にとって悩ましい問題です。

北陸電力様ではこうした課題に対し、アンリツネットワークスのアナログ回線IP多重化装置「IP-MUX」を導入し、大規模な装置入れ替えをせずに電話やFAX、モデムにいたるまで末端装置のIP化を実現しました。

小竹様
北陸電力株式会社
情報通信部 中央通信所 副所長
小竹 昌啓 氏
作田様
北陸電力株式会社
情報通信部 中央通信所
作田 彩 氏

専用線サービスの中止にともなってIP化の検討をスタート。信頼性の高い通信方式を探る

IP-MUXを導入する経緯を教えてください。

これまで、富山市内にある本社~東京間を結ぶ通信網として、通信会社の高速デジタルサービスの専用線通信を使っていました。しかし、これが平成24年12月にサービスが終了することが決まり、その代わりの手段を探さなければならなくなりましたのがはじまりです。

以前からIP化には興味がありましたが、IPの電話回線は声が遅れて聞こえる、音声が途切れるなど、スムーズな会話や通信は難しいという印象を持っていました。また社内では重要書類や連絡用にFAXを使うことが多いのですが、IPではFAXに対応している装置はなかなかありませんでした。10年以上前の古い装置や機械ではモデムによる通信が使われており、IPでそれも対応できるのか不安でした。

当社は電力会社という性格上、連絡漏れや遅れ、小さなミスが致命的になりかねません。万全の信頼性が保証されているというのが大前提で、さらにFAXやモデムも合わせてすべてをIP化するとなると非常に厳しい条件からのスタートでした。でも、IP-MUXはそれを1台で解決してくれました。

音声と接点信号、モデム、FAXすべてを1台でカバー!IP化への課題にパーフェクトに対応

IP-MUXを選んだ理由は?

通信回線をIP回線網に変えるには伝送装置を変えなければなりません。従来のシステム構成は、アナログ電話中継線7回線と、アナログ共通線モデム回線1回線を載せ、さらに別装置で通信機器のアラーム接点と温度異常信号を出力していました。そのため音声と接点信号、モデム、FAX回線のすべてのインターフェース信号の伝送を1台でカバーできる装置であることが第一条件でした。

IP-MUXは、これらの既設の多重化変換装置と同じインターフェースをすべて対応していることが決め手となりました。1台で最大24チャンネル分を実装でき、FAXやモデム回線にも対応していました。アラーム情報も接点インターフェース盤があることで一緒に伝送できます。これまで多重化変換装置とアラーム情報で別の装置を使っていましたが、IP-MUXでは設置スペースと管理の手間が半分になることも大きかったです。電源冗長構成もAC100V、DC24V、DC48Vを組み合わせて無停電化されており、信頼性も万全でした。

遅延やゆらぎもほとんど問題なく、IP化への課題にすべてパーフェクトに対応できているのがアンリツネットワークスのIP-MUXでした。

実証テストの結果、遅延もゆらぎも問題ナシ!導入コストも既存設備の2/3に

心配されていたIP回線の通信品質についてはいかがでしたか?

導入前に実証テストをしたところ、すべて目標値をクリアし、まったく問題ありませんでした。ネットワーク遅延は目標値を20msと設定していましたが、実測値では10.3msでした。ゆらぎも目標値を5ms以内としていたところ、実測値では最大2.9msと非常に高品質な通信で驚きました。回線切替後の通話試験で音声品質がIP回線を使っているとは思えないほどキレイで、音の遅延や途切れなどは全くありませんでした。モデム回線やFAXも何の問題もなく通信できました。

コスト面ではいかがでしたか?

条件によってさまざまではありますが、電源装置とテレコン回線1本と電話回線1本を1対向とすると、既設の装置構成の約2/3以下の設備投資で済みます。現在の既設装置で構成すると、テレコン回線と電話回線が必要となり、回線数は少ないのに装置コストが大きいという問題がありました。IP-MUXではコンパクトでシンプルな構成でアナログ回線と同様のシステム構築が可能となります。

接続図

導入して3カ月以上トラブルなし!
従来のアナログ回線・デジタル専用線よりも品質・信頼性がアップ

今後について教えてください。

社内にもまだIP化されていない装置がたくさんあり、すべてをIP化するには膨大なコストと時間がかかります。特に末端電気所などでは10数年以上も前に導入し、まだ更新時期まで時間がある古いアナログ装置が多く残っています。それらの機能を維持したまま、大きな設備投資をせずにIP化に対応するにはIP-MUXは非常に有効な方法だと思います。

また回線数の少ない電気所などでは、高品質と同時に小さなコストで通信環境を整えることができ、既設の装置で構成するよりも低コストで導入できます。さらに障害時や災害時にモデムや同期多重化変換装置などが故障した時などでも、保安用IP網を使った代替装置として通信手段を確保できると思っています。

電力会社にとって通信回線は命です。ほかの電力会社でもIP化には苦慮しており、他社に先駆けてIP-MUXを活用したことは、大きなチャレンジでした。変電所や発電所は高温多湿や寒冷地など厳しい環境が多く、そういうところでも使える耐環境性の高さも大きなポイントです。導入して3カ月以上が経ちましたが、いまのところ何のトラブルもありません。高品質・高信頼性を確保しながらのIP化は非常に役立っています。

アナログ回線IP多重化装置 NN6001A
現地に設置されたNN6001A

ユーザー企業様ご紹介

北陸電力株式会社

富山県、石川県、福井県(一部を除く)および岐阜県の一部の区域における電気事業、熱供給事業、ガス供給事業、電気通信事業などを行っています。

北陸電力株式会社様
本社所在地:富山県富山市牛島町15番1号

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