Japan
X線検査 特長-3
安全設計
随所に安全装置を設けることにより、作業するオペレータはX線の影響を受ける心配がなく、特別な資格も不要。安心して取り扱いができます。
1. 非常停止スイッチ スイッチを押すと供給電源は切れ、回転部分の停止とX線の照射は完全に止まります。
2. X線照射ON/OFFキー キーをOFFにすることにより、X線の照射は完全に止まります。
3. X線遮蔽カバー開閉装置 カバーを開くと、X線の照射は完全に止まります。
4. X線遮蔽カバー X線照射ON/OFFキーにより開閉します。開いた時はカバー開閉センサーによりX線の照射は完全に止まります。
5. X線照射表示 X線照射中、ランプが点灯します。
6. 漏洩防止カーテン X線の漏洩を防止します。未包装の食品検査では、鉛含有漏洩防止カーテンを使用しないSUS製カバータイプに漏洩防止方式を変更して、鉛の食品接触を根本から排除しています。
7. 手挿入監視センサ 手挿入などで一定時間センサが遮断された場合、X線照射が止まります。
X線検査機は、「電離放射線障害防止規則」に基づいた安全対策を施しておりますが、 より安全にお使いいただくために、次の安全管理の実行が必要です。
1. X線検査機の定期的な漏洩X線量の測定と記録保管 漏洩X線量測定サービスを含む年間保守契約をご利用願います。
2. X線検査機オペレータの作業時間管理
3. X線検査機の安全対策:被検査品の形状や質量、包装形態によっては、X線漏洩防止カーテンの代わりにX線漏洩防止カバーを前後コンベアに取り付ける必要があります。
4. X線検査機と前後装置の分解/改造の禁止:本機は、電離放射線障害防止規則に基づいて安全設計されております。本体、カバー、X線漏洩防止カーテン、安全カバー、安全インターロックなどの改造、取りはずしは絶対に行わないでください。
年間保守契約をご用意しております。詳しくは当社営業員までお問い合わせください。 サービスネットワーク >
1)被検査品に対する安全性
● 食品衛生法関連法規で定められている食品へのX線照射量は、0.1Gy以下です。この規定値は、食品の品質を変化させないためのものです。 ●WHOは1980年に、「10 kGy以下の放射線を照射した食品は、毒性、栄養学的、微生物学的にも問題がない」と、結論を出しています。
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当社のX線検査機では、被検査品に照射される最大X線量は0.002 Gyです。この数値は左記の食品衛生法関連法規およびWHOの結論よりも大幅に下回っています。被検査品がX線の照射時に滞留した場合でも0.1 Gy以下でX線を停止させます。
2)人に対する安全性
離放射線障害防止規則によれば、3月間で1.3mSvを超えるX線漏洩がある場合、管理区域の設定および作業主任者の選定が必要です。
注)管理区域の設定のために測定を行う場合の1週間の労働時間については、管理区域の施設、装置などの使用時間または滞在時間が社内規定で明文化されている場合などであれば、1週間の当該使用時間または滞在時間をもって、当該管理区域における1週間の労働時間とすることができます。
当社のX線検査機では、漏洩X線量:1μSv/h以下です。 下記(例)の場合1.3mSv/3カ月間を下回るため、管理区域の認定・作業主任者の選定は不要になります。
(例)3カ月間の漏洩X線量計算例 同一作業者が1日:10時間 1週間:5日作業した場合(3カ月:13週にて計算) 1μSv/h × 10時間 × 5日 × 13週=0.65 mSv/3カ月
注)機器を使用する事業者は、X線装置設置工事の30日前までに、その計画を管轄の労働基準監督署長へ届出する必要があります。