Japan
検査品や異物は、その物性によってX線の透過率が異なり、高エネルギーのX線で得られる透過画像と、低エネルギーで得られる透過画像は異なります。
X線異物検出機で発生させたX線は、エネルギー帯が集中しているわけではなく、低エネルギーから高エネルギーまで分布しています。 デュアルエナジーセンサは、高エネルギーの透過画像と低エネルギーの透過画像を同時に得ることが可能な、特殊なセンサです。
高/低2種類のエネルギー帯で得られた透過画像の差分を取ることにより、変化のない部分が差し引かれ、異物だけが明確化します。
そのため、デュアルエナジーセンサ搭載型のX線異物検出機には、次のような特長があります。 (1)異物と異物でない部分の差異が少ないものでも、異物として検出することが可能。 (2)重なりのある検査品でも、その影響を受けにくい。
X線を2種類のセンサで測定することで、異物を鮮明に検出。 被検査品寸法:最大幅390 mm、最大高さ220 mm
X線出力:最大350 W
検査品に応じて、さまざまな機種をラインナップしています。検査可能範囲等、詳細はお問い合わせください。
【モデル例】 通過幅:390 mm、通過高さ:220 mm (KXE7534AWHZE)
デュアルエナジー搭載X線異物検出機 KD7416DWZ デュアルエナジーセンサー搭載のX線検査機は骨の検出や、折り重なって包装されている商品の異物検査に最適です。