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医薬品向けソリューション
Solutions for Pharmaceutical Industries

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History

Since 1964

信号処理のイノベーションからスタートした、アンリツの検査機。

アンリツのオートチェッカ1号機は、医薬品メーカーに納められました。

オートチェッカ1号機 K501A
オートチェッカ K501A(1964年)

アンリツのオートチェッカは、医薬品業界と共に歩んでまいりました。

オートチェッカの1号機が納められたのも医薬品メーカでした。以来、アンリツの技術は医薬品業界の品質管理への厳しい姿勢に学び、発展を続けてまいりました。

これからも私たちアンリツは、医薬品産業に携わるお客さまやパートナーの皆さまと、より緊密に連携しながら高度な品質保証の課題解決に取り組んでまいります。


1964

まだ世の中に卓上の電子計算機が登場して間もない頃、アンリツのオートチェッカが誕生しました。オートチェッカのベースになったのは、差動トランスを用いてミクロン単位の変位を電気的に測る「電子マイクロメータ」です。ここで、イノベーションが起こりました。わずかな変位を質量として測ることによって、はかりを自社開発し、さらに電気信号を利用して重量に基づき被検査品を選別する製品を開発しました。それがオートチェッカ1号機 K501Aです。

電子マイクロメータ
電子マイクロメータ
当時の卓上電子計算機
当時の卓上電子計算機
By MaltaGC at the English language Wikipedia, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=2542893

1895

1895年、アンリツの前身である石杉(せきさん)社が創立。モールス印字機などの製造で業績を伸ばしました。1908年に合併して共立電機電線株式会社となり、当時、日本に登場したばかりの公衆電話の製造で業務を拡大しました。

この頃、イタリアのマルコーニ(Guglielmo Marconi)が電波方式による無線電信に成功したほか、ドイツのレントゲン(Wilhelm Conrad Röntgen)がX線を発見し、X線撮影に成功しており、現在のアンリツグループの事業につながる技術の発展が見られます。

アンリツには、通信を主とした信号処理の技術と共に歩んできた歴史があります。

モールス印字機
モールス印字機
日本初の公衆電話ボックス
日本初の公衆電話ボックス
マルコーニの大西洋横断無線通信実験
レントゲンによるX線撮影写真
[上]マルコーニの大西洋横断無線通信実験
[下]レントゲンによるX線撮影写真

半世紀を超えるアンリツの歴史から、6つの事実をお伝えします。

トピックス 1:オートチェッカ累計販売台数

オートチェッカ累計販売台数

Over 90,000 units

1965年に販売開始したオートチェッカ1号機のK501Aからの累計で90,000台以上の販売実績があります。

また、金属検出機が55,000台以上、X線検査機が15,000台以上の販売実績があります。

※2021年3月末時点

トピックス 2: 製品の出荷国

製品の出荷国

Over 50 countries

日本以外にも、アメリカ、ドイツ、イタリア、中国、インドといった医薬品の主要生産国から、ベトナム、インドネシア、アルゼンチンなどの医薬品新興国まで、多くのお客さまにご使用いただいております。

※2017年3月末時点

トピックス 3:カプセルを全数検査

カプセルを全数検査

Since 1970

アンリツは早くから微重量の質量検査機を開発していました。1970年に開発したカプセル用オートチェッカK515は、微重量用の小型平行ばね式はかりを5連装備し、カプセルの搬送にアンリツ独自の設計がなされており、2mgの精度で600個/分の選別能力を誇りました。


トピックス 4: フォースバランスはかり

フォースバランスはかり

Since 1989

質量を量るために、重力ではなく、コイルで発生させた電磁力と平衡させるフォースバランスはかりを自社開発し、当時として世界トップレベルの毎分400個、±0.02gの高速・高精度を実現しました。


トピックス 5: 世界初:金属検出機のオート設定

世界初:金属検出機のオート設定

Since 1991

今では大半の金属検出機に搭載されている「オート設定」ですが、世界初搭載はアンリツのKD801Ax(1991年)です。現場をよく知るアンリツのノウハウとソフトウェア/ハードウェア両面のトータルエンジニアリング力により、熟練者の勘と経験に頼っていた位相調整作業の自動化を実現しました。


トピックス 6: X線検査機を自社開発

X線検査機を自社開発

Since 2000

KD7203AWは、インバータ方式電源や独自のX線管で安定したX線を発生させ、自社開発による画像処理アルゴリズムによって、高感度な異物検出を実現。それまでは、サイズが大きく、高価格だったX線検査機を、小型で半分近い価格にしたことにより、X線検査機の普及を推し進めました。