Japan
最終製品の質量値や判定結果の傾向と、そこから導き出されるアラームを離れた製造工程でもタブレット端末を使用して確認できるようになりました。 オートチェッカとは無線LAN で接続しますので、大掛かりな工事などを必要とせず導入することが可能です。もう、工場内を走り回ったり、大きなブザーを鳴らすなどの必要はありません。
オートチェッカが測った製品の質量値の傾向を監視して、前工程の原材料の充填量を調整することがあります。充填機の制御部とオートチェッカの指示部が離れた場所にあったり、途中にゾーニングを分ける壁があるラインでは、担当者が現場を行ったり来たりしながら充填量の調整をせざるを得ないので、微妙な追い込みが困難でした。 このようなラインでモバイルモニターを使えば、充填機の制御部のそばにいながらリアルタイムに製品質量の変動が見えるので、微妙な充填量の追い込みができ、原材料の歩留りを改善する可能性があります。
検査工程が一時的にストップした場合に製品をためておける場所を確保しているラインは多いと思いますが、異常に気がつくのが遅れて滞留品が規定量を超えると品質保持の点から製品を廃棄せざるを得ない場合があります。そのような重大な結果を引き起こす検査工程の異常は確 実に上流の製造工程に伝えたいですね。 オートチェッカに取り付けた大音量のブザーだと機械の騒音やゾーニングの壁で気がつかないこともあります。モバイルモニターなら画面の表示や音、オプションのオプションのシグナルタワー通知機能などで、離れた場所の検査工程の異常を製造担当者に確実に知らせることができます。
バー拡大表示画面 各個データと判定の表示
Xbar表示画面 長期的な傾向の確認
モニタグラフ表示画面 短期的な傾向確認
統計表示画面 生産の総数と統計を計算して表示
オートチェッカと無線で接続し、測定結果などを離れた場所からリアルタイムで確認できます。