コンビニやスーパーに行けば、さまざまな包装形態の商品が陳列されているのが目に入ります。菓子パンや個包装菓子などの「横ピロー包装」、スナック菓子やチョコレートのアソート品などの「縦ピロー包装」、ハンバーグやポテトサラダの「スタンディングパウチ包装」、スライスハムの「深絞り包装」などがあります。
内容物の特性や光、湿度といった外的要因に応じて異なった包装形態が採用されています。これらの商品では、内容物がはみ出す、または内容物の一部が付着した状態で袋の口が圧着(シール)されることがあります。このような不良を一般的に「かみこみ」と呼びます。
今回は、かみこみが起きる要因分析と、包装形態ごとの代表的なかみこみ事例を解説します。併せて、かみこみを起こした商品が市場へ流出するのを防ぐために、Ⅹ線を使ったかみこみ検査をご紹介します。
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