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MX702910A ホームネットワーク機器の通信試験

ネットワークテスト環境を1台のPC上で実現

MX702910A

概要

現在、デジタルテレビ、ビデオレコーダ/プレイヤ、家庭用ゲーム機、あるいはモバイル端末など、一般家庭で使用される電子機器の多くがネットワーク機能を備えており、その数はさらに増加を続け、またより高度なネットワーク機能やサービスの利用が進んでいます。

かつてはハイエンド機のみに搭載され、家庭内に設置された同一メーカー製品の間のみで相互接続性を実現していましたが、いまや低廉な製品にまで高度なネットワーク対応機能が搭載され、異メーカー製品間の連携やインターネットを介したサービス・機能なども必須となってきています。

このような多種多様なネットワーク機能が搭載された電子製品は、相互接続性の検証や認定試験などが欠かせません。一般消費者が安心して安定利用できるようにするためには、正常通信だけでなく、様々な異常通信状態をテストすることが不可欠です。

このようなテスト要件に対して、「MX702910A ネットワークエミュレータ」をテストツールとして採用することによって、次のような様々なアドバンテージが得られます。

多種多様な通信シーケンスの定義が可能

平易なスクリプト言語により、多種多様な通信シーケンスを定義することが可能です。例えば、UPnP対応機器を試験する場合、UPnPを構成する数々の通信プロトコルとその上で交換される多種多様な情報メッセージを組み合わせたテストケースを定義し、これを実行することによって、テスト網羅度を拡大できます。また、LLDPやPPPoEなどのレイヤ2プロトコルを組み合わせたテストも実現でき、さらにテストの幅を広げることができます。

試験対向機器のバリエーションを補う

市場では既に様々なホームネットワーク対応機器が販売されていますが、それらの全てを入手して対向試験を行なうのは現実的ではありません。その代替手段として「MX702910A ネットワークエミュレータ」を導入し、試験対向機器のバリエーションを補うことが現実的な解となります。また、「MX702910A ネットワークエミュレータ」であれば、実物ではなかなか思うように発生できない特殊な通信動作も意図的に実現させることが出来ます。

IPv6対応機器のテスト環境も容易に構築

IPv6対応機器のテスト環境も容易に構築でき、その設定や操作もシンプル。まだIPv6が絡んだ試験にあまり馴染みがなくても、煩わしい接続や設定を行なうことなくテストを実施できます。IPv4・IPv6共に、DHCPサーバ機能とDNSサーバ機能を標準搭載しているため、他の機材の追加調達も不要です。

膨大なテストケースを自動で連続実行

「MX702910A ネットワークエミュレータ」の連続実行機能を併用することにより、膨大なテストケースを自動で連続実行することが可能です。特に、製品バージョンアップの際のレグレッション・テストでは強力なツールとなります。

シンプルかつコンパクト

たった1台のPCで、複数の対向機器の役割をエミュレートでき、そのそれぞれの動作にも様々なバリエーションを与えることができます。1台のPCであるため、設置・設定やテスト操作も簡単になります。

以下に、ホームネットワーク機器に対する「MX702910A ネットワークエミュレータ」による試験構成およびシーケンス例を紹介します。

例:テスト対象機器が他の複数の機器から情報要求される状況をエミュレート

テスト対象が自らマルチキャストメッセージを送信することによって、ネットワーク上の他の機器がその存在を認識し、テスト対象機器が持つ機能や情報などを問い合わせてくるような場面を想定したものです。例えば、UPnPにおけるデバイス検出などがこれに類似したシーケンスとなります。

ホームネットワーク機器の通信試験

この例では、次のようなシーケンスによってテスト対象機器と「MX702910A ネットワークエミュレータ」によってエミュレートされたノード1~ノード3の間で情報交換を行います。

  1. NOTIFY
    テスト対象機器が自身の存在をマルチキャストメッセージによって近隣ノードへ通知する。

  2. GET DEVICE-INFO
    テスト対象機器からの同報メッセージにより、「MX702910A ネットワークエミュレータ」によってエミュレータされたノード1~ノード3のそれぞれがテスト対象機器に対して情報一覧の提供を要求する。

  3. REPLY DEVICE-INFO
    テスト対象機器は、ノード1~ノード3からの要求に応じて自身が持つ情報の一覧を返送する。

  4. GET SERVICE-INFO
    ノード1~ノード3は、テスト対象機器からの情報一覧を得ると、そのリストの中からそれぞれが必要とするサービスを選び、改めてテスト対象機器に対してその機能(X~Z)に関する詳細情報の提供を要求する。

  5. REPLY SERVICE-INFO
    ノード1~ノード3は、要求した機能X~Zに関する情報を得ることにより、以後のテスト対象機器との間で高度な連携動作を実現することができるようになる。

以上のような比較的に単純な通信手順であっても、メッセージ種別、パラメータ、あるいは細かなシーケンスのバリエーションなどを組み合わせると、テスト項目も膨大な数となりますが、エミュレーションツールによって代替させることによって、その労力・コストや所用期間の大幅な削減が期待できます。

  • UPnP:Universal Plug and Play
    "UPnP"はUPnP Implementers Corporationの商標です。本製品はUPnP認証を取得するための試験ツールではありません。
  • LLDP:Link Layer Discovery Protocol
  • PPPoE:PPP over Ethernet
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