工場出荷前の品質保証ソリューションを提供
最近でも時々世間を揺るがす食品への異物混入。あってはならない事故をいかに防ぐかが課題となる中、食品や医薬品の生産ラインにおいては、異物の検出が不可欠になっています。オートチェッカで緊密な関係を結んだお客さまから、こうした異物検出への対応を相談されたことが、異物検出ソリューション開発のきっかけでした。
(出典:国民生活センター)
最初のソリューションは、金属検出機でした。空港の保安検査場で用いられるボディチェック用の検査機と同様、磁界の揺らぎを利用して金属片を検出する装置です。1977年、まずOEM供給された金属検出機の販売を開始。しかし、お客さまの現場ごとに最適な機器を提供するためには自社開発がかかせなかったことから内製化を進め、1981年に成功しました。
品質保証のニーズと検査機器の製品開発は、相互依存の関係があります。アンリツは、お客さまとのコミュニケーションを重ねながらニーズを吸い上げ、金属検出機を進化。対象物の大きさに応じたゲートサイズや内部アルミ蒸着などの包装、多様なコンベア幅への対応などラインナップを揃えていきました。
初代金属検出機