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無限の可能性を秘めたBluetooth 5

Bluetooth®は2016年だけで30億のデバイスに搭載されており、その出荷数からもっとも成功した無線通信技術の一つといわれています。相互接続性や製造コストの良さから、IoTを実現する技術として注目されてきました。2016年12月、待望の最新バージョンBluetooth 5が登場し、無限の可能性を秘めたIoTを推し進める主役に躍り出ようとしています。

Bluetoothは、近距離でスマートフォンやPCと、その周辺機器をケーブルなしで接続するオープン仕様の無線技術として発展してきました。他の多くの無線通信システムと異なり、基地局やWi-Fiアクセスポイントなどのインフラを必要とせず、無線デバイス同士で直接、音声やデータ交換を行い、効率的な通信を実現できます。

Bluetooth 5では、その強みを生かしたうえで、2.4 GHz ISMバンドや隣接のLTEバンドとの干渉防止機能の強化や、通信距離、速度、セキュリティを向上させることで、IoTの実現に必要とされる機能を高めることに焦点を当てています。

→Bluetooth 5に準拠のRF試験の要求を満たすアンリツの最新Bluetoothテストセット MT8852Bについてはこちらです。

 

IoTに照準したBluetooth 5、その新機能とベネフィットとは ?

Bluetooth 5の大きな特徴として、Bluetooth Low Energy(BLE)への2 Mbps通信とBluetooth Long Range(LE Codedとも呼ばれている)機能の追加があります。低消費電力を維持したまま、通信速度を2倍、通信距離を4倍、ブロードキャストの通信容量を8倍に機能が拡張されました。今後、オートモーティブや、スマートシティ、スマートインダストリー、スマート農業などの分野で用途の拡大が期待されています。

最新規格Bluetooth 5のIoT応用例

通信速度 ×2

  • Bluetooth 4.2の2倍の帯域幅を持ち、最大2 Mbps
  • 通信時間の短縮により消費電力を最適化

通信距離 ×4

  • 住宅および建物全体をカバーし、 より信頼性が高い接続を提供
  • IoTに必要な長距離通信モードを追加、データレート125 kbpsと500 kbpsの2モード

通信容量 ×8

  • 255オクテットまでのより大きいデータパケットをサポートし、ブロードキャスト通信容量が増加
  • より効率的なアドバタイジングチャネルを使用
  • 位置状況を提供するビーコンのような“コネクションレス” IoT サービスを実現

 

Bluetooth 5 の物理層(Bluetooth LE)の変更とは?

Bluetooth 5 LEの物理層は三つに分類できます。

LE 1 Mbps: Bluetooth 4.0/4.1/4.2のデバイスに使用される物理層
LE 2 Mbps: 2LEとも呼ばれます。
LE Coded : Bluetooth Long Range(BLR)とも呼ばれます。
LE Codedは、エラー訂正コードです。エラー訂正情報をユーザデータに追加することによって、より長い通信距離を実現します。データレート低減と引き換えに伝送の信頼性を向上させることができます。

表1: Bluetooth 5 物理層(BLE)の要約

Bluetooth最新規格Bluetooth 5の物理層を説明する表

 

Bluetoothテスタセット MT8852Bの新機能

Bluetooth テストセット MT8852BはBluetooth SIGのテスト仕様に準拠したRF試験を行うBluetooth専用の計測器です。Bluetooth Core仕様バージョン1.2、2.0、2.1、3.0+HS、4.0、4.1、4.2に続き、最新の5.0にも対応しています。BluetoothモジュールやデバイスのRFテストや接続性テストなどの多くのテスト項目に対応しており、R&Dや製品検証、製造工程での幅広い用途に利用できます。


Bluetooth 5.0対応機能(オプション)

MT8852Bが従来から対応していたBluetooth Low Energyのテストケースに加え、2LEとBLRに対応する新たな測定オプションです。

  • 2 Mbps Low Energy PHY(2LE)をサポート
  • LE Codedとも呼ばれるBluetooth Low Energy Long Rang(BLR)をサポート

MT8852Bを使用するメリット

  • 試験の信頼性が向上
    • Bluetooth5 RFテスト仕様に準拠した試験に対応
    • Bluetoothロゴ認証試験の事前評価に最適
  • 簡単操作
    • HCI(Host Control Interface)を用いて自動制御(RS232、USBなど)
    • 内蔵のスクリプトを用いてボタン1つで各試験項目の測定に対応
  • SoCベンダとのデータ相関や技術サポートがスムーズ
    • 主要SoCベンダの基準測定器として採用

 

アンリツのBluetoothテストセットについて

アンリツは、1999年以来、Bluetooth技術開発の最前線に立ち、進化する標準規格に沿って製品を開発しています。

アンリツのBluetooth テスタセットが最新規格Bluetooth 5に対応

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製品について詳しく

Bluetooth テストセット MT8852B
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ユニバーサルワイヤレステストセット MT8870A

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