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テレマティクスシステムの評価を効率的にする方法とは

セルラプロトコル評価環境とIPネットワーク接続環境を通じて「コネクテッドカーの進化」をサポート

クルマが事故にあった時の緊急通報や目的地までの最新の地図情報を入手したり、映像のストリーミングサービスやWeb検索など、「クルマとクルマ/人/サービス」が通信ネットワークを経由してつながり、クルマの安心・安全や自動運転といったより快適な運転環境の実現が期待されています。コネクテッドカーを支える無線通信技術に関する通信方式・プロトコルは多岐にわたり、eCallに代表されるように新たな車載規格も登場するなど、クルマを取り囲む無線通信技術は複雑さを増しています。

テレマティクスシステムの開発エンジニアは、このように日々進化する無線通信技術への対応を迫られ、その開発・評価作業の負担は増すばかりです。

テレマティクスシステムの開発・評価はどのようにすれば、効率化・省力化できるのでしょうか?

ここでは、テレマティクスシステムの開発・評価について、シグナリングテスタ MD8475Aを用いた効率化・省力化についてご説明します。

 

【ホワイトペーパー】
テレマティクスのプロトコル概要
   [全18ページ、Ver.1.00、2016年3月掲載、1.97 MB]
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IMSの概要 connected carの通信サービスを支えるインフラ
   [全14ページ、Ver.1.00、2016年7月掲載、2.39 MB]
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コネクテッドカーに必要な車載無線端末の通信試験の課題

テレマティクスサービスは、国際的に注目される技術トレンドである“コネクテッドカー”の中心技術であり、最新のセルラ通信方式を採用し、発展を続けています。「クルマとクルマ/人/サービス」の間には、車載無線端末と各種通信端末間の通信・通話を担うセルラプロトコルおよび、各種サービスを提供するIPネットワークが介在しており、テレマティクスシステムの評価にはラボ内でこのような実際の通信ネットワークを疑似的に実現することが基本となります。

コネクテッドカーに必要な車載無線端末の通信試験の課題

テレマティクスシステム評価におけるセルラプロトコル、IPネットワーク評価環境をラボ内で実現

テレマティクスシステムの開発・評価では、フィールドでの実運用評価の前に可能な限りのテストを実施し、課題を抽出・対策することで、後工程であるフィールド評価を効率化・省力化できます。これによって、テレマティクスシステムの品質向上を図り、かつトータルコストを抑えることができます。
そのためには、さまざまなセルラプロトコル環境をラボ内で構築し、テレマティクスシステムの各開発段階での評価を実施することになります。セルラプロトコル評価環境構築にはシグナリングテスタと呼ばれる、無線基地局と無線端末のさまざまな通信状況を再現する測定器を用いますが、ラボ内でのセルラプロトコルおよびIPネットワーク評価環境を実現するには、下記の課題を解決する必要があります。

課題1. テストシナリオ作成というハードル

一般的にラボ内のセルラプロトコル評価環境構築にあたっては、無線測定器ベンダからテストシナリオと呼ばれる、セルラプロトコル評価環境を構築しテストを実施するための手順(プログラミング言語で実装)を作成・入手する必要があります。しかし、テストシナリオの作成はセルラプロトコルに対する専門的な知識が要求される煩雑な作業です。

課題2. IPネットワーク接続試験による実サービスサーバとの接続検証

テレマティクスシステムに対応する車載無線機を搭載するTCU、ダッシュボード、および完成車の商用化前評価時には、実際の運用環境に近い状況での評価が重要です。そのため、セルラプロトコルだけでなく、テストサーバおよび実サーバへのIPネットワーク接続をはじめとする「実サービス、ユースケース」に即した品質検証試験が強く求められます。

これらの課題を解決することでテレマティクスシステムの開発・評価を効率化・省力化することができます。

 

車載無線端末の通信試験を1台で実施 -アンリツのテレマティクスソリューション-

シグナリングテスタ MD8475Aは基地局と車載無線端末の多様な通信状況を再現する基地局シミュレータです。基地局と車載無線端末の多様な通信状況を容易に再現できるユーザインタフェース「SmartStudio」を搭載しているので、テストシナリオを作成する必要がなく、開発者は無線通信技術に関するごく基本的な知識だけで、適切なセルラプロトコル評価環境を容易に実現できます。また、シグナリングテスタ MD8475Aは第2、第3世代およびLTEなどの多様な通信規格に対応しており、複数の基地局による複数通信方式環境下でのモビリティ試験、内蔵IMSサーバを用いたVoLTE試験環境に対応し、コネクテッドカーに求められる通信機能試験を1台で広範にサポートするなど、コストパフォーマンスに優れています。

テレマティクス評価における無線評価環境をラボ内で実現

シグナリングテスタ MD8475Aは基地局シミュレータとしては業界唯一、IPネットワーク接続試験を実現できます。実網環境を利用できない商用化前フェーズにおいて、自社ラボ内でテストサーバ、実サーバを使用して製品の品質確認を行うことで、フィールドテストにかかる工数の削減に貢献します。

 

  =事例=  eCall、ERA-GLONASSの義務化

テレマティクスサービスの中には、eCall、ERA-GLONASSに代表される人命にかかわる通信サービスの実用化に向け、通信の確実性が最重要課題となっています。いずれもセルラ通信ネットワークを用いて自動車衝突事故発生時に迅速な援助を実現するシステムであり、欧州では2018年4月から、ロシアでは2017年1月以降から販売されるすべての新車へそれぞれeCall、ERA-GLONASS対応通信機器の搭載が義務化される予定になっています。

eCall、ERA-GLONASSの義務化

eCall、ERA-GLONASS通信モジュールのセルラプロトコル評価環境構築

eCall対応通信モジュールや、それを実装する完成車としての評価では、ETSI(欧州電気通信標準化機構)が策定したテストケースを用いての試験が必須であり、このテストケースの実行を可能とするテスターが必要とされています。また、ERA-GLONASS対応通信モジュールや、それを実装する完成車の評価でも、ロシア政府の定めるERA-GLONASS規格GOST R 55530に準拠した試験を所定の認証機関で行う必要があります。eCall、ERA-GLONASS通信モジュール、システムの動作を確実に評価、検証するには、これら専用のテストケースに従い、セルラプロトコル評価環境を構築し、開発の各段階で評価することが重要です。

シグナリングテスタ MD8475AはETSIが策定するeCallコンフォーマンス規格EN 16454に対応しています。また、ロシア版車両緊急通報システムERA-GLONASS規格GOST R 55530に対応しており、その試験自動化を行うことができ、ユーザーの測定に要する時間短縮に貢献します。さらに、ロシア政府認定の試験機関でも導入実績があることから、認証機関と同等の環境でERA-GLONASS規格に沿うプレ試験をMD8475Aで行うことができます。このようなeCall、ERA-GLONASS専用のテストケースでの評価を実施することで、規格に対するOK、NGの判定を事前に行うことができ、本試験後の手戻りに伴う評価コストの上昇を防ぐことができます。

 

テレマティクスについてさらに詳しく

【ホワイトペーパー】 テレマティクスについてのソリューション 資料ダウンロードページへ

(IMSの概要 connected carの通信サービスを支えるインフラ)

テレマティクスのプロトコル概要
   [全18ページ、Ver.1.00、2016年3月掲載、1.97 MB]
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IMSの概要 connected carの通信サービスを支えるインフラ
   [全14ページ、Ver.1.00、2016年7月掲載、2.39 MB]
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【製品紹介】
MD8475Aを活用したテレマティクスシステム評価
   [全24ページ、Ver.2.00、2017年5月更新、3.79 MB]
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eCall/ERA-GLONASS試験ソリューション
   [全25ページ、Ver.1.00、2016年7月掲載、3.89 MB]
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シグナリングテスタ MD8475A
   [全18ページ、Ver.1.00、2016年7月掲載、3.69 MB]
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シグナリングテスタMD8475Aについてさらに詳しく

 

アンリツのオートモーティブテストソリューション
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