5Gにおいては、OTA試験が主流の測定手法になっています。よって、RFコンポーネントの性能評価においても、基地局シミュレーターを使用いただき、RFコンポーネントが完成品に実装された状態にて、実際の動作を検証いただくことが求められています。
特にミリ波は課題で、ミリ波帯スマートフォンを例にとっても、アンテナがフロントエンドモジュールに統合されているため、試験実施時の接続ポートが無いといった構造になっています。したがって、OTA試験という手法で、研究開発段階からアンテナと基地局間の接続を確認し、RF性能を検証する必要があります。