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10/100G、OTDR、CPRI試験を1台で。拡張性、操作性に優れたポータブルテスタ
この一台で、5G基地局のインタフェースとなるeCPRI/RoEのスループットや遅延測定、高精度な時刻同期試験もサポート。
- 業界最小クラス、モジュール型のポータブルテスタ。試験に合わせて測定モジュールを組み合わせ
- 現場の開通、保守(保全)試験手順を自動化し時間短縮、効率化。SEEK機能
- 大画面カラータッチパネル(9インチ)で直感的に操作
- VNCによるリモート操作により、遠隔地から長期継続試験が可能
- WLANにより無線環境で制御が可能*1
- 専用のファイバスコープを使用し光ファイバのフェルール端面のキズや汚れを確認可能
- Linux OSを採用*2し、安定した試験環境を提供
- 測定モジュールは後付可能。工場引き取り不要
*1:WLAN機能はオプションです。WLANオプションは認定を受けた国・地域で利用できます。 →
認証済みリスト
なお、認証された国について事前の連絡なしに変更される場合があります。
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10/100G、光ファイバ、モバイルフロントホールなどの開通、保守(保全)業務を効率化
10/100G通信、光ファイバ、モバイルフロントホールなどの開通、保守(保全)では、評価する対象が異なるため、測定器に求められる機能は異なります。
一方で光ファイバの端面のキズや汚れの確認など、実施しなければならない共通の評価項目もあります。ネットワークマスタ プロ MT1000Aの10G/100G、OTDR、CPRIの各モジュールは後付可能ですので、光ファイバ敷設やネットワークの開、保守(保全)、モバイル基地局およびアンテナ設置(CPRI)など用途に合わせて各モジュールを組み合わせ、必要な機能を持ち運ぶことができます。
MT1000Aはタッチパネルを採用し、直感的な操作性を実現しました。PDF、CSV形式でのレポート出力、リモート操作による測定器の遠隔操作や長時間のモニタリングもできます。また、今まで現場で実施していた測定手順・試験をシナリオ化し、ワンボタンで試験の実施が可能ですので、試験者の育成や操作トレーニングの時間も短縮でき、現場での作業時間の短縮、効率化に貢献します。
ネットワークの開通、保守(イーサネット、ファイバチャネル、SDH/SONET、PDH/DSn、OTN)
トランスポートモジュール(MU100010A、MU100011A)
- 1.5 Mbpsから100 Gbpsまでサポート
- メトロネットワークおよびコアネットワークの開通と保守
- キャリアイーサネット回線の開通とトラブルシューティング
- モバイルバックホールの開通と検証
- モバイルフロントホールの開通と検証
- FC(Fibre Channel)で構築されたSAN(Storage Area Network)の検証
- SDH/SONET、PDH/DSnネットワークの迅速で容易な試験
- OTN信号にマッピングされたクライアント信号の試験
- 使いやすく分かりやすいGUIメニュー
- QSFP28、CFP4光モジュールに対応
- ネットワークインタフェースはライセンスオプション、後付Upgrade可。工場引き取り不要
光ファイバ敷設・保守(コア、メトロ、モバイルフロントホール、モバイルバックホール)
OTDRモジュール(MU100020A、MU100021A、MU100022A、MU100023A)
- モバイルネットワークの建設と保守
- モバイルフロントホール/モバイルバックホールの光損失、反射減衰量測定
- 1310 nm/1550 nm SMFモデル
- 1310 nm/1550 nm/1625 nm SMFモデル
- 1310 nm/1550 nm/1650 nm SMFモデル
- 1310 nm/1550 nm/850 nm/1300 nm SMF/MMFモデル
- OTDR、光源、光パワーメータ、可視光源(オプション)を1台に搭載
- 高精度のイベント検出精度を実現するマルチパルス測定手法を採用
- コア/メトロネットワークの長距離レンジ敷設と保守
- 100 km以上の長距離ファイバ、最大1×128分岐のPONネットワーク測定
- 1310 nm/1550 nm SMFモデルは3種類(スタンダード、エンハンスト、ハイパフォーマンス)のダイナミックレンジオプションをラインナップ
- 1310/1550/1625nm SMFモデルはハイパフォーマンスダイナミックレンジモデルをラインナップ
- 1310/1550/1650nm SMFモデルはエンハンストダイナミックレンジモデルをラインナップ
- 多芯ファイバケーブルの敷設に適したConstructionアプリケーションをサポート
- 簡単操作、簡単レポート出力
- Fiber Visualizer機能により、障害箇所をわかりやすく表示
- タッチパネルで簡単操作
- ワンボタンPDFレポート出力
モバイル基地局およびアンテナ設置(CPRI)
CPRI RFモジュール(MU100040B)
- 無線基地局に合わせたCPRIパラメータの自動設定
- ALU/Nokia、Ericsson、HuaweiのCPRI無線装置のLTEスペクトラムの表示
- IQデータからスペクトラム/スペクトログラムを表示し、拡大縮小機能を使用した詳細分析
- アップリンクデータおよびダウンリンクデータの同時測定
- CPRIレイヤのアラーム表示
- BBU エミュレーション機能
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業界最小クラス1.5M~10G/100Gテスタ。進化するネットワークに、頼れるこの1台
今日のメトロネットワーク、およびモバイルバックホール/フロントホールネットワークでは、100Gイーサネット、100G OTN、MPLS-TP、シンクロナスイーサネット、eCPRI/RoE/CPRI/OBSAIなどのテクノロジーが組み合わされ、ますます高度になるとともに、高い信頼性も求められています。ネットワークオペレータでは、従来のネットワークであるSDH/SONETやPDH/DSnや、最新のネットワークであるストレージ系のネットワーク(ファイバチャネル)リンクなどもサポートする必要があり、幅広い対応が求められています。
ネットワークマスタ プロ MT1000Aは、業界最小クラスの小型筐体に、従来から最新までの通信ネットワーク技術に1台で対応しています。
トランスポートネットワークのあらゆるフィールド試験に1台で対応
バッテリー駆動の小型で使いやすいMT1000Aは、10Gマルチレートモジュール MU100010Aもしくは100GマルチレートモジュールMU100011Aを搭載することにより、1.5 Mbpsから100 Gbpsまでの通信ネットワークの開通・保守に必要となる機能、性能を備え、検証試験を強力にサポートします。
- メトロネットワークおよびコアネットワークの開通と保守
- イーサネット、CPRI、ファイバチャネル、SDH/SONETクライアント信号のマッピングを含むOTU4までのOTN、マルチステージマッピング、およびFEC(前方誤り訂正)に対応
- 新しいOTN機能の試験と検証:ODU0、ODUflex
- キャリアイーサネット回線の開通とトラブルシューティング
- RFC 2544、RFC 6349、Y.1564を含むイーサネット試験
- イーサネットOAM
- MPLS-TP、PBB
- モバイルバックホールの開通と検証
- 10 GigEまでのシンクロナスイーサネット試験(ITU-T G.826x)
- 高精度GPS同期発振器(MU100090A)を使用した時刻同期試験(ITU-T G.8265.1、ITU-T G.8275.1)
- モバイルフロントホールの開通と検証
- 100GbpsまでのeCPRI/RoE試験
- 25GbpsまでのCPRI試験
- 6 GbpsまでのOBSAI試験
- 強力なSAN(Storage Area Networking)試験
- 25 Gのイーサネット
- 16 Gbpsまでのファイバチャネル
- SDH/SONET、PDH/DSnネットワークの迅速で容易な試験
- SDH/SONET(STM-1~64、OC-3~192)
- PDH/DSn(E1、E3、E4、DS1、DS3)
現場作業の負荷を自動試験で軽減
MT1000Aは、パソコンなど外部機器を使用しない自動試験機能を搭載しています。あらかじめ用意しておいた、試験手順や合否判定条件を記載したファイル(シナリオファイル)をMT1000Aで実行することにより、自動で試験を行い、合否判断、試験レポートの作成が行えます。
詳しくはこちら→
使いやすさを追求
バッテリで動作する小型でありながら、使いやすい筐体に加え、9インチの大型カラー液晶、見やすい画面表示、タッチパネルによる操作や、遠隔地からインターネットを経由しての操作(リモートGUI)が可能です。さらに、試験手順をシナリオ化し作業者は測定からレポート作成までの作業手順を、ボタン一発で実施可能な自動測定など、開通・保守(保全)における検証作業の効率向上に貢献します。また、MT1000Aは、必要な機能をオプション化することにより、選択、追加ができる拡張性に優れ、導入コストの低減や業務スケジュールに合わせた機能の追加ができます。
2ポート対応
- 1台で2つの独立した試験を同時に実行し、試験時間を短縮
- サービス運用中における双方向でのトラブルシューティング
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モバイルネットワーク構築、ケーブルの光ファイバ化と光ファイバ回線品質の評価
今日では、SNSやインターネットビデオの普及により、スマートフォン、タブレット端末等の通信容量が増大しています。
モバイルネットワークの基地局はさまざまな方法で構築されますが、アンテナを介した無線部分の張りだし設置では、BBUとRRH間の接続に光ケーブルが使用され、CPRI/OBSAIなどの汎用のインタフェースを介しています。このように、モバイルネットワーク回線では、光ファイバの故障探索や伝送品質試験を必要とする環境がネットワークの進化と共に増えてきています。
MU100020A/21A/22A/23A OTDRでは、光ケーブル接続間のコネクタの汚れや損傷、過剰な光の反射に伴う障害点の検出などにより、モバイル光回線の障害探索を強力にサポートします。また、Easy to Use/Easy to Reportを意識したFiber Visualizer機能を採用し、作業効率の改善に貢献します。
光ファイバ回線品質評価に有効な、OTDRアプリケーション
一般に、OTDRの測定では、光ファイバの測定環境に応じて、距離レンジやパルス幅、測定時間など複数の測定条件を設定します。しかし、普段OTDRをあまり使用しない作業者にとってこれらの操作は複雑です。レポートに必要な光回線のOK/NG判断をするにあたり、シンプルなGUI構成と操作であることは、効率的な作業を進めるのに重要です。
MU100020A/21A/22A/23Aでは、わかりやすい操作性を重視し、Standard OTDR測定モード/FTTA測定モード/Construction測定モード/OLTS測定モードの4つのアプリケーションから構成されています。
Standard OTDR測定モード(光ファイバの故障探索や、イベントの評価)
OTDRの測定結果は、光ファイバの長さ、損失、反射の大きさを特定するためのベースとなる波形と、解析結果をサマリーとしてわかりやすく表示したFiber Visualizerの2画面から構成されます。
- イベントアイコンを使用したコネクタ、融着、遠端の種類の特定
- ユーザのしきい値設定を基準としたOK/NG判定表示
各イベントのしきい値は、ユーザで任意に設定できます。工事マニュアルなどで規定されているOK/NG判定基準をあらかじめ設定しておけば、測定対象の光ファイバの障害状況を測定終了と同時に視覚的にわかりやすく判別できます。
FTTA測定モード(FTTAなどの短距離ファイバに特化した測定モード)
モバイルフロントホールのFTTAには、通常数百メートル程度までの比較的短い光ファイバが張られています。このような環境では、作業者によって都度異なる測定条件で測定されると、後のデータ処理に不都合を及ぼすことが多々あります。
FTTA測定では、光ファイバの敷設環境に特化した測定条件をあらかじめ固定し、いつ誰が測定した場合でも同じ条件で測定できるよう配慮されています。
OTDR測定機能と同様に、波形画面とFiber Visualizer画面から各測定結果を分析できます。
Constructionモード(多芯ファイバケーブルの敷設)
Constructionモード”は、簡単な操作で多数の測定実施および測定結果の保存管理作業を大幅に単純化でき、特に多芯ファイバケーブルの建設時においては有効です。
プロジェクト情報(ファイバ数やファイル名など)や測定条件をあらかじめ設定することより、一連の設定が自動化され、作業によるミスをなくすことができ、多芯ファイバ測定の作業効率化に貢献します。
OLTS測定モード(光ファイバの損失測定)
光の物理層測定において、まず基本となるのが光源/光パワーメータを使用した損失測定です。MU100020A/21A/22A/23Aでは、光源と光パワーメータを標準搭載しているため、光ロステストセット(OLTS)として使用することができます。また、測定結果はロステーブル上で管理され、個々のデータは設定した基準値を基にOK/NG判定できます。
主な規格
OTDRモジュール MU100020A
形名 |
MU100020A-020 |
MU100020A-021 |
MU100020A-022 |
波長 |
1310 nm/1550 nm ±25 nm |
被測定ファイバ |
シングルモードファイバ(SMF)
10 µm/125 µm
ITU-T G.652 |
パルス幅 |
3、10、20、50、100、200、500、1000、2000、4000、10000、20000 ns |
ダイナミックレンジ |
39 dB/37.5 dB |
42 dB/41 dB |
46 dB/46 dB
25 dB/25 dB(パルス幅:100 ns)
|
デッドゾーン
(フレネル反射)
(IOR = 1.500000) |
≦80 cm(代表値) |
デッドゾーン
(後方散乱光)
(IOR = 1.500000) |
≦3.8 m/4.3 m |
OTDRモジュール MU100021A
形名 |
MU100021A-021 |
波長 |
1310 nm/1550 nm ±25 nm |
850 nm/1300 nm ±30 nm |
被測定ファイバ |
シングルモードファイバ(SMF)
10 µm/125 µm
ITU-T G.652 |
マルチモードファイバ(MMF)
62.5 µm/125 µm |
パルス幅 |
3、10、20、50、100、200、500、1000、2000、4000、10000、20000 ns |
850nm:
3、10、20、50、100、200、500 ns
1310 nm:
3、10、20、50、100、200、500、1000、2000、4000 ns |
ダイナミックレンジ |
42 dB/41 dB |
29 dB/28 dB |
デッドゾーン
(フレネル反射)
(IOR = 1.500000) |
≦80 cm(代表値) |
デッドゾーン
(後方散乱光)
(IOR = 1.500000) |
≦3.8 m/4.3 m |
≦4.0 m/5.0 m |
OTDRモジュール MU100022A
形名 |
MU100022A-022 |
波長 |
1310 nm/1550 nm/1625 nm ±25 nm |
被測定ファイバ |
シングルモードファイバ(SMF)
10 µm/125 µm
ITU-T G.652 |
パルス幅 |
3、10、20、50、100、200、500、1000、2000、4000、10000、20000 ns |
ダイナミックレンジ |
46 dB/46 dB/44 dB
25 dB/25 dB/23 dB(パルス幅:100 ns) |
デッドゾーン
(フレネル反射)
(IOR = 1.500000) |
≤80 cm(代表値) |
デッドゾーン
(後方散乱光)
(IOR = 1.500000) |
≤3.8 m/4.3 m/4.8 m |
OTDRモジュール MU100023A
形名 |
MU100023A-021 |
波長 |
1310 nm/1550 nm ±25 nm 1645 nm~1655 nm |
被測定ファイバ |
シングルモードファイバ(SMF)
10 µm/125 µm
ITU-T G.652 |
パルス幅 |
3、10、20、50、100、200、500、1000、2000、4000、10000、20000 ns |
ダイナミックレンジ |
42 dB/41 dB/35 dB |
デッドゾーン
(フレネル反射)
(IOR = 1.500000) |
≤80 cm(代表値) |
デッドゾーン
(後方散乱光)
(IOR = 1.500000) |
≤5.0 m/5.5 m/6.5 m |
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CPRI RFアップリンク/ダウンリンクのLTEスペクトラムモニタリング
CPRI RFモジュール MU100040BはMT1000Aの測定モジュールの1つで、無線アンテナ部分と伝送装置部分を分離した基地局(張り出し基地局)の設置、保守に使用できます。張り出し基地局は鉄塔の根本、もしくは局舎内に設置された無線機器制御装置(BBU: Base Band Unit)と、鉄塔上部に設置された無線アンテナ機器(RRH Remote Radio Head)を光ファイバで接続、その通信を共通パブリックインタフェース(CPRI: Common Public Radio Interface)プロトコルで通信しています。MU100040Bを使用することにより、地上から光ファイバCPRIリンク経由でRFベースLTEを計測できるようになり、タワーに登るという時間とコストがかかるプロセスを解消することができます。このRFモジュールは2つのSFPポートを備えており、CPRIスペクトラム、CPRIスペクトログラム、SFPデータ、CPRIレイヤ2アラーム、光強度の計測ができます。
また、特定のRRHを制御することができるBBUエミュレーションもできます。
CPRI RFモジュールの用途
- CPRIアップリンク信号への干渉波の存在を特定
- BBUとRRHの間のCPRIリンクのインテグリティを検証
- RRH設置後の動作確認
BBUエミュレーション機能
- 初期化:RRH情報
- SFPデータまたはRRH
- VSWR /リターンロス
- スペクトラム - アップリンク
- レイヤ2アラーム - ステータス・ライト
BBUエミュレーションオプションは、新しく設置されたALU/Nokia製RRHが適切に機能していることをBBUとの接続前に検証することができます。このオプションを使用することで、新しいRRHを取り付ける際に現場作業者の作業を減らすことができます。
CPRI RFモジュール 規格
設定パラメータ |
測定機能 |
CPRIスペクトラム、CPRIスペクトログラム、CPRIレイヤ 2アラーム、 SFPモジュールインフォメーション |
CPRI設定 |
ラインレート、AxCコンテナ#、CPRI BW、無線プリセット(オプション) |
無線プリセット(オプション) |
エリクソン(アップリンク/ダウンリンク)、アルカテル(アップリンク/ダウンリンク)、ファウェイ(アップリンク/ダウンリンク) 、任意設定 |
任意設定 |
IQ Bit Width, Number of Reserve Bits, Aggregation(On/Off) |
帯域幅 |
分解能帯域幅(RBW) |
10 Hz~3 MHz in 1-3-10 sequence ±10 %(–3 dB bandwidth point)平均 |
ビデオ帯域幅(VBW) |
10 Hz~3 MHz in 1-3-10 sequence ±10 %(–3 dB bandwidth)平均 |
ビットレート |
ビットレート1:614.4 Mbit/s
ビットレート2:1228.8 Mbit/s
ビットレート3:2457.6 Mbit/s
ビットレート4:3072.0 Mbit/s
ビットレート5:4915.2 Mbit/s
ビットレート6:6144.0 Mbit/s
ビットレート7:9830.4 Mbit/s |
CPRIパラメータ |
IQサンプル幅 |
10 bits、12 bits、15 bits、16 bits |
帯域幅 |
5 MHz、10 MHz、15 MHz、20 MHz |
Aggregation |
On/Off |
CPRIインタフェース |
SFP(small form factor pluggable)光モジュール 2ポート |
SFP 4.25G |
850 nm |
SFP+ 8G-FC/10G-SR |
850 nm |
SFP 2.7G |
1310 nm |
SFP+ 10G-LR |
1310 nm |
SFP 3.07 Gbps |
1310 nm |
SFP 3.7 Gbps |
850 nm |
SFP+ 10.5 Gbps |
1310 nm |
SFP+ 10.5 Gbps |
850 nm |
移動体通信ネットワークにおけるCPRIテクノロジーへの移行
移動体通信ネットワークの構築は急速に進化しています。ネットワークからより大きなデータスループットを得たいという要望や、運用コストを削減したいというニーズが、無線装置をBBUから切り離したネットワークの実装につながりました。地上に置かれた無線装置が長いRFケーブル配線でタワーマウントアンテナと接続された、従来のマクロセルサイトから、地上のBBUに接続された塔頂のRRHの使用へと移行することにより、セルサイトの導入にさらなる柔軟性がもたらされます。
BBUは、ホストのセルサイトにローカルに設置することも、RRHから25 km以内の位置にあるBBUホテルにまとめることもできます。このBBUの「ホテリング」により、無線リソースのダイナミックな割り当てが可能になり、ネットワークの効率が大幅に向上します。このBBUとRRHの間のインタフェースは通常、CPRI通信規格をサポートする光ファイバケーブルです。CPRI規格は、LTEネットワークの配備に必要となる、低遅延で高速なシリアルインタフェースを実現します。
RRHをBBUから分離することは、セルサイトの機器室の電力消費を削減するだけでなく、空調要件を緩和するメリットもあり、運用コストを大幅に削減します。そのため、無線信号の大きな損失となり得る長いRFケーブル配線の必要性の低下や解消につながる可能性もあります。
BBUとRRHの間のCPRIリンクのテストは、ネットワークの設置や保守を行う現場技術者に新たな課題をもたらしました。無線装置は今や塔頂にある場合もあり、RFの計測にはタワーに登る資格を有する要員が必要となることがありますが、CPRIリンクを使用すれば、タワーに登ることなく地上からRFを計測することができます。
CPRIテクノロジーを実装したCPRIセルサイトでのテストにおける課題
無線装置(RRH)を塔頂に移し、BBU(Base Band Unit)を鉄塔の根本もしくは離れた場所に設置することで、ネットワークの柔軟性と性能が向上するとともに、コストが削減されます。LTEネットワークの配備による高密度化や、スペクトル全般の輻輳により、ネットワークは無線の干渉や相互変調に対して脆弱になりました。そうしたネットワークの劣化は、RRH設置後のスペクトラムモニタリングの際に初めて明らかになる恐れがあります。劣化が大きくなると、通話が途絶えたり、データのスループットが低下したりする現象が発生します。
CPRI RFモジュール MU100040Bは、アルカテル・ルーセント/ノキア、エリクソン、ファーウェイの無線装置のアップリンクまたはダウンリンクのLTEスペクトラムを表示します。
CPRIアップリンク上のLTEアップリンクスペクトラムをモニタリングすることにより、地上から干渉波のモニタリングができます。CPRI RFモジュールMU100040Bは、そうした用途に最適です。