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PCI-SIG®が新たな認証試験プログラム設備としてMP1900Aを採用

2022/02/22

mp1900a-signalqualityanalyzer

アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、PCI-SIG®[※1]が公式試験(コンプライアンス・ワークショップ)にてPCI Express®(PCIe®)3.0/4.0 Link Equalizationテスト(Link EQテスト)[※2]およびReceiver Jitter Tolerance(Rxテスト)[※3]コンプライアンステスト[※4]用の新たな認証試験プログラム設備として、シグナル クオリティ アナライザ-R MP1900Aを採用したことをお知らせします。本採用によりMP1900Aは、今後増加が予想されるPCIe搭載機器の品質評価に貢献します。

背景

PCI Expressは、2003年にPCIe 1.0がリリースされてから、世代が上がる毎に2倍の帯域幅を実現し、2022年現在16Gbps/LaneのPCIe 4.0を正式な規格として、認証プログラムが運用されております。また、PCI Expressは、これまでパソコン、ストレージ等の内部バスインターフェースの高速化を牽引してきており、より通信バスの広帯域化が進むサーバーには必須のインターフェースになっています。

このような広帯域化はIoTやAI等の最新テクノロジーや、Automotive等でも必須の取り組みとなっているため、PCI Expressを採用した機器の需要が高まるとともに、PCI-SIGが開催している認証取得の公式試験に持ち込まれるDUTの数が増加しています。

PCI-SIGの公式試験では、測定器ベンダがPCI-SIGで承認された測定器を用いて認証テストをサポートしていますが、四半期に1回の開催であるため、テスト実施数を増やせないことが課題になっています。このたびPCI-SIGは増加するDUTのPCIe認証試験需要に対応するため、新たに常設のテスト環境を構築し、実績のあるアンリツのMP1900Aを採用しました。

PCI-SIG Chairman and PresidentのAl Yanes氏は以下のように述べています。

「MP1900Aはコンプライアンステスト用測定器として優れた再現性、利便性を持っています。またPCI Express公式試験に認証測定器として使用され、PCI Expressの普及に貢献してきました。今後もアンリツにはPCI Expressへの貢献を期待しています。」

当社のサービスインフラストラクチャーソリューション事業部長の高橋宏之は以下のように述べています。

「アンリツのMP1900Aシリーズは、次世代規格PCIe 5.0測定にも対応しています。さらに規格策定中のPCIe 6.0のサポートも計画しており、PCI Expressの普及、業界の発展に寄与してまいります。」

製品概要

MP1900Aは、業界最高レベルの高品質波形PPG(残留ジッタ115fs rms)と高感度入力ED(Typ.15mV、 Eye height)、高精度のジッタ発生源(SJ、RJ、SSC、BUJ)、CM-I/DM-Iを有したマルチチャネルBERTです。 Link Training機能やLTSSM[※5]解析に対応し、コンプライアンステスト、マージンテスト、トラブルシュートなど多岐に活用いただけます。

MP1900Aについてもっと詳しく

主な特長

PCIe 1.0からPCIe 5.0まで1台でサポート

PCIe 1.0(2.5 Gbit/s)からPCIe 5.0(32 Gbit/s)と将来のPCIe 6.0(64 Gbit/s)へも拡張可能。お客さまの投資コスト低減に貢献します。

マルチベンダのオシロスコープをサポート

複雑なレシーバーテストの測定手順を自動化するソリューションに、主要3社のリアルタイムオシロスコープが対応しています。お客さまが所有するオシロスコープを有効活用し、PCIe 5.0までの規格と将来のPCIe 6.0への対応が可能です。

対象市場・用途

対象市場
ハイエンドサーバ、ハイパフォーマンスコンピュータ
用途
高速電子デバイス、チップセット、メモリカード、グラフィックカードなどの研究・開発

用語解説

[※1] PCI-SIG®
PCI-SIGは、PCIの規格を業界のオープンな規格として管理、運用する業界団体。当組織は会員のニーズに合わせて、業界標準のI/O(Input/Output)仕様を規定している。現在PCI-SIGは、830 を超える業界を代表とする会員企業で構成されており、詳細な情報やボードメンバーについては、ウェブサイトwww.pcisig.comを参照。 *PCI ExpressはPCI-SIGの登録商標
[※2] PCI Express® 3.0/4.0 Link Equalizationテスト(Link EQテスト)
Link Equalizationテストはホスト、エンドポイント間のリンク条件を規定したテストであり、PCI Express3.0は8GT/s、4.0は16GT/sでそれぞれにテスト条件が規定されている。
[※3] Receiver Jitter Tolerance(Rxテスト)
受信デバイスのジッタ耐力を規定したテスト。ジッタとはデジタル信号を伝達する場合、伝送経路の特性や外部環境などの影響を受け、信号の伝達時間が変化する現象。
[※4] コンプライアンステスト
PCI-SIGが制定したテスト方法、合否判定基準により認証を得るために実施されるテスト。
[※5] LTSSM
Link Training Status State Machineの略。PCI Expressでリンク状態を管理するための機構。

関連リンク