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5G VoNRの音声・オーディオ品質評価ソリューションを実現

2021/05/26
アンリツMT8000A/MX800070Aとヘッドアコースティクス社のソリューションで構成

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アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、HEAD acoustics GmbH(本社︓ドイツ ヘルツォーゲンラート、以下ヘッドアコースティクス社)の機器と連携することにより、5G端末における効率的なVoNR音声・オーディオ品質評価ソリューションを実現しました。

5Gテストプラットフォームであるラジオ コミュニケーション テストステーション MT8000Aと、使いやすいGUIを特徴とした制御ソフトウェアSmartStudio NR MX800070Aで5Gモバイルネットワーク環境をシミュレートし、ヘッドアコースティクス社のハードウェアプラットフォームlabCOREと測定・分析ソフトウェアACQUAで構築された音声・オーディオ評価環境と組み合わせることで、5G VoNR[※1]の品質評価を効率よく行うことが可能となりました。

当社モバイルソリューション事業部第2ソリューションマーケティング部長の加藤裕之は、次のように述べています。

「アンリツにとって5G VoNRのような新技術に対応した無線デバイスの測定方法を提供することは重要な取り組みになります。当社のMT8000AおよびSmartStudio NRソフトウェアは、その強みであるパフォーマンス・安定性・使いやすさを活かし、ヘッドアコースティクス社と協力することでVoNRオーディオ品質評価に貢献します。」

また、ヘッドアコースティクス社のテレコムセールスマネージャーChristian Schüring氏は、次のように述べています。

「アンリツのソリューションと互換性を持つことにより、5G対応デバイスの通信品質評価・最適化が可能になったことを大変誇りに思っています。」

開発の背景

世界の主要通信事業者は、5G NR Standalone(SA)モードを2021年から本格的に商用化するため、SAモードによるサービスの普及拡大が予想されます。

5G NR開始当初における、4G LTEを組み合わせたNon-Standalone(NSA)モードでは、VoLTEと呼ばれる4Gを用いた音声サービスが使われてきました。SAモードではコアネットワークが5G専用のものに強化され、音声サービスもVoNRと呼ばれる5G専用方式となるため、新たに音声品質評価が必要となります。

また、当面の間、5G SAネットワークは既存の2G、3G、4Gネットワークと併用して運用されるため、5G SAに対応する端末は2Gから5Gまで、全ての音声品質評価が必要となります。このため、競争力のある商品をいち早く市場投入するためには、複雑化する音声品質試験を効率よく進めていく必要があります。

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各ソリューションの概要

アンリツのSmartStudioは、ステートマシンGUI[※2]による、簡易な操作性・柔軟なパラメータ変更機能を搭載しているため、複雑な設定や操作が不要で、2Gから5Gの基地局およびコアネットワークを手軽にシミュレートできます。ユーザーがテストシナリオを作成する必要がなく、GUIベースでさまざまな端末の評価や性能試験を実施できます。

音声・オーディオ品質評価においても、ネットワーク条件をフレキシブルに設定でき、簡単に評価環境を再現できるため、効率的な分析に役立てることができます。外部制御に対応しているので、お客さまの試験系に合わせた自動化環境を構築することができます。

ヘッドアコースティクス社のlabCOREは、高精度の音声およびオーディオ品質テストのための、モジュール式ハードウェアプラットフォームです。デジタル、アナログ・テレコムおよびオーディオ・デバイスや伝送システムの測定、ヘッドセットやヘッドホンの分析、バイノーラル・イコライゼーション、VoIPレファレンス・ゲートウエイ機能のような多目的の用途に対し、ワンデバイスで対応できます。

また、同社のACQUAは音声・オーディオ品質のテスト・測定システムで、マルチチャンネル信号ジェネレータ機能とマルチチャンネルアナライザ機能が含まれています。labCOREとの組み合わせにより、さまざまな端末のコンポーネンツ、完成品、通信ネットワークがフルに同期したデジタル入出力を介して分析されます。ITU、3GPP、GCF、PTCRB等の国際標準に準拠しています。

MT8000Aについてもっと詳しく

ヘッドアコースティクス社について

ヘッドアコースティクス社は、音と振動分析の総合的なソリューションを提供する世界のリーディング・カンパニーです。音声・オーディオ品質において、測定、分析、最適化、顧客ソリューションおよびサービスを提供しており、ハードウェアとソフトウェアを開発し専門知識を持つパイオニアとして、テレコム分野でも世界的に認められています。ヘッドアコースティクス社は、技術製品のサウンドエンジニアリング、環境ノイズの調査、音声品質エンジニアリング、およびコンサルティング、トレーニング、サポート業務に従事しています。 世界中に多数の販売パートナーが存在し、中国、フランス、イタリア、日本、韓国、英国、米国に子会社があります。

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  • ヘッドアコースティクス社発行のアプリケーションノート(英語のみ)はこちら

用語解説

[※1] VoNR
Voice over New Radioの略。5G NR(New Radio)を使用してIPベースで音声・ビデオ通信を行う技術。5G NRのSAモードにおいて、4G LTEや5G NRのNSAモードでのVoLTEに代わり利用できる。
[※2] ステートマシンGUI
テスト対象の端末の状態を複数のステート(状態)と遷移によって表現したGUI。ユーザーはGUI上の図を見ることにより端末の状態が一目で分かり、テストケースや端末の操作によって状態が遷移する様子を容易に確認することが可能。

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