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業界初、5G FR1+FR2 Dual Connectivityで7Gbps超のダウンリンクスループットの検証に成功

2021/04/02
アンリツのMT8000AとMediaTek社の5GモデムM80が実現

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アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、同社MT8000A ラジオ コミュニケーション テストステーションが、MediaTek社の最新5GモデムM80と共同して、5G SA[※1]モードでのFR1[※2]+FR2[※3]Dual Connectivity(以下、DC)技術と256QAM変調方式を導入し、ダウンリンク(以下、DL)7Gbpsを超えるスループットの検証に成功したことをお知らせします。

アンリツ株式会社は、MediaTek社との最先端5G技術の検証協力を通じて、新しい5Gサービスの普及・発展に尽力して参ります。

当社はMediaTek社とともに、FR1ならびにFR2の技術・機能の開発および検証に注力しており、その中でFR1+FR2 DC、256QAMに基づいたデータスループットの向上に取り組んでまいりました。

FR1+FR2 DCはFR1とFR2双方の技術を組み合わせて、周波数範囲の異なる基地局セルを束ねてデータを送信することにより、ユーザーあたりのデータスループットを向上させる技術です。256QAM変調技術は高度なRF・信号処理技術をベースに、一度の変調で8bitのデータ送信を可能にする高速通信向けの変調方式です。

データスループットの向上は、これまでも高度なモバイルサービスの提供を促進するキーファクターであり、FR1+FR2 DC技術と256QAMの組み合わせにより実現される7Gbps超のDLスループットは、5Gサービスの今後の進展において重要な位置づけを担うことが想定されます。

アンリツ株式会社は、今後も積極的に開発を進め、MediaTek社と共に最先端の5G通信技術実現に貢献していきます。

MediaTek社のワイヤレスコミュニケーションシステムおよびパートナーシップのゼネラルマネージャーであるJS Pan氏は、次のように述べています。

「アンリツ株式会社の強力なテストプラットフォームの導入により、MediaTek 5GモデムM80における最先端技術の機能を検証することができました。今後もアンリツ株式会社との協力により、グローバル5Gモバイルデバイスを開発し、市場に供給していきます。」

また、今回の共同検証の結果について、当社 執行役員 通信計測カンパニープレジデント 島 岳史は、次のように述べています。

「アンリツは、最先端テストソリューションの提供を通してマーケットを牽引するMediaTek社の5G製品開発に貢献できることを嬉しく思います。今後もMediaTek社との良好なパートナーシップで5Gの先端を切り開き、ワイヤレス技術の発展がもたらす豊かなグローバル社会の実現に貢献してまいります。」

製品概要

ラジオ コミュニケーション テストステーション MT8000A

MT8000Aは、RF試験[※4]プロトコル試験[※5]、ファンクション・アプリケーション動作試験、ビーム検証およびビーム特性評価を1台でサポートできるプラットフォームです。5Gチップセットや端末の開発に必要とされるNSA[※6]モードおよびSAモードの基地局シミュレーション機能をサポートするほか、600MHz、2.5GHz、3.5GHz、4.5GHz、6GHz unlicensed bandなどのFR1周波数から24GHz、28GHz、39GHz、43GHzなどのFR2周波数まで、5Gサービスで利用される全ての周波数帯をカバーしています。

加えて、FR1周波数での4x4 MIMO[※7]やFR2周波数での8CC[※8]、256QAMといった通信高速化でニーズの高い機能や最新技術の3GPP Rel.16にも対応しています。

さらに、様々な試験パラメータの設定が可能なソフトウェアなど、操作性に優れたユーザインタフェースを提供しており、柔軟で効率的な試験環境を構築できます。

MT8000Aについてもっと詳しく

用語解説

[※1] SA
Standaloneの略。4G回線との相互接続はせず、5G回線のみでU-Plane、C-Planeの両方の通信を行う技術。URLLC (Ultra Reliability, Low latency Communication = 超高信頼・低遅延通信) などの5Gの特長を最大限に引き出す目的においても重要な技術。
[※2] FR1
FR1(Frequency Range 1)は、5G NRで運用される600MHz - 7.125GHzの周波数帯。
[※3] FR2
FR2(Frequency Range 2)は、5G NRで運用されるミリ波の周波数帯。
[※4] RF試験
携帯端末の送受信特性、パフォーマンスなどを確認するための試験。
[※5] プロトコル試験
携帯端末と基地局間の通信手順が、規格に適合していることを確認するための試験。
[※6] NSA
Non-Standaloneの略。4G回線でC-Plane(Control Plane:制御信号)通信を行い、5G回線でU-Plane(User Plane:ユーザーデータ信号)に特化して通信を行うネットワークで、3GPP Release 15で定義されている通信方式。
[※7] 4x4 MIMO
MIMOは、Multiple Input Multiple Outputの略であり、複数アンテナを使用して同時にデータを送受信し、データ通信の高速化を図った技術のこと。4x4 MIMOは、送信用、受信用で各4本のアンテナを使用したもの。
[※8] 8CC
CCはComponent Carrier(コンポーネントキャリア)の略であり、複数の帯域を束ねて通信速度を高速化する技術(キャリアアグリゲーション)における通信周波数帯域の単位。8CCは8つのコンポーネントキャリアを束ねて通信する。

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