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MP1900A PAM4 PCIeレシーバテスト機能を強化

2020/10/09
PCIe6拡張性とPCIe 3.0/4.0/5.0レシーバテストを1boxで実現

mp1900a-signalqualityanalyzer

アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、シグナル クオリティ アナライザ-R MP1900Aのソフトウェアバージョンアップにより、PCI Express[※1]レシーバテスト機能を強化したことをお知らせします。

本機能強化により、高品質波形の出力性能を持つPAM4[※2] PPG MU196020AがPCIeレシーバテストに対応します。PCIe6(PAM4 32Gbaud)を先行評価、または開発を計画しているお客さまへ、将来のPCIe6拡張性とPCIe 3.0/4.0/5.0レシーバテストを1boxでカバーする測定ソリューションを提供します。

従来のMP1900Aでは実現できなかった業界初の1boxソリューションにより、お客さまのPCIe関連製品の開発における、投資効率と評価効率の改善に貢献します。

背景

5G(第5世代通信システム)は、「超高速大容量(eMBB)」「高信頼・低遅延(URLLC)」「多数同時接続(mMTC)」といった様々な要求条件に対応できるネットワークとして検討が進んでいます。一方、これらの技術革新の基幹となるデータセンタも、高速大容量のデータを処理する必要性がますます高まっています。これにともない、データセンタを構築する伝送装置、サーバ、ストレージなどの内部インターフェースとして導入されているPCI Expressは、PCIe 5.0が規格化されコンプライアンステスト[※3]が2020年末に計画されています。また、PCI-SIG®[※4]では、すでに次世代PCIe 6.0にてPAM4 32Gbaudの採用が決定し規格の策定が開始されています。

対応する測定器についても、PCIe5.0への対応のみならず、PAM4 PCIeに対応するソリューションが求められていました。

新製品概要

シグナル クオリティ アナライザ-R MP1900Aシリーズは、400GbE、800GbE[※5]などの次世代ネットワークインターフェースとPCI Express 4.0/5.0、USB 3.2/4、Thunderboltなどの高速バスインターフェースの設計・検証で必要とされるマルチチャネルBER測定器です。

今回の機能追加により高品質データ出力性能を持つPAM4 PPG MU196020AにてPAM4 PCIe6.0の初期評価をサポートします。また既存のPCIeソリューションで使用しているSI ED MU195040Aと組み合わせることでPCIe 3.0/4.0/5.0のコンプライアンステストをサポートするため、PAM4性能評価とコンプライアンステストを1boxで対応可能です。

その他機能追加の概要

今回のソフトウェアバージョンアップにより以下の機能が追加されます。

  • 高感度性能を持つPAM4 ED MU196040BにてPAM4 BER測定を容易にするイコライザ[※6]サーチ機能
  • PAM4信号のEyeマージンの特性評価に対応するEye Contour機能
  • SI PPG/ED MU195020A/MU195040AにてSAS3/4[※7]DP1.4[※8]のレシーバテスト

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オートメーションソフトについて

PCIe3.0/4.0/5.0、SAS3/4およびDP1.4では、信号の校正・テストを自動的に行うことのできる、Granite River Labs社のオートメーションソフトと組み合わせることにより、再現性の高い測定とテスト負荷低減に貢献します。

対象市場・用途

対象市場
ハイエンドサーバ、ハイパフォーマンスコンピュータ、400GbE通信機器
用途
高速電子デバイス、チップセット、メモリカード、400GbE通信機器のBER測定

用語解説

[※1] PCI Express(PCIe)
PCI Express は、コンピュータと周辺機器を接続するためのバス規格の一つ。伝送速度により、Gen1からGen5まで規格化されている。Gen6の規格を策定中。
[※2] PAM4
PAM(Pulse Amplitude Modulation)は、電圧の振幅(パルスの高さ)を変化させて制御する伝送方式。PAM4では、1タイムスロットの中に4レベルで2ビットの情報を伝達できる。
[※3] コンプライアンステスト
コンプライアンステストPCI-SIGが制定したテスト方法、合否判定基準により認証を得るために実施されるテスト。
[※4] PCI-SIG®
PCI-SIGは、PCIの規格を業界のオープンな規格として管理、運用する業界団体。組織はメンバーのニーズに合致した業界標準のI/O(Input/Output)規格を策定する。現在PCI-SIGは、800近くの業界トップの企業をメンバーとしている。PCI-SIGの詳細な情報やボードメンバーについては、ウエブサイトwww.pcisig.comを参照。(*PCI ExpressはPCI-SIGの登録商標です。)
[※5] 400GbE、800GbE
IEEEで審議、検討されている通信規格。
[※6] イコライザ
伝送信号の周波数特性を最適化するために、データ伝送で使われるシグナルコンディショニング(信号調整)技術の1つ。
[※7] SAS3/4
SAS(Serial Attached SCSI)はコンピュータにストレージ装置を接続するためのインターフェース規格。
[※8] DP1.4
DP(DisplayPort)は映像を伝送するデジタルインターフェースの規格。

関連リンク

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