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ファイバメンテナンステスタが第3回「インフラメンテナンス大賞」優秀賞に貢献

2019/11/28
ONU検知作業の効率化に貢献

MT9090A

アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)が第3回「インフラメンテナンス大賞」で優秀賞を受賞した「電源断ONUの識別技術」において、ネットワークマスタ MT9090A ファイバメンテナンステスタ(以下、FMT)が貢献したことをお知らせいたします。

「インフラメンテナンス大賞」は、総務省が国土交通省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、防衛省とともに社会資本のメンテナンスに係る優れた取り組みや技術開発を表彰するものです。

NTT東日本は、従来FMTをはじめとする各種OTDR[※1]FTTx[※2]の建設保守に採用していましたが、ONU[※3]の状態が、電源OFFなのか未接続なのかの判別ができませんでした。

アンリツは、NTT東日本と共同で、ONUの電源状態にかかわらず簡易に接続先を確認する「末端判別機能」を確立。この機能をFMTに組み込むことで、スプリッタ[※4]先の状態を「ONUの有無」、「ファイバ切断」、「検知エラー」の3つで検出できるようにし、建設・保守作業にかかる時間を大幅に短縮しました。

MT9090Aは小型・軽量(約700g)のフィールド用OTDRです。標準バッテリパックの他、ニッケル水素充電池(NiMH)や単3アルカリ乾電池でも動作可能で、ファイバ試験の初心者でも簡単に扱える「Fiber Visualizer機能」を搭載しています。

アンリツは、これからもお客さまとの対話を重視し、光線路の建設・敷設作業の効率化向上に貢献いたします。

インフラメンテナンス大賞とは

インフラメンテナンス大賞は、日本国内の社会資本のメンテナンス(以下「インフラメンテナンス」といいます。)に係る優れた取り組みや技術開発を表彰し、好事例として広く紹介することにより、我が国のインラメンテナンスに関わる事業者、団体、研究者等の取組を促進し、メンテナンス産業の活性化を図るとともに、インフラメンテナンスの理念の普及を図ることを目的として実施するものです。

開発の背景

FTTxの開通では、工事作業者は事前入手した電信柱のスプリッタの回線データをもとに作業を行いますが、回線データと実際の回線状況の不一致にともない、誤接続・誤切断が発生する場合があります。また、既存のONU検知ツールでは、ONUの電源がOFFの場合ONUの有無が確認できませんでした。

このため、空き回線のないスプリッタを評価する場合、末端の状態を逐次確認するという作業が必要でした。

MU909014B-003を搭載したMT9090Aを使用することで、電源がOFFのONUでも、電信柱からスプリッタの末端状態を確認できるようになります。これにより、誤接続・誤切断の削減、スプリッタや回線の不要な増設の時間を削減することができ、業務効率化が図れます。

製品概要

ネットワークマスタ MT9090シリーズのファイバメンテナンステスタ MU909014A1/B1/15B1は、光ファイバ保守用小型計測器です。ハンディサイズの筐体に、光パワーメータ、可視光源、OTDRを搭載していることに加え、オプションで光ファイバのコネクタ端面の状態を検査できる外付け光ファイバスコープも接続可能。光ファイバの保守に必要な測定が1台で行えます。

今回開発したMU909014B-003はNTT東日本と共同で開発したアルゴリズムを搭載し、スプリッタ先の状態を「ONUの有無」、「ファイバ切断」、「検知エラー」の3つで検出できます。

MT9090についてもっと詳しく

主な特長

屋外への持ち運びが容易に可能
ファイバメンテナンステスタは、700gという小型・軽量のハンディ計測器です。持ち運びが容易であり、高所や狭所などでも簡単に測定作業が行えます。
自動測定を実現
ファイバメンテナンステスタは、自動設定モードを装備しています。光ファイバを接続し、スタートボタンを押すだけで障害解析が行え、計測器の専門知識のない作業者でも簡単に利用できます。
短距離・長距離の光ファイバに対応可能
ファイバメンテナンステスタは、アクセスマスタの広ダイナミックレンジ[※5](37dB)、イベントデッドゾーン[※6]1m、後方散乱デッドゾーン[※7]5mを踏襲しており、短いドロップケーブルから100km超の幹線系光ファイバまで1台の計測器で測定できます。
光ファイバの状態をリアルタイムで確認可能
ファイバメンテナンステスタは、リアルタイム測定機能を搭載しており、光ファイバの接続状況や曲げによる損失状況をリアルタイムで確認できます。

対象市場・用途

対象市場
光ファイバ工事業者およびデータセンタ関連敷設業者
用途
光ファイバの建設・保守作業

用語解説

[※1] OTDR
Optical Time Domain Reflectometerの略。光パルス試験器のこと。レーザ光を使って光ファイバの特性(ファイバ長、損失、接続個所の位置)を測定することができる。
[※2] FTTx
Fiber To The xの略。光ファイバによる有線通信における、ユーザ宅向けの網構成方式の総称。
[※3] ONU
Optical Network Unitの略。PONシステムのユーザ側に設置される装置。PON(Passive Optical Network)は、 1本の光ファイバを分岐させて複数の世帯と通信を行うシステム。
[※4] スプリッタ
光ファイバの分岐装置。
[※5] ダイナミックレンジ
光ファイバ用計測器の性能を表す尺度。光のレベル損失を距離に応じて表示する機能であり、ダイナミックレンジが広いほど、長距離の光ファイバを測定できる。
[※6] イベントデッドゾーン
光ファイバの分離が確認できる最小の距離を表現したもの。短いほど光ファイバの接続位置が容易に確認できる。
[※7] 後方散乱デッドゾーン
光ファイバの接続損失が確認できる最小の距離を表現したもの。短いほど光ファイバの接続損失が容易に確認できる。

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