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MT8000Aがクアルコム5Gモデムの動作検証に貢献

2019/10/01
Snapdragon X55 5GモデムRFシステムの主要機能の動作検証をMT8000Aがサポート。5Gサービスの早期商用化、普及に貢献

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アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、ラジオ コミュニケーション テストステーション MT8000Aが、Snapdragon X55 5GモデムRFシステムの開発検証に採用され、FR1 FDD[※1]モードでのDynamic Spectrum Sharing(以下、DSS)をはじめとしたX55の主要機能の動作検証に貢献したことをお知らせします。

アンリツは、クアルコムの子会社であるクアルコムテクノロジーズとの最先端5G技術の検証協力を通じて、5Gサービスの普及・発展を支援して参ります。

5Gサービスは、現在導入が進んでいるNSA[※2]サービスに加えて、2020年には世界各国でSA[※3]サービスの開始が予定されており、普及が加速していくと予想されます。当社はクアルコムテクノロジーズとともに5Gサービスで必要となる重要機能の検証に注力してきました。

DSSは、1つの無線周波数帯域のリソースを需要に応じてLTEと5Gに柔軟に配分するための技術です。このDSS機能により、5G端末ユーザとLTE端末ユーザが混在する5Gサービスの導入期において、LTE端末ユーザの快適な通信を確保しつつ、同一周波数帯域で5G端末ユーザに高速な5Gサービスを提供することが可能となります。

また、DSSの使用で、オペレータは、周波数帯域の再編を待つことなく、LTEが現在使用している帯域に5Gサービスを迅速に展開できるため、周波数資源の有効活用と4Gから5Gへの円滑なサービスの移行が実現されます。

MT8000AはDSSの他、Massive MIMO[※4]や、5Gコアネットワークスライシング[※5]技術であるService Data Adaptation Protocol(SDAP)[※6]など、Snapdragon X55 5GモデムRFシステムに搭載される高度な5G機能の試験にも活用されています。

アンリツ株式会社は、今後も積極的に開発を進め、クアルコムテクノロジーズと共に最先端の通信技術実現に貢献していきます。

クアルコムテクノロジーズのエンジニアリング担当副社長であるJon Detra氏は、次のように述べています。

「アンリツの強力なテストプラットフォームの導入により、我々のソリューションの最先端5G技術を業界に先駆けて検証することができました。今後もアンリツとの協力を継続し、高品質の5Gデバイスを開発、商用化し、モバイルエコシステムをサポートしていきます。」

また、今回の共同検証の結果について、当社執行役員 計測事業本部長 徳家 努は、次のように述べています。

「アンリツは、最先端テストソリューションの提供を通してモバイル業界の主要リーダーであるクアルコムテクノロジーズの5G製品開発に貢献できることを嬉しく思います。今後も、次世代のワイヤレス技術を実現するという目標を共有し、5Gエコシステムの発展に貢献していきます。」

製品概要

ラジオ コミュニケーション テストステーション MT8000A

MT8000Aは、RF試験[※7]プロトコル試験[※8]、ビーム検証およびビーム特性評価を1台でサポートできるプラットフォームです。5Gチップセットや端末の開発に必要とされるNSAモードおよびSAモードの基地局シミュレーション機能をサポートするとともに、Sub-6GHz(FR1)におけるデータ通信を高速化する4x4 MIMO[※9]や、ミリ波(FR2)の広帯域化を実現する8CC[※10]などの最新技術にも対応しています。

また、600MHz、2.5GHz、3.5GHz、4.5GHzなどのSub-6GHz帯や、28GHz、39GHzなどのミリ波帯のような、初期の5Gサービスで利用される主要な周波数帯をカバーしています。

さらに、様々な試験パラメータの設定が可能なソフトウェアなど、操作性に優れたユーザインタフェースを提供しており、柔軟で効率的な試験環境を構築できます。

MT8000Aについてもっと詳しく

用語解説

[※1] FDD
FDDはFrequency Division Duplexの略であり、5G NRで採用されている端末・基地局間の双方向通信方式の一つ。ダウンリンク(基地局から端末)とアップリンク(端末から基地局)のそれぞれの通信に別の周波数帯域を割り当てて双方向通信を行う。
[※2] NSA
Non-Standaloneの略。4G回線でC-Plane(Control Plane;制御信号)通信を行い、5G回線でU-Plane(User Plane;ユーザデータ信号)に特化して通信を行うネットワークで、3GPP Release 15で定義されている通信方式。
[※3] SA
Standaloneの略。4G回線との相互接続はせず、5G回線のみでU-Plane、C-Planeの両方の通信を行う技術。URLLC(Ultra Reliability, Low latency Communication;超高信頼・低遅延通信)などの5Gの特長を最大限に引き出す目的においても重要な技術。
[※4] Massive MIMO
Massive MIMOとは、多数のアンテナを使用して通信の品質や接続キャパシティを向上させる技術で、5Gの特長である高速通信や多数同時接続の実現に必須となる。
[※5] ネットワークスライシング
通信ネットワークを仮想的に分割する技術で、サービス要求条件に応じてネットワーク構成やリソースを分割できる。
[※6] Service Data Adaptation Protocol(SDAP)
U-Planeのプロトコルスタックの1つで、5Gで新たに拡張された。IPフロー単位でのよりきめ細やかなQoS制御(優先度や帯域の制御)が可能となる。
[※7] RF試験
携帯端末の送受信特性、パフォーマンスなどを確認するための試験。
[※8] プロトコル試験
携帯端末と基地局間の通信手順が、規格に適合していることを確認するための試験。
[※9] 4x4 MIMO
MIMOはMultiple Input Multiple Outputの略であり、複数アンテナを使用して同時にデータを送受信し、データ通信の高速化を図った技術のこと。4x4 MIMOは、送信用、受信用で各4本のアンテナを使用したもの。
[※10] 8CC
CCはComponent Carrier(コンポーネントキャリア)の略であり、複数の帯域を束ねて通信速度を高速化する技術(キャリアアグリゲーション)における通信周波数帯域の単位。8CCは8つのコンポーネントキャリアを束ねて通信する。

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