Skip to main content
MENU

KT Corporationが、フィールドマスタ プロ™ MS2090Aを採用

2019/07/03
世界初の5Gネットワークの性能検証用測定器として使用

MS2090A

アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、韓国の大手モバイルオペレーターであるKT Corporation(以下KT社)が、当社のフィールドマスタ プロ™ MS2090Aを採用したことを、お知らせいたします。

MS2090Aは、基地局用ハンドヘルド測定器で5G(Sub-6GHzおよびミリ波)の変調[※1]解析をサポートするとともに、Sub-6GHzの3次高調波[※2]となる14GHzまでのスプリアス[※3]、高調波測定などが行えます。

KT社はこの測定機能・性能を評価し、5GのSub 6GHzネットワーク検証用測定器として採用しました。

KT社は、2018年12月1日に世界で初めて5Gサービスを導入しました。2019年4月には、スマートフォンに対応したサービスを開始し、ソウルや主要都市の一部で展開しています。今後、MS2090Aを用いて5Gネットワークを拡充し、24の主要都市、主要輸送ルート、大学、ショッピングエリアに5Gサービスを拡大する予定です。

KT社のMr. Oh Bum Seok, Vice President of Mobile Access Network Quality Departmentは、今回の採用に際し、次のコメントを発表しています。

「アンリツは、当社の5G NR基地局の建設・保守に最適なテストソリューションを提供しており、安定した5Gサービスの提供に貢献しています」

製品概要

フィールドマスタ プロ™ MS2090Aは、7モデルで構成され、9kHzから9/14/20/26.5/32/43.5GHzおよび54GHzまでの周波数範囲をカバーしています。表示平均ノイズレベル(DANL)[※4]-160dBm未満、2信号3次相互変調歪(TOI)[※5]+20dBm(代表値)など、最高クラスの性能を備え、高精度でスペクトラムクリアリング(周波数の空き状況)、アンテナアライメント[※6]、高調波および歪み測定が可能です。

また、変調解析帯域幅は100MHz、位相ノイズ[※7]は100kHzオフセットで‒110dBc/Hz(@1GHz、代表値)と最高クラスを実現しており、デジタル無線システムにおける高精度なスペクトラム測定が行えます。

さらに、±0.5dB(代表値)の振幅確度により、送信機パワーおよびスプリアス測定において、信頼性の高い結果が得られます。

フィールドマスタ プロ™ MS2090Aについてもっと詳しく

用語解説

[※1] 変調
無線通信システムでは、情報を電気信号に変換して伝送する。変換した電気信号を電波に乗せるための処理を変調と呼ぶ。
[※2] 高調波
ある周波数成分をもつ波動に対して、その整数倍の高次の周波数成分のこと。元々の周波数を基本波(fundamental)、2倍の周波数を持つものを2次高調波(Second harmonic)、さらにn倍の周波数を持つものをn次高調波と呼ぶ。無線機から送信する電波は、電波法により高調波の量が制限されている。
[※3] スプリアス
設計上意図した信号以外の不要な周波数成分。
[※4] 表示平均ノイズレベル
測定器内部で発生する雑音の平均値。スペクトラムアナライザの性能を表す指標の一つとして用いられ、この値が測定できる入力信号の下限となる。
[※5] 2信号3次相互変調歪
スペクトラムアナライザに2つの信号が同時に入力されたときに、内部で発生する信号の歪み。スペクトラムアナライザの性能を表す指標の一つとして用いられ、この値が大きいほど高精度な測定が可能となる。
[※6] アンテナアラインメント
マイクロ波やミリ波を利用した通信システムでは、パラボラアンテナなど指向性が強いアンテナが使用されるが、アンテナ同士が正しく向き合っている必要がある。このアンテナの向きの調整。
[※7] 位相ノイズ
信号の質を表す指標の一つ。SSB位相雑音ともいい、特定のオフセット周波数にてキャリア(C)とノイズ成分(N)との比で表す。

Confirm your country below to see local events, contact information and special offers.