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業界初の完全自動試験で、LTE Category M機器の
生産性向上・生産コスト削減を実現

2017/12/22
MT8870A用LTE Category Mソフトウェアの販売を開始

mt8870a-02

アンリツ株式会社(社長 橋本 裕一)は、ユニバーサルワイヤレステストセット MT8870Aの測定規格を拡充。新たに、LTECategory M[※1]機器を評価できる「Category M FDD Uplink 送信測定 MX887065A」と「Category M FDD Downlink 波形ファイル MV887065A」、「フル自動測定プログラム」を開発。12月22日から販売いたします。

今回開発したソフトウェアは、次の3種類です。
•Category M FDD Uplink 送信測定 MX887065A
•Category M FDD Downlink 波形ファイル MV887065A
•フル自動測定プログラム

これらをMT8870Aに実装することで、LTE Category M機器の量産試験用測定器では、業界初のターンキーシステム[※2]として使用でき、最大4台の機器のRF送受信特性[※3]を完全自動かつ世界最高水準の速度で評価できます。測定を自動化するための制御プログラムの開発が不要となり、生産性向上、コスト削減に貢献いたします。

LTE Category Mは、License Band LPWA[※4]をベースにした無線技術であり、スマートシティ、貨物等の追跡監視のほか、音声通話をサポートしていることから緊急通報システムへの応用も期待され、測定器のニーズが高まっています。

アンリツはすでにMT8870Aで、LTE Category Mと同様のセルラーIoT規格であるNB-IoT[※5]機器の評価を実現しています。これに続き、LTE Category M機器に対応したことで、セルラーIoTサービスの円滑な普及に貢献いたします。



[開発の背景]

LTE Category Mは、LTE-Advanced Pro[※6]に含まれるセルラーIoT規格です。北米、欧州、の通信事業者がすでにサービスを開始しているほか、日本でも2018年の導入が予定されています。
サービスの円滑な普及のためには端末機器の低価格化が必須であり、生産効率向上が重要な課題となっていました。
アンリツは、すでに各種無線通信機器の量産用測定器であるユニバーサルワイヤレステストセット MT8870Aで、NB-IoT機器を完全自動で評価できるソリューションを提供しています。LTE Category Mについても、この取り組みを基盤に、お客さまで制御プログラムを開発することなく、自動かつ世界最高水準の速度で、最大4台のLTE Category M機器の評価を可能としました。



[製品概要]

ユニバーサルワイヤレステストセットMT8870Aは、各種無線通信機器、モジュールの量産用測定器です。本体シャーシに4つの高性能テストユニットを搭載できます。それぞれのユニットで完全に独立した並列測定を実現しており、最大4台の無線通信機器、モジュールを同時に評価できます。
今回開発したソフトウェア(Category M FDD Uplink送信測定MX887065AとCategory M Downlink 波形ファイルMV887065A、フル自動測定プログラム)を実装することにより、3GPP LTE Category M RFテスト仕様に準拠した試験(送信電力、周波数、変調[※7]精度、受信感度など)が、自動かつ高速で行えます。



[主な特徴]

■生産性向上が可能

最大4台のLTE Category M機器を同時かつ業界最高水準の速度で測定できます。完全自動測定が可能であり、生産性向上に寄与します。

■制御プログラムの開発コスト削減が可能

LTE Category Mの評価では、測定器で試験対象機器を制御(RF信号の出力や周波数の切り替えなど)するためのプログラム開発が必要とされています。フル自動測定プログラムを使用することにより、制御が行え、コスト削減に寄与します。

■信頼性に優れた評価が可能

LTE Category M測定ソフトウェアは、お客さまと協業し、実際のチップセットをとの相互接続試験を重ねながら開発しており、信頼性に優れています。

■有効活用に寄与

MT8870Aは、すでに2G/3G/LTE/LTE-Advanced/NB-IoT、無線LAN/Bluetooth、GPS、FMの評価を可能としています。今回、LTE Category Mに対応したことにより試験範囲を拡大するとともに、複数の無線システムを同時に試験するマルチスタンダード試験によりコスト低減に寄与します。


[対象市場・用途]

■対象市場:Category Mチップセットベンダ、モジュールベンダ、完成品ベンダ
■用途  :Category M対応機器・デバイスの物理層(RF)試験

[用語解説]

[※1] Category M
通信速度1 Mbps程度と低速で、使用する周波数帯域は1.4 MHz幅と非常に狭く、IoTでの利用に適している。
 
[※2] ターンキーシステム
用途に合わせた作り込みや追加開発などが不要で、すぐに稼働できる製品。

[※3] RF送受信特性
RFはRadio Frequencyの略であり、送信信号のパワーや変調精度、受信感度などを差す。

[※4] License Band LPWA
LPWAは、Low Power Wide Areaの略。免許が必要な周波数帯で使用される低消費電力で広域対応の通信技術。センサーなど小さなデータの送信に適したIoT向けのワイヤレスネットワークのこと。

[※5]NB-IoT
通信速度100 kbps程度と低速で、使用する周波数帯域は180 kHz幅と非常に狭く、IoTでの利用に適している。

[※6] LTE-Advanced Pro
高速大容量、低遅延、IoTによる多接続がキーワードとなっている5Gシステムへの橋渡し役として、LTE-Advancedをさらに高速、低遅延化した移動通信システム。多接続の面でNB-IoT、Category-Mが含まれている。

[※7] 変調
無線通信システムでは、情報を電気信号に変換して伝送する。変換した電気信号を電波に乗せるための処理を変調と呼ぶ。

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