Japan
質量検査 特長-3
1)2個乗りのときも適正な質量を判定
通常は、はかりで検知した信号のうち、安定した区間の信号をフィルターで処理し、質量を計算します。従来の単一処理では、2個乗りが発生して測定区間内の波形が乱れてしまった場合、測定不能と判断し、2個乗りした両方の計量品をNG排出していました。SSVシリーズのオートチェッカは、はかりの分解能などの向上に合わせて信号処理方法を一新。信号波形に対して複数のフィルターを用いる並列処理が可能になりました。そのため、2個乗りが発生した場合には、測定区間の短いフィルターを適用して質量値を計算。強制的にNG品とすることなく、適正な質量判定を行います。
搬送状態が良好な場合
2個乗りが発生した場合
2)SMFによる2個乗りエラー低減で、生産性が向上
<事例紹介>生産能力200個/分の高速ラインの例
従来: 前段のコンベアよりもオートチェッカのベルトスピードを少し上げることにより、計量品の間隔を広げて2個乗りを低減。 SSVオートチェッカのSMFを活用:オートチェッカのベルトスピードを適正に保つことで、搬送姿勢が安定。2個乗り発生時も適正な質量判定が可能に。
SSVオートチェッカ ビデオ紹介 >
従来
SSVオートチェッカのSMFを活用
新たに開発した新型フォースばかりを搭載。(高精度モデル) 最小目量0.001g。最高選別精度は±0.010g。分解能は最大4倍(従来比)に上がり、温度特性も向上しました。 アンリツの新型フォースバランスはかりは、MID(Measuring Instrument Directive)の「検定目量e」≧0.05g(最小秤量:3g、最大秤量:100g)という値を実現。世界最高水準『Class XⅡ』を取得しました。