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アクセスマスタ(OTDR、光パルス試験器)

MT9082B2
この製品は製造中止となっております。
概要
  • 直射日光下でも見やすい7型ワイドLCD
  • 1日の作業に十分な12時間のバッテリ動作(従来比50%アップ)
  • 光源、光パワーメータ、可視光源を搭載可能なFTTH向けOTDR
  • 最大1 × 64分岐のPONシステムにおいてスプリッタ越え測定が可能
  • 最大40 dBのダイナミックレンジを実現し、150 km以上の光ファイバの測定が可能
  • 0.8 m以下の短デッドゾーンで短距離の光ファイバの解析性能を向上
  • 優れたリアルタイム測定性能、マーカ配置方式による波形解析を実現
  • 遠隔地の繰り返し測定を可能にするスケジュール機能とリモートGUIを採用

アクセスマスタ MT9082B2は、光源、光パワーメータ、可視光源、ファイバスコープ接続機能を1台に内蔵したFTTHに適したOTDRです。幹線系からFTTHまで幅広く実施される支障移転工事での測定作業、さらにPONシステムの波形解析まで施工/保守工事の現場で活躍します。屋外での直射日光下でも見やすいLCDディスプレイ(7型ワイドカラー)を標準搭載しています。屋内と屋外どちらの作業環境においても、極めて画面が見やすくなっています。また、従来モデルより50%アップした12時間のバッテリ動作時間を実現しています。

幹線系からFTTHアクセス系測定まで必須のOTDR

FTTHでは、スプリッタを使い1本の光ファイバを複数に分岐するPONシステムが採用されています。一般的にFTTHにおいては、スプリッタの分岐による光の減衰が大きいことから、スプリッタ後の測定波形はノイズの影響を受けやすくなります。そのため、PONシステムでは障害点の検出や損失測定は困難だといわれてきました。
最大1 × 64分岐のPONシステムに対してスプリッタを越えた波形解析に対応しています。大部分のPONシステムでは1 × 4分岐スプリッタ、1 × 8分岐スプリッタが採用されており、光ファイバ線路の敷設確認や障害位置検出のための十分な性能を備えています。

また、40 dBのダイナミックレンジ性能をもち、150 km以上の光ファイバの測定ができます。幹線系の施工工事や多段のスプリッタが敷設されたPONシステムの測定に適しています。

さらに、MT9082B2は、0.8 m以下の短デッドゾーン性能も備えており、光ファイバの短い構内/宅内やドロップケーブルなど、イベント間隔の狭い線路においても正確に障害位置の切り分けができます。FTTH保守工事でのアクセス系測定に必須のOTDRです。

 

リアルタイム測定性能と波形解析の操作性

光ファイバ線路は、FTTHのような光アクセス網に限らず、CATV、LAN、モバイル通信やデジタル放送に至るさまざまなインフラ網になくてはならないものになっています。そのため、インフラ網の光化とともに、道路の拡張や電柱の移転に伴う支障移転工事や張り替え工事が増加するなど、加入者へのサービスを中断して工事を行うケースが生じています。このような支障移転工事などでは、リアルタイム測定を使用することにより作業効率が向上します。

リアルタイム測定モードにより、PONシステムの線路においてもスプリッタを越えて遠端まで確認できます。支障移転工事の作業中に光ファイバの曲げを反応よく確認でき、波形の平均化処理による時間を省いて多芯ファイバを測定できます。およそ0.1 dBの曲げ損失の測定ができ、支障移転工事などでファイバ遠端の反射を確実にとらえ、誤切断や誤接続などのミスを少なくできます。

また、マーカ操作を配置方式(4点法)、または移動方式(6点法)から選択でき、これまで使用していたOTDRと違和感のない操作で波形解析を行えます。優れたリアルタイム測定性能と使いやすいマーカの操作性を備え、支障移転工事での作業時間を低減します。

 

機能/仕様

■ OTDRと可視光源を同時に使用可能

OTDRで試験を実施しながら、別のポート(可視光源ポート)で可視光源を使用した心線対照、および目視試験を実施できます。OTDRの測定画面のままワンボタンで可視光源のON/OFFの操作ができます。


■ 光源と光パワーメータを使用した光損失試験

MT9082B2シリーズのOTDRポートは、心線対照用の安定化光源としても使用できます。この光源に対し、3種類の光パワーメータのラインアップの中から用途に応じてオプション選択でき、高精度の損失試験を行えます。MT9082B2は、FTTHのトラブルシューティングにも威力を発揮します。


■ ファイバスコープ接続機能

光コネクタ端面のキズや汚れが原因により、大きな反射や損失が生じたり、コネクタ端面の焼損などの事故につながることがあります。ファイバスコープ(別売)をMT9082B2に接続することにより、ディスプレイ上で局舎内にある通信装置や光ファイバのコネクタ端面のチェックができます。

 

Opt. 波長*1 被測定ファイバ パルス幅 ダイナミックレンジ*2、*3、*8、*9 デッドゾーン(フレネル反射)*4 デッドゾーン(後方散乱光)*5
053 1310 nm/1550 nm ±25 nm SMF(ITU-T G.652):10 μm/125 μm 3、10、20、50、100、200、500 ns、1、2、4、10、20 μs 42 dB/41 dB ≦1 m、≦0.8 m(代表値) ≦5 m/5.5 m
055 1310 nm/1550 nm ±25 nm、1645 nm~1655 nm*6 42/41/35 dB ≦5/5.5/6.5 m
057 1310/1550/1625 nm ±25 nm 40/39/38 dB ≦6/6.5/7.5 m
063 1310 nm/1550 nm ±25 nm、850 nm/1300 nm ±30 nm SMF:上記に同じ
MMF:62.5 μm/125 μm *7
SMF:3、10、20、50、100、200、500 ns、1、2、4、10、20 μs
MMF:3、10、20、50、100、200、500、1000、2000、4000 ns (850 nmは、1000、2000、4000 nsを除く)
42 dB/41 dB
29 dB/28 dB
≦5 m/5.5 m、
≦4 m/5 m(3 m/4 m 代表値)
*1: パルス幅:1 µs(Opt.055、057、063、073の1.31 µm/1.55 µm)、100 ns(Opt.063の0.85 µm/1.3 µm)25°C
*2:

パルス幅:20 µs(Opt.055、057、063、073の1.31 µm/1.55 µm)、4 µs(Opt.063の1.3 µm)、500 ns(Opt.063の0.85 µm)
距離レンジ:100 km(Opt.053、055、057、063の1.31 µm/1.55 µm)、25 km(Opt.063の0.85 µm/1.3 µm)
アベレージ:180秒、25°C
*3: ダイナミックレンジ(片道後方散乱光)、SNR=1:口元後方散乱光レベルとの差
*4: パルス幅:3 ns(Opt.055、057、063、073の1.55 µm)反射減衰量:40 dB、25°C。反射波形のピークから1.5 dB下がったところの幅
*5:
パルス幅:10 ns、反射減衰量:55 dB、デビエイション:±0.5 dB、25°C(Opt.055、057、063、073: 850 nm/1300 nmの波長は除く。)パルス幅:3 ns、反射減衰量:40 dB、デビエイション:±0.5 dB、25°C(Opt.063の0.85 µm/1.3 µm)
*6: 尖頭値から20 dB下の波長範囲。尖頭値+15 dBm以下
*7: 50 µm/125 µmのMMファイバ接続時は、ダイナミックレンジが約3 dB低下します。
*8: 1.65 µmのとき:背景光あり。1.31 µm/1.55 µm、-19 dBm CW光
*9: 代表値。保障値は、代表値から1 dB差し引いた値
ソリューション

光ファイバの施工・保守に便利な軽量・小型の FTTH向け測定器
アクセスマスタ MT9082シリーズは、OTDR、光源、光パワーメータ、可視光源、ファイバスコープ接続機能を1台に内蔵した測定器です。
高精度ディスプレイにより屋外作業時の視認性を高めるなど、FTTH工事への使いやすさを追求しました。

 

光ファイバの繰り返し測定や、多芯ファイバの測定に有効な “計画測定機能”
MT9082シリーズは、設定した時間間隔で繰り返し測定を実施するスケジュール機能を標準搭載しています。アクセスマスタシリーズのスケジュール機能は、繰り返して測定をする必要のある線路において、測定時間間隔を設定することにより、自動で測定を行います。また、あらかじめしきい値を設定することにより、蓄積された履歴データから障害のある時間・測定値を簡単に確認できます。

 

遠隔地の測定に便利な “リモートGUI” 機能
リモートGUI機能とは、MT9082シリーズ本体とPCをネットワーク接続して、PC上からアクセスマスタを操作する機能です。遠隔で制御できるため、容易に近づけない場所などでは特に便利な機能です。スケジュール機能と組み合わせれば、遠隔地の経時的な変化も容易に確認できます。

 

OTDR測定のデータ管理を効果的に行うレポート作成ソフトウェア
OTDRでの試験により得られた波形は、レポート作成ソフトウェア MX900000Aのエミュレーション機能を使用して、試験後にPC上で試験時と同様の操作で波形解析を行えます。さらにレポート作成機能を使うことにより、レポートの作成作業を容易にします。

 

画像
ビデオ
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