Skip to main content
MENU

アンリツのソリューションがThunderbolt™ CTSの推奨テスト機器に認定

2016/08/04
シグナル クオリティ アナライザMP1800AとShockLine™ Economy VNAが、Thunderbolt設計検証のためのレシーバテストとTx/Rxリターンロステストをサポート

アンリツ株式会社(社長 橋本 裕一)は、シグナル クオリティ アナライザ MP1800AとShockLine™ Economyベクトルネットワークアナライザ(VNA)MS46322AThunderbolt™ CTS(Compliance Test Specification)[※1]の推奨機器に認定されたことを発表しました。MP1800AはDevice Under Test(DUT)Rxレシーバテスト[※2]をサポートし、MS46322AはVNAによるDUT Tx/Rxリターンロステスト[※3]をサポートします。このテストソリューションは、7月11日に台湾で開催されたThunderbolt 3 Developer Plugfestで使用され、8月16日~18日にサンフランシスコで開催されるIntel Developers’ Forum(IDF)にも出展されます。

アンリツは、Thunderboltテストソリューションの一環としてGranite River Labs(GRL)社と協業し、校正およびレシーバテストのソフトウェアであるGRL-TBT3-RXAとMP1800AによるThunderboltレシーバテストソリューションを開発しました。Thunderbolt 3規格に基づくこのソリューションは、高い再現性を備え、レシーバテストの校正を簡素化することにより、デバイス評価の効率を高めます。

Thunderbolt 3は、1レーン当たりのビットレートを20.625 Gbit/sまで高速化するため、このThunderboltレシーバテストソリューションでサポートするには、非常に精度の高い校正と測定が必要になります。

MP1800A BER[※4]T用のGRL-TBT3-RXAは、Thunderbolt 3レシーバのCTSテストにおいて簡単かつ効率的な自動化環境を提供します。GRL-TBT3-RXAは、MP1800A BERTとリアルタイムオシロスコープを自動化することにより、ストレスを加えたパラメータを校正し、Rx BERの適合性をテストします。複雑なThunderboltテストを自動化する、GRL-TBT3-RXAのシンプルなユーザーインターフェースが、機器の校正時間を大幅に短縮し、テストの時間やテストエンジニアの作業量を軽減します。

レシーバテスト用信号の校正では、SJ、RJ、SSCなど複数種類のジッタ[※5]に加え、エンファシス[※6]制御、コモンモードノイズ[※7]付加などの複数パラメータの制御を行わなければならず、複雑な手順が必要になります。一方、デバイスのレシーバテストでは、指定した範囲内でこれらの機能を正確に再現させることが重要です。そのため、テスト信号の校正における複雑さを解消できるよう、テスト仕様どおりに測定器を制御するオートメーションソフトウェアだけでなく、ビットエラーレート測定のための優れた再現性を持つ測定機器が求められます。

MP1800Aは、Thunderboltの設計検証に必要な高い性能を備えた広帯域BERTです。200 fs RMS[※8]の残留ジッタと10 ps[※9]の高速Tr/Tf[※10]により、シグナルインテグリティ[※11]を正確に測定できるクラス最高品質波形を生成します。MP1800Aプラットフォームは、低コストで容易に拡張できるモジュール設計を採用しており、PAM4[※12] BERT機能を持つ64G NRZ[※13]/PAM4テストへの拡張が可能です。


[※用語解説]

[※1]Thunderbolt™ CTS(Compliance Test Specification)
Thunderbolt規格のコンプライアンステスト仕様。

[※2]Device Under Test(DUT)Rxレシーバテスト
DUTのRxポートの受信性能試験。

[※3]DUT Tx/Rxリターンロステスト
DUTのTxポートとRxポートのリターンロス(反射損失)テスト。

[※4]BER
ビットエラーレート。データ通信の最小単位をビットと呼び、受信した総ビット数に対する誤りビット数の比率をビットエラーレートと呼ぶ。

[※5]ジッタ
信号などにおける、遅延時間の揺らぎのこと。例えば電気信号を伝達する場合、伝送経路の特性や外部環境などの影響を受け、信号の伝達時間が変化する現象。

[※6]エンファシス
1から0または0から1へと信号レベルの遷移が発生するビットの出力レベルを増幅し、伝送媒体によって生じる信号損失を補償する伝送方法。

[※7]コモンモードノイズ
ノイズの伝わり方の一つで、差動信号に対して同相で発生するノイズ。

[※8]RMS
Root Mean Squareの略。二乗平均平方根。

[※9]ps
pico secondの略。1兆分の1(10-12)秒。

[※10]Tr/Tf
立ち上がり時間/立下り時間。

[※11]シグナルインテグリティ
信号が伝播する際に生じる波形のひずみなど、信号の品質を指す。

[※12]PAM4
4値のPulse Amplitude Modulation信号。1シンボルあたり4つのレベルで表現する信号。

[※13]NRZ
NRZ : Non Return to Zeroの略。デジタル信号を伝送する方式。

以下のお住まいの国をご確認の上、最寄りのイベント、連絡先情報、特別キャンペーンをご覧ください。