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超低位相雑音−140 dBc/Hz @10 kHz offsetによりスペクトラムアナライザの用途を発振器の評価へ拡大

2016/07/15
ミドルクラス価格のスペクトラムアナライザで高級機の近傍位相雑音性能を実現、発振器、発振モジュールの評価を身近に

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アンリツ株式会社(社長 橋本 裕一)は、ミドルクラスのシグナルアナライザ/スペクトラムアナライザMS2840A(3.6 GHz/6 GHzモデル)とオプション「低位相雑音 MS2840A-066」の組み合わせで高級機を超える優れた近傍位相雑音[※1]性能を実現し、その用途を各種無線機の送信評価だけでなく、無線装置に内蔵される発振器、発振モジュールの位相雑音評価にまで幅広く拡大させました。

現行の高級機を超える位相雑音性能である、−140 dBc/Hz @10 kHz offset(測定周波数150 MHz、実測値)および−138 dBc/Hz @10 kHz offset(測定周波数 1 GHz、実測値)をミドルクラスのシグナルアナライザ/スペクトラムアナライザで実現することで、発振器、発振モジュールの位相雑音評価をより身近にします。


[ 発振器、発振モジュールを評価する、高性能な位相雑音を実現 ]


[開発の背景]

アンリツは今年から、ミドルクラスのシグナルアナライザ/スペクトラムアナライザにおいて、近傍位相雑音性能を重視したモデルを充実させることに注力しています。MS2840A(3.6 GHz/6 GHzモデル)は、高級機を上回る近傍位相雑音性能を、新設計のシンセサイザと低位相雑音オプションの組み合わせにより実現し、旧世代スペクトラムアナライザの置き換え需要に対応するのみならず、高額な位相雑音測定器の代わりとしても利用可能としました。これにより、スペクトラムアナライザの利用用途を、無線装置に内蔵される発振器や発振モジュールの性能評価にまで拡大しました。


[製品シリーズ概要]

シグナルアナライザ MS2840Aシリーズは、既に上限44.5 GHzモデルを2016年3月に発売しております。この度、上限3.6 GHz /6 GHz /26.5 GHz の計3モデルを追加発売しました。

このうち3.6 GHz /6 GHzモデルは、キャリア近傍の位相雑音性能が特に優れており、専用の低位相雑音オプションを搭載した際に、高級機を超える−140 dBc/Hz @10 kHz offset(測定 周波数150 MHz、実測値)を実現しています。また、ベクトル/アナログ変調信号発生器を内蔵でき、無線機の送受信評価に必要な試験を1台の測定器で実施できます。

全モデルでシグナルアナライザ機能を標準で内蔵しており、瞬時スペクトラム[※2]観測、周波数変化vs.時間、位相[※3]変化vs.時間、スペクトログラム[※4]表示など、多彩な測定が可能です。また、デジタル/アナログ各種方式の無線変調信号[※5]を評価するためのベクトル変調解析ソフトウェアやアナログ測定ソフトウェア、位相雑音測定機能、雑音指数[※6](NF)測定機能等を用意しています。


[ シグナルアナライザ/スペクトラムアナライザMS2840Aについてもっと詳しく ]


[3.6 GHz /6 GHzモデルの主な特長]

■高級機を超える、優れた近傍位相雑音性能

専用オプションの低位相雑音MS2840A-066により、高級機を超える−140 dBc/Hz @10 kHz offset(測定周波数150 MHz、実測値)を実現しています。これにより、スペクトラムアナライザに優れた位相雑音性能が求められる狭帯域無線機などの近傍スプリアスや隣接チャネル漏洩電力測定のほか、無線機装置に内蔵される発振器、発振モジュールの性能評価にまで幅広く使用できます。

■無線装置の送信評価に便利な標準機能

スプリアス測定をはじめ、隣接チャネル漏洩電力[※7]スペクトラムマスク[※8]、周波数カウンタなど送信特性を効率よく評価できる測定機能を標準搭載しています。

■シグナルアナライザ機能を標準搭載

解析帯域幅31.25 MHzのシグナルアナライザ機能を内蔵し、パワーvs.時間、周波数vs.時間、位相vs.時間、スペクトログラム測定に対応します。

■様々なオプション機能

ベクトル変調解析ソフトウェアやアナログ測定ソフトウェア、位相雑音測定機能、雑音指数(NF)測定機能、BER測定機能、ベクトル/アナログ信号発生器などを追加でき、無線装置 ・デバイス用の様々な送信/受信測定機能を拡張できます。

■軽快な動作

搭載するOSはMicrosoft Windows7(64 bit)で、Core-i5* CPUと8 GBメモリー、ストレージにはSSD[※9]を採用し、軽快な動作を実現しています。

[対象市場・用途]

対象市場

無線機器メーカー、電子部品メーカー

用途

業務用無線機、無線バックホール、レーダー、衛星通信、カーエレクトロニクス製品、無線器に内蔵される発振器、発振モジュール等の研究、開発、生産


[※用語解説]

[※1]近傍位相雑音
測定対象信号に近い周波数に現れる、信号発生の原理上、必ず含まれる余分な周波数成分。

[※2]瞬時スペクトラム
ある周波数における短時間のレベル変動。

[※3]位相
周期的な信号波形において、どのタイミングにいるかを示すもの。

[※4]スペクトログラム
スペクトラムの時間変化をグラフにしたもの。縦軸に周波数、横軸に時間、色でレベルを表示する。

[※5]変調信号
正弦搬送波に、情報が含まれる信号を掛け合わせたもの。

[※6]雑音指数
入出力信号に含まれる雑音量の比。

[※7]隣接チャネル漏洩電力
意図した通信チャネルの近隣に漏れ出る信号電力。

[※8]スペクトラムマスク
変調信号の品質を計る尺度の一つで、信号スペクトラムがある範囲に収まるよう規定したもの。

[※9]SSD
Solid State Driveの略。半導体メモリーを記憶媒体として用いた記録装置。

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