Skip to main content
MENU

高性能導波管ミキサ シリーズ拡充

2016/01/13
高性能導波管ミキサMA2806Aの販売を開始

MA2806A_NewsRelease

アンリツ株式会社(社長 橋本 裕一)は、ミリ波[※1]測定ソリューションを拡充。新たに、シグナルアナライザMS2830A用のMA2806A高性能導波管ミキサ(50~75 GHz)を開発。12月23日から販売を開始いたしました。

MA2806Aは弊社シグナルアナライザに接続して用い、Vバンドと呼ばれる50~75 GHzのスペクトラム測定を可能にします。

現在Vバンドは、各種ミリ波センサ、ギガビット無線LAN WiGig(802.11ad)、放送局用カメラ画像伝送装置などに利用されており、今後用途、需要が増大すると予測されています。

本製品はこれらの装置やデバイス、アンテナの開発・製造等にご利用いただけます。

ミリ波帯では、帯域幅の広い信号をより正確にかつ高感度に測定するための新たな計測器のニーズが高まっています。

アンリツは、ミリ波帯の広い帯域幅をもつ変調信号のスペクトラム測定を、優れたダイナミックレンジ性能とシンプルな測定系・操作性で実現したことにより、ミリ波帯利用技術の発展に貢献いたします。

 

[開発の背景]

ミリ波帯は、広帯域の利用が可能なことから、スポーツ中継やテレビ局スタジオ内の高精細画像伝送やWiGig(802.11ad)方式の無線LAN、の普及が見込まれているほか、人や車両を検知するセンサなどの利用が増大しています。

ミリ波帯の超広帯域幅の信号を利用したWiGig(802.11ad)のスペクトラム評価では、送信信号の特性をシンプルかつ正確に評価できる測定ソリューションが必要とされています。

従来使用されていたハーモニックミキサは変換損失が大きく、かつイメージレスポンスと呼ばれる、実際には存在しないゴーストが表示される問題がありました。

そこでアンリツは新たにMA2806A 高性能導波管ミキサを開発。広い帯域幅のミリ波帯信号を利用した無線通信設備・無線利用機器の正確かつ高感度な測定を可能としました。

 

[製品概要]

シグナルアナライザMS2830Aは、各種無線通信機器、電子デバイスの開発・製造用計測器であり、上限周波数により5機種(MS2830A-040:3.6 GHz、MS2830A-041:6 GHz、MS2830A-043:13.5 GHz、MS2830A-044:26.5 GHz、MS2830A-045:43 GHz)を用意しています。

今回開発したMA2806Aは、MS2830A-044または045に接続して使用します。MA2806AをMS2830A-044/045と用いることによりVバンド(50~75 GHz)の帯域幅広帯域無線通信システムや各種装置のスペクトラム・マスクなどの高感度測定を実現しています。

[ シグナルアナライザ MS2830Aについてさらに詳しく ]

[ 高性能導波管ミキサ MA2806A/MA2808Aについてさらに詳しく ]

 

[主な特長]

■優れたP1dB性能と最小受信感度性能

MA2806AはMS2830A-044/045と組み合わせることで、0 dBm以上のP1dB[※2]性能と−150 dBm/Hz(meas)※の最小受信感度性能を同時に達成し、世界最高クラスの広いダイナミックレンジを実現しています。これにより、従来は測定系の限界で見えなかった微弱な信号の測定を可能にし、より高いレベルでのミリ波無線機器の設計・検証を可能にします。

※ Measured (meas) : 設計値であり、規格値として保証するものではありません。

■イメージレスポンスの解消

MA2806Aは1875 MHzと高いIF周波数で設計されたMS2830Aを組み合せることにより、1 GHz帯域幅信号のスペクトラム・マスク測定をイメージレスポンスの影響を受けることなく測定できます。また、新開発のPS機能(特許申請中)により最大7.5 GHz帯域幅測定まで拡張が可能です。

■シンプルな測定系

従来、ミリ波帯で高感度測定が必要な場合にはダウンコンバータが使用されていました。しかし、ミキサ、スペクトラムアナライザ、高価なマイクロ波信号発生器、逓倍器などを個別に準備し、それらを接続・制御する必要があります。この方法はユーザーに高い技術力を必要とし、誰もが容易に利用できる方法ではありませんでした。MA2806AはMS2830Aとの2つの機器だけでミリ波のスペクトラム測定装置が構築でき、シンプルかつ容易に測定できます。

■測定手順を簡素化

MA2806Aには全周波数範囲の変換損失補正データを記録したUSBメモリが標準添付されます。このデータをMS2830Aに事前に読み込ませることで、測定周波数ごとの補正が自動的に行われます。

 

[対象市場・用途]

対象市場

WiGig(802.11ad)用無線モジュールベンダ、認証試験機関
ワイヤレスバックホール装置メーカー、マイクロ/ミリ波通信RFコンポーネント・モジュールメーカー

用途

マイクロ/ミリ波利用設備・無線通信機器の開発・製造・品質保証

 

[用語解説]

[※1] ミリ波
30 GHz以上の周波数を持つ電波。波長1 cm以下。
無線通信システムや衛星通信、レーダーなどで用いられる電波。周波数帯域により、各通信システムの運用が割り当てられている。

[※2]P1dB
ミキサやアンプなどが過大入力で歪み始める電力値。−1dB利得圧縮時の入力電力。

以下のお住まいの国をご確認の上、最寄りのイベント、連絡先情報、特別キャンペーンをご覧ください。