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W-CDMAシグナリングテスタMD8480C機能拡充

2014/06/30

業界で初めて、MC-HSDPA機能の評価を実現

MD8480C MC-HSDPAオプション MX848001E-21

W-CDMA シグナリングテスタ(基地局シミュレータ) MD8480C

 

アンリツ株式会社(社長 橋本 裕一)は、シグナリングテスタMD8480CHSPA Evolution[※1]試験機能を拡充。業界で初めて、3GPP Release10[※2]で仕様化されたMC-HSDPA(注)機能の試験検証を可能とする「MC-HSDPAオプション MX848001E-21」を開発。6月27日から販売いたします。

MX848001E-21は、MD8480C用ソフトウェアオプションです。既に提供しているHSPA Evolution試験構成のMD8480CにMX848001E-21を搭載することで、MD8480CがMC-HSDPA機能の擬似基地局として動作し、3GPP Release10規格が要求している下り(基地局から端末方向)のパケットデータ接続試験が可能です。また、すでにリリースしているMD8480CのRelease9 DC-HSUPA基地局シミュレータ機能(MX848001E-20)と併せて利用することで、MC-HSDPA/DC-HSUPAのDL/UL同時機能評価が可能になります。MC-HSDPA機能に対応したチップセット、データ端末の評価を可能としたことにより、HSPA Evolutionサービスの円滑な商用化に貢献します。

注:MC-HSDPA : Multi Carrier High Speed Downlink Packet Access

MC-HSDPAは、HSDPA Evolution方式携帯電話システムのデータ通信速度を高速化し、HSDPAの約3倍の通信速度を可能とする携帯電話規格。2015年より海外においてサービス開始が見込まれています。

 

[開発の背景]

世界的なスマートフォンやタブレットなど各種モバイル端末の普及と共に、モバイル環境におけるパケットデータ通信の高速化が急速に進んでおり、HSPA Evolution方式、LTE方式の開発が活発に行われています。現在では、高速化したパケットデータ通信サービスがグローバルに展開されており、あらゆるコンディションで移動するユーザが常に安定して通信できる各種モバイル端末の開発がより一層求められております。HSPA Evolution方式では下り通信速度を高速化したRelease9 DC-HSPA機能を用いた高速パケットデータ通信の商用サービスが各国で開始されていますが、投資を抑えソフトウェアのアップデートのみで通信速度が更に高速化するMC-HSDPA機能も商用化に向けた研究開発が本格化しています。

このため、業界ではRelease9のDC-HSPA機能に加えRelease10 のMC-HSDPA機能に対応した基地局シミュレータのニーズが高まっていました。アンリツは、2010年1月にDC-HSDPA機能、2013年12月にDC-HSUPA機能の試験環境の構築を可能とするW-CDMAシグナリングテスタMD8480Cを開発。世界各国のチップセットメーカ、データ端末メーカに幅広く提供してまいりました。さらに今回、業界で初めて3GPP Release10のMC-HSDPA機能への対応を実現いたしました。これにより、3GPP Release10機能(MC-HSDPA/DC-HSUPA)のチップセット、データ端末開発における投資効率の高い試験環境の構築が可能となり、開発・検証作業の効率向上に貢献いたします。

 

[製品概要]

W-CDMA シグナリングテスタMD8480Cは、W-CDMA/HSPA/HSPA Evolution/GSM/GPRS基地局と同様な動作をする基地局シミュレータです。今回新たに機能を拡充し、MD8480C本体にMX848001E-21をインストールすることでMC-HSDPA機能への対応を実現しました。これにより、3GPP規格Release 10に準拠したデータ端末の試験が可能です。

さらに、DC-HSUPA機能と併せて利用することで、MC-HSDPA/DC-HSUPA機能に対応したチップセット、移動機の符号・復号処理の機能試験、データ端末の総合動作試験およびプロトコルシーケンス(端末と基地局の接続手順)試験およびスループット[※3]性能が評価できます。

 

[対象市場・用途]

対象市場

移動通信事業者、端末・チップセットベンダー

用途

HSPA Evolution対応データ通信端末・チップセットの開発、性能評価

 

[ 用語解説]

[※1] HSPA Evolution : High Speed Packet Access Evolution
第3.5世代HSPA方式携帯電話システムの拡張規格。HSPA Evolutionは、下り(基地局から端末)方向を高速化したMC-HSDPA機能を含む規格の総称である。MC-HSDPAは、HSPAをさらに高速化し、下り最大84 Mbps、上り最大21 Mbps、MIMOと組み合わせることにより下り最大168 Mbpsでのデータ通信を可能とする。

[※2] 3GPP Release10 : 3rd Generation Partnership Project規格 Release 10
第3世代(3G)携帯電話システムの国際的な標準化プロジェクト。規格策定時期によりRelease 99、Release 4~9などがある。Release 10では、HSPA Evolution方式の下り通信速度を高速化したMC-HSDPA機能が規定された。

[※3] スループット
単位時間あたりのデータ転送量のこと。移動通信分野では、基地局と携帯電話端末間でのデータ通信における実質的なデータ転送速度を示す。

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