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世界初のプリセレクタ搭載140 GHzスペクトラムアナライザの技術開発に成功

2014/06/02

IMS2014(アメリカ)で参考出展

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アンリツ株式会社(社長 橋本 裕一)は、次世代帯無線通信の実現に必須である可変プリセレクタを搭載した140GHzスペクトラムアナライザ(測定周波数帯域:110 GHz~140 GHz)をIMS2014(6月3日~6月5日まで米国にて開催)にて参考出展いたします。

近年の無線通信ではマイクロ波帯のアプリケーションが増加し周波数資源が逼迫するなか、十分な帯域幅を確保するためミリ波帯を利用するアプリケーションが増加しています。自動車レーダ、IEEE802.11ad、第5世代移動体通信もミリ波帯での利用が検討されるなど、次世代無線通信におけるミリ波の重要性はさらに増してきており、測定の重要度が高まっています。

アンリツでは、数年前から100 GHzを超えるミリ波スペクトラムアナライザの基礎研究を行ってきました。2011年には、総務省の「電波資源拡大のための研究開発」プロジェクトを受託し本格的な研究開発を開始しました。この度、100 GHzを超える帯域で初めて可変プリセレクタを搭載したスペクトラムアナライザの技術開発に成功しました。

従来、この周波数帯域では、ハーモニックミキサとスペクトラムアナライザを組み合わせて評価することが一般的でしたが、測定系の校正が難しい、十分なダイナミックレンジが得られないなどの問題がありました。また、スペクトラムアナライザで電力測定可能な周波数は、国家計量標準器の上限周波数(110 GHz)で制限されていました。

今回展示する140 GHzスペクトラムアナライザは、基本波ミキシング技術により高ダイナミックレンジを実現し、従来ノイズに埋もれて観測できなかった微小信号の測定が可能となります。また、本装置の値付けにおいて、産業技術総合研究所(産総研)と情報通信研究機構との共同開発によるDバンド[※1]国家計量標準器で評価された高周波電力計を用いることで、140 GHzまでの電力測定も可能となります。

さらに、この周波数帯では実現が困難とされていた可変プリセレクタを、測定器に搭載することで、従来問題となっていた測定器内で発生する歪みやスプリアスを十分に抑圧した測定が可能となりました。

アンリツは、今後もミリ波分野の測定技術の研究開発に努め、研究者の技術開発をサポートしてまいります。

 

[ 用語解説]

[※1] Dバンド
110 GHz~170 GHz

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