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高速シリアル通信用クロックレスデバイスの特性評価を1台で実現

2014/05/15

シグナルクオリティアナライザ MP1800A 機能強化

クロックリカバリオプション の販売を開始

シグナル クオリティ アナライザ MP1800A

 

アンリツ株式会社(社長 橋本 裕一)は、シグナルクオリティアナライザ MP1800Aの機能を強化。MP1800A用新オプションとして、「2.4 to 28.1Gbit/sクロックリカバリMU18304xB-022」および 「25.5G to 32.1 Gbit/s クロックリカバリMU183040B-023」を開発。5月15日から販売いたします。

MP1800Aは、各種電子部品の設計、開発で必要とされるBER測定[※1]ジッタトレランス試験[※2]を可能とするBERT(Bit Error Rate Tester:誤り率計測器)です。

MP1800Aに、今回開発したクロックリカバリオプションを追加することにより、100 GbE[※3]32G Fiber Chanel[※4]InfiniBand EDR[※5]など、各種高速シリアル通信[※6]で利用されるクロックレスデバイス[※7]のBER測定、ジッタトレランス試験を1台のMP1800Aで行えます。

特に25 Gbit/s帯を超える高速シリアル通信におけるBERTでは業界初のワンボックス化を実現しており、従来必要とされていた同期クロック信号[※8]生成用の外部機器の接続が不要となります。これにより、外部機器を使用した場合に生じる信号の減衰がなくなり、正確な測定が行えます。

アンリツはクロックリカバリオプション MU18304xB-022/023の販売を開始することにより、次世代高速通信システム用デバイスの品質向上に貢献いたします。

 

[開発の背景]

モバイル端末、インターネットを利用したブロードバンドサービスの普及拡大により、デジタル通信システムのさらなる高速化が要求されています。

この一環として、データセンタ内で用いられる高性能サーバの処理速度を高速化するため、100 GbE、InfiniBand EDR、CEI-28G、32G Fiber Chanelなど、25 Gbit/s超の高速シリアル通信方式が規格化されています。また、基幹通信網では、次世代の400 Gbit/s伝送の研究開発が進展しています。

上記通信システムでは、SERDES[※9]アクティブオプティカルケーブル(AOC)[※10]、光トランシーバモジュールといったクロックレスデバイスが高速化の重要部品となっており、評価用BERTのニーズが高まっています。

しかし、25 Gbit/s帯を超えるクロックレスデバイスでは、同期クロック信号を生成するための外部機器をBERTに接続する必要があり、信号の減衰が発生することから、正確な測定が困難であるという課題がありました。

そこで、アンリツは従来からBERTとして提供しているシグナルクオリティアナライザMP1800Aシリーズの機能を強化。MP1800Aの新オプションとして、「2.4 to 28.1 Gbit/クロックリカバリMU18304xB-022および25.5G to 32.1 Gbit/s クロックリカバリMU183040B-023」を開発しました。

今回開発したクロックリカバリオプションを追加することにより、SERDESやアクティブオプティカルケーブル、光トランシーバモジュールのBER測定、ジッタトレランス試験が1台で行えます。25 Gbit/s帯を超えるデバイスの評価でも、信号の減衰がなくなることから、正確な測定が行えます。

 

[製品概要]

「2.4 to 28.1 Gbit/sクロックリカバリMU18304xB-022」および「25.5G to 32.1 Gbit/s クロックリカバリMU183040B-023」は、シグナルクオリティアナライザMP1800Aの新プラグインモジュールです。

MU18304xB-02/MU183040B-023をMP1800Aに搭載することにより、SERDESやアクティブオプティカルケーブル、光トランシーバモジュールなど、高速シリアル通信システムのBER測定、ジッタトレランス試験が1台のMP1800Aで行えます。

 

[主な特長]

■1台でクロックレスデバイスの評価が可能
「2.4 to 28.1 Gbit/sクロックリカバリMU18304xB-022」および 「25.5G to 32.1 Gbit/s クロックリカバリMU183040B-023」は、MP1800Aで受信データ信号から同期クロック信号を再生する機能を有しています。本オプションを利用することにより、同期クロック信号生成用の外部機器が不要となり、1台のMP1800Aで、各種クロックレスデバイスのBER測定、ジッタトレランス試験が行えます。

■最新の高速シリアル通信規格に対応
25 Gbit/sを超える高速シリアル通信は、100GbE(100GBase-LR4, SR4, KR4, CR4), CEI-28G, 32G Fiber Chanel、InfiniBand EDRで規格化されています。本MP1800A試験システムは上記規格に対応しています。

■最大8つのマルチチャネル測定が可能
高速シリアル通信システム、伝送速度の高速化に加え、複数の通信チャネルを束ねることにより、高速大容量通信を可能とする技術であることから、電子部品・回路基板の評価ではマルチチャネル測定が必要です。MP1800Aは、1チャネルから最大8チャネルのマルチチャネルで、BER測定、ジッタトレランス試験が行えます。

■評価効率向上に貢献

本試験システムは、10 mVという高い受信感度を実現していることに加え、1秒以内でエラーを自動検出できます。また、信号品質を自動で解析できる機能も備えており、各種クロックレスデバイスの評価が効率よく行えます。

 

[対象市場・用途]

対象市場

コンピュータ・サーバーメーカー、通信機器メーカー、チップセットメーカー

用途

高速シリアル通信用SERDES、アクティブケーブル、光トランシーバの設計・開発

 

[ 用語解説]

[1] BER測定:Bit Error Rate測定
信号に含まれるビットエラーの割合を測定し、伝送品質を検証すること。

[2] ジッタトレランス試験
電気信号を伝送する場合、経路特性や外部環境などの影響を受け、信号の伝達時間が変化する。こうした遅延時間の揺らぎをジッタと呼ぶ。ジッタトレランス試験は、被測定対象物へ任意のジッタ量を付加した信号を送出し、エラーを発生しないで動作するかどうかを解析する試験。

[3] 100 GbE
イーサネットはネットワークの国際標準規格の一つで、世界中のオフィスや家庭に普及しているLAN(Local Area Network)にも使用されている。100 GbEは、1秒間で100ギガビットの信号を伝送でき、主にルータやスイッチ類などの伝送機器、サーバ、ハイパフォーマンスコンピュータで使用される。100GBase-LR4, SR4, KR4, CR4では、100 Gbit/sの信号を4チャネルに分割してシリアル伝送し、各チャネルの伝送速度は25Gbit/sとなる。

[4] 32Gファイバチャネル
ファイバチャネルは、主に高い性能が要求されるサーバシステムにおいて、コンピュータ本体と外部記憶装置を接続するのに利用されているデータ伝送方式。32Gファイバチャネルでは28 Gbit/sでのデータ伝送を可能とする。

[5] InfiniBand EDR

InfiniBandは、主にハイパフォーマンスコンピュータ(HPC)で複数のプロセッサや外部記憶装置間の接続に利用されているデータ伝送方式。EDRでは、26 Gbit/sでのデータ伝送を可能とする。

[※6] 高速シリアル通信
データ信号を1本もしくは数本にシリアル化し,高速・長距離伝送を実現する方式。高速通信インターフェースでは、パラレル伝送方式で問題となるビット間のタイミングを考慮する必要がないシリアル伝送方式が主流となっている。

[※7] クロックレスデバイス
高速シリアル通信用のSERDES、Active Optical Cable、光トランシーバモジュール等、データ信号のみを送受信し、クロック信号の送受信を行わないデバイス。

[※8] 同期クロック信号
デジタルデータ通信では、受信器が入力されたデータ信号のHigh/Lowレベル判定を行う際、そのタイミングを決定するクロック信号が必要となる。デジタルデータを正しく受信するには、データ信号とクロック信号は時間タイミングが同期する必要がある。

[9] SERDES (サーデス)
高速通信機器やコンピュータ・サーバーのバス等においてシリアル-パラレルを相互変換する回路。パラレル伝送方式ではデータ線とは別にクロック線を用意するのが一般的であるのに対して、基本的にSERDESは、データ信号を1本もしくは数本にシリアル化し,高速・長距離伝送を実現する。

[10] アクティブオプティカルケーブル(AOC)
データセンタ内で使用されるサーバ、ストレージ、高速通信機器などの機器間を接続するための通信用ケーブルの一種。光ケーブルの両端にトランシーバを取り付け、電気信号を送受信するため、機器間の長距離・高速・大容量伝送が可能。

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