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シグナルクオリティアナライザMP1800A機能強化

2013/12/27

100G/400G帯ハイスピードインターコネクトの評価に対応

MP1800A用PAM信号発生器の販売を開始

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アンリツ株式会社は、シグナルクオリティアナライザMP1800Aの機能を強化。新たに、MP1800A用外付けハードウェアとして、100G及び400G帯ハイスピードインターコネクト[※1]の評価を可能とするPAM信号発生器を開発。12月27日から販売を開始いたします。

今回開発したのは、4PAMコンバータMZ1834Aおよび8PAMコンバータMZ1838Aです。MZ1834AもしくはMZ1838AとMP1800Aを組み合わせて使用することにより、4PAM方式/8PAM方式[※2]の試験信号を用いた測定システムの構築が可能。400G帯のハイスピードインターコネクトの開発で必要とされる高品質波形のPAM信号発生、BER測定[※3]ジッタトレランス試験[※4]が行えます。

データトラフィックの急増にともない、データセンターの伝送容量を拡張する次世代技術として、4PAM方式/8PAM方式を採用した次世代の伝送方式の研究開発が進展しています。

アンリツは今回、MP1800A用4PAM/8PAM信号発生器の販売を開始することにより、次世代インターコネクトの早期実用化に貢献いたします。

 

[開発の背景]

クラウドコンピューティングサービスやスマートフォンによるデータ通信サービスの拡大にともない情報量が急増している今日、データセンターの高速大容量化が喫緊の課題となっています。

この対応策として、データセンターでは10Gbit/sを超える伝送速度に対応した光トランシーバモジュール、ケーブル、伝送装置、サーバー等が普及していますが、さらなる高速化に向け、400G帯のハイスピードインターコネクトの研究開発が本格化しています。

100G及び400G帯ハイスピードインターコネクトは、1回の変調あたり2ビットのデータを伝送できる4PAM方式もしくは、3ビットのデータを伝送できる8PAM方式の信号の利用が検討されていることから、この信号で試験できる計測器のニーズが高まっています。

アンリツは、すでに32Gbit/sまでのハイスピードインターコネクトの評価を可能とするシグナルクオリティアナライザMP1800Aシリーズを販売しています。

さらに今回、MP1800Aシリーズの機能を強化。MP1800Aシリーズの外付けハードウェアとして、4PAMコンバータMZ1834Aおよび8PAMコンバータMZ1838Aを開発いたしました。

MZ1834AもしくはMZ1838AとMP1800Aシリーズを組み合わせて使用することにより、4PAM方式/8PAM方式の試験信号を用いて、100G及び400G帯のハイスピードインターコネクトのBER測定、ジッタトレランス試験が行えます。

 

[製品概要]

シグナルクオリティアナライザMP1800Aシリーズはプラグインモジュール形式のBERT(Bit Error Rate Test:誤り率測定器)であり、信号発生器(Pulse Pattern Generator)、誤り検出器(Error Detector)、シンセサイザ、ジッタ発生モジュール等を同時に搭載可能です。

4PAMコンバータMZ1834A/8PAMコンバータMZ1838Aは、シグナルクオリティアナライザMP1800Aシリーズ用の外付けハードウェアです。

MP1800AシリーズとMZ1834AもしくはMZ1838Aを使用することにより、4PAM/8PAM方式の試験信号を用いて、400G帯のハイスピードインターコネクトの開発で必要とされるBER測定、ジッタトレランス試験が行えます。

 

また、4PAM/8PAM方式は、信号の電圧レベルをそれぞれ4段階/8段階に変調[※5]することにより2ビット/3ビットのデータを伝送する仕組みになっています。MZ1834A/MZ1838Aに併せて開発したPAMコントロールソフトウェアをMP1800Aシリーズにインストールして使用することにより、上記電圧レベルの調整が容易に行えます。


[ この製品をもっと詳しく ]

 

[主な特長]

■次世代100GbE/400GbEの評価がマルチチャネルで可能

PAM信号伝送方式は、次世代の400GbE[※6]100GbE[※7](100GBase-KP4)などで検討されていますが、伝送速度の高速化に加え、複数の通信チャネルを束ねることにより、高速大容量通信を可能とする技術であることから、光トランシーバモジュール、ケーブル、伝送装置、サーバー等の評価ではマルチチャネル測定が必要です。MP1800Aシリーズと4PAMコンバータMZ1834A/8PAMコンバータMZ1838Aを組み合わせた本測定システムは、1チャネルから最大8チャネルで4PAM/8PAM試験信号の生成が可能。1セットの試験システムで、100G及び400G帯ハイスピードインターコネクトの電子部品・回路基板の評価が行えます。

 

■高品質な試験信号の生成が可能

本試験システムは、12ps[※8](代表値)という高速立ち上がり時間の信号生成が可能であり、この用途で要求される信号品質を満足しています。

 

■正確な4PAM BER測定が可能

4PAM信号の正確なBER測定には、専用のテストパターンと3チャネル同時測定が必要です。MP1800Aシリーズは、高感度かつマルチチャネル測定を可能とするエラー検出器と不要なエラーを除去するエラーマスク機能、テストパターンとしてチャネルあたり256Mビットの大容量プログラマブルパターン[※9]機能を有しています。これにより、4PAM信号のBER測定が正確かつ短時間に行えます。

 

[対象市場・用途]

対象市場

コンピュータ・サーバーメーカー、通信機器メーカー、電子部品メーカー

用途

400G帯インターコネクトに対応した伝送装置・サーバー・光モジュール・ケーブル・電子部品・回路基板の設計・開発

 

[ ※用語解説]

[※1] ハイスピードインターコネクト
主にGbit/s帯以上の伝送速度でデータセンター内の電子部品や回路基板を接続する技術の総称。

[※2] 4PAM方式/8PAM方式
4PAM(Pulse-Amplitude Modulation)方式は、信号を4段階の電圧レベルに変調することで、1変調あたり2ビットの情報を伝送する技術。8PAM方式は8段階に変調し、3ビットの情報を伝送できる。広く普及しているNRZ(1変調あたり1ビットの情報伝達)に比べ、多くの情報を伝送できる。

[※3] BER測定:Bit Error Rate測定
信号に含まれるビットエラーの割合を測定し、伝送品質を検証すること。

[※4] ジッタトレランス試験
電気信号を伝送する場合、経路特性や外部環境などの影響を受け、信号の伝達時間が変化する。こうした遅延時間の揺らぎをジッタと呼ぶ。ジッタトレランス試験は、被測定対象物へ任意のジッタ量を付加した信号を送出し、エラーを発生しないで動作するかどうかを解析する試験。

[※5] 変調
電気通信において、搬送波が有するパラメーター(振幅、周波数、位相など)を、送りたい情報に従って変化させること。

[※6] 400GbE
1秒間に400ギガビットのデータ伝送速度を有するイーサネット規格で、IEEEにおいて審議中。

[※7] 100 GbE(100GBase-KP4)
100GbEは、1秒間に100ギガビットのデータ伝送速度を有するイーサネット。100GBase-KP4は、4PAM方式を採用した100 GbEで、IEEEにおいて審議中。

[※8] ps : pico second
時間を表す単位で、pico secondは1/1,000,000,000,000 秒。

[※9] プログラマブルパターン
パルスパターン発生器及びエラー検出器において、任意のテストパターンを設定する機能。

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