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W-CDMAシグナリングテスタMD8480C機能拡充

2013/12/24

業界で初めて、DC-HSUPA機能の評価を実現

MD8480C DC-HSUPAオプション MX848001E-20

W-CDMA シグナリングテスタ(基地局シミュレータ) MD8480C

 

アンリツ株式会社(社長 橋本 裕一)は、シグナリングテスタMD8480CのHSPA Evolution[※1]試験機能を拡充。業界で初めて、3GPP Release9[※2]で仕様化されたDC-HSUPA(注)機能の試験検証を可能とする「DC-HSUPAオプション MX848001E-20」を開発。12月19日から販売いたします。

MX848001E-20は、MD8480C用ソフトウェアオプションです。既に提供しているHSPA Evolution試験構成のMD8480CにMX848001E-20を搭載することで、MD8480CがDC-HSUPA機能の擬似基地局として動作し、3GPP Release9規格が要求している上り(端末から基地局方向)のパケットデータ接続試験が可能です。また、すでにリリースしているMD8480CのDC-HSDPA基地局シミュレータ機能(MX848001E-16)と併せて利用することで、DC-HSPA (DC-HSDPA/DC-HSUPA)機能評価の試験環境を構築できます。DC-HSPA機能に対応したチップセット、データ端末の評価を可能としたことにより、DC-HSPAサービスの円滑な商用化に貢献します。

注:DC-HSUPA : Dual Cell High Speed Uplink Packet Access

DC-HSUPAは、HSPA(HSDPA/HSUPA) Evolution方式携帯電話システムのデータ通信速度を高速化し、約2倍の通信速度を可能とする携帯電話規格。海外においてサービス開始が予定されている。

 

[開発の背景]

世界的なスマートフォンやタブレットなど各種モバイル端末の普及と共に、モバイル環境におけるパケットデータ通信の高速化が急速に進んでいます。HSPA Evolutionでは下り通信速度を高速化したDC-HSDPA機能を用いた高速パケットデータ通信の商用サービスが各国で開始されていますが、上り通信速度の高速化を可能とするDC-HSUPA機能も商用化に向けた研究開発が本格化しています。

このため、業界ではDC-HSDPA機能に加えDC-HSUPA機能に対応した基地局シミュレータのニーズが高まっていました。アンリツは、2010年1月に、HSPA Evolution方式のDC-HSDPA機能の試験環境の構築を可能とするW-CDMAシグナリングテスタMD8480Cを開発。世界各国のチップセットメーカ、データ端末メーカに幅広く提供してまいりました。さらに今回、業界で初めて3GPP Release9のDC-HSUPA機能への対応を実現いたしました。これにより、DC-HSPA(DC-HSDPA/DC-HSUPA)機能のチップセット、データ端末開発における投資効率の高い試験環境の構築が可能となり、開発・検証作業の効率向上に貢献いたします。

 

[製品概要]

W-CDMA シグナリングテスタMD8480Cは、W-CDMA/HSPA/HSPA Evolution/GSM/GPRS基地局と同様な動作をする基地局シミュレータです。今回新たに機能を拡充し、MD8480C本体にMX848001E-20をインストールすることでDC-HSUPA機能への対応を実現しました。これにより、3GPP規格Release 9に準拠したDC-HSUPA対応データ端末の試験が可能です。

さらに、DC-HSDPA機能と併せて利用することで、DC-HSDPA/DC-HSUPA機能に対応したチップセット、データ端末の総合動作試験およびプロトコル[※3]シーケンス(端末と基地局の接続手順)試験およびスループット[※4]性能が評価できます。

また、3GPP Release9のDB-DC-HSDPA[※5]Combination of DC-HSDPA and MIMO[※6]機能への対応も実現しており、3GPP Release9 の各種高速パケット通信、サービスに対応したデータ端末の試験が行えます。


[ この製品をもっと詳しく ]

 

[対象市場・用途]

対象市場

移動通信事業者、端末・チップセットベンダー

用途

HSPA Evolution対応データ通信端末・チップセットの開発、性能評価

 

[ ※用語解説]

[※1] HSPA Evolution : High Speed Packet Access Evolution
第3.5世代HSPA方式携帯電話システムの拡張規格。HSPA Evolutionは、下り(基地局から端末)方向を高速化したDC-HSDPA機能と上り(端末から基地局)方向を高速化したDC-HSUPA機能を含む規格の総称である。HSPA Evolutionは、HSPAをさらに高速化し、下り最大84 Mbps、上り最大21 Mbpsでのデータ通信を可能とする。

[※2] 3GPP Release9 : 3rd Generation Partnership Project規格 Release 9
第3世代(3G)携帯電話システムの国際的な標準化プロジェクト。規格策定時期によりRelease 99、Release 4~9などがある。Release 9では、HSPA Evolution方式の上り通信速度を高速化したDC-HSUPA機能の他、Combination of DC-HSDPA and MIMOが規定された。

[※3] プロトコル
規格で定められた端末とネットワーク間の通信手順。

[※4] スループット
単位時間あたりのデータ転送量のこと。移動通信分野では、基地局と携帯電話端末間でのデータ通信における実質的なデータ転送速度を示す。

[※5] DB-DC-HSDPA: Dual Band for Dual Cell HSDPA
3GPP Release8で規定されたDC-HSDPA機能は、同一周波数バンド上で使用される機能であるが、3GPP Release9で規定されたDB-DC-HSDPAは、複数バンドを所有する通信事業者に有用な異なる周波数バンド毎にキャリアを送信し、パケット通信速度下り最大42Mbpsを実現する機能。

[※6] Combination of DC-HSDPA and MIMO:
3GPP Release8で規定されたDC-HSDPA機能と64QAM and MIMO機能の二つを組み合わせる機能。これにより、下り最大84 Mbpsまでデータ通信を可能とすることができる。

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