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シグナルクオリティアナライザMP1800A機能強化

2013/11/18
従来機種の3倍の受信感度で32Gbit/sハイスピードインターコネクトの特性評価を実現

シグナル クオリティ アナライザ MP1800A

 

アンリツ株式会社(社長 橋本 裕一)は、シグナルクオリティアナライザMP1800Aと4タップエンファシスMP1825Bの機能を強化。32Gbit/sまでのハイスピードインターコネクト規格[※1]に対応した電子部品・回路基板の特性評価を可能とする新ユニットを、11月18日から販売いたします。

今回開発した製品は、MP1800A用28G/32Gbit/s高感度誤り検出器ユニットとMP1825B用32Gbit/s拡張オプションです。

上記ユニットを搭載したMP1800AとMP1825Bを組み合わせて使用することにより、32Gbit/sまでのプリエンファシス信号[※2]を用いたBER測定[※3]ジッタトレランス試験[※4]が、従来器の約3倍の受信感度で可能。低電圧の信号を検知できます。これにより、ハイスピードインターコネクト規格に準拠した32Gbit/s帯の電子部品・回路基板のシグナルインティグリティ[※5]解析が行えます。

データセンター内で用いられるサーバーの処理速度を高速化するため、ハイスピードインターコネクト規格に準拠した32Gbit/s帯の電子部品、回路基板の搭載が進展しています。

アンリツは今回、MP1800A/MP1825Aの機能を強化したことにより、高品質な32Gbit/s帯ハイスピードインターコネクト電子部品・回路基板の開発に貢献いたします。

 

[開発の背景]

クラウドコンピューティングサービスの普及にともない、データセンターの情報量は急速に増大しています。これに伴い、データセンターで使用されるサーバーの処理速度を高速化するために、ハイスピードインターコネクト規格に準拠した32Gbit/s帯の電子部品、回路基板の搭載が進展しています。

上記電子部品、回路基板は、低消費電力化を図るために、入出力信号の電圧を低下させていることに加え、伝送路で損失が発生します。このため、これらの電子部品、回路基板のシグナルインティグリティを正確に評価するためには、低電圧の信号を検知できる受信感度と信号に損失を補償するプリエンファシス機能を備えた計測器が必要となっています。

そこでアンリツは従来から提供しているシグナルアナライザMP1800Aと4タップエンファシスMP1825Bの機能を強化し、新ユニットを開発。従来の約3倍の受信感度で、ハイスピードインターコネクト規格に準拠した32Gbit/s帯の電子部品・回路基板のBER測定、ジッタトレランス試験を可能としました。

 

[製品概要]

MU183040B/MU183041B 28G/32Gbit/s高感度誤り検出器は、シグナルクオリティアナライザMP1800A用ユニットです。従来から提供していた誤り検出器の機能を強化し、約3倍の受信感度を実現しています。

MP1825B-006 32Gbit/s拡張オプションは、4タップエンファシスMP1825B用ユニットです。本ユニットを使用することにより、MP1825Bで32Gbit/sまでのプリエンファシス信号を生成できます。

上記ユニットを搭載したMP1800AとMP1825Bを組み合わせて使用することにより、32Gbit/sまでのプリエンファシス信号を用いた計測システムとして動作可能。従来機種の約3倍の受信感度で、32Gbit/sまでの伝送速度を有する各種ハイスピードインターコネクトのシグナルインティグリティ解析が行えます。


[製品情報:MP1800A]
[製品情報:MP1825B]

 

[主な特長]

■優れた受信感度と高速測定を実現

28G/32Gbit/s高感度誤り検出器を搭載したMP1800Aは、10 mVという優れた受信感度と1秒以内の自動検出を実現しています。これにより、従来の3倍の受信感度で、BER測定やジッタトレランス試験が行えます。

■32 Gbit/s帯までの各種ハイスピードインターコネクト規格に対応

32 Gbit/s帯ハイスピードインターコネクトは100 GbE[※6]OTU-4[※7]CEI-28G[※8]Infiniband EDR[※9]32Gファイバーチャネル[※10]などで規格化されています。28G/32Gbit/s高感度誤り検出器を搭載したMP1800Aと32 Gbit/s拡張オプションを搭載したMP1825Bを組み合わせて使用することにより、32 Gbit/sまでのプリエンファシス信号を用いた評価が可能。各種ハイスピードインターコネクト規格に対応できます。

■最大8つのマルチチャネル測定が可能

ハイスピードインターコネクトは、伝送速度の高速化に加え、複数の通信チャネルを束ねることにより、高速大容量通信を可能とする技術であることから、電子部品・回路基板の評価ではマルチチャネル測定が必要です。MP1800Aは、1チャネルから最大8チャネルで試験信号の出でき、1セットの試験システムで、32 Gbit/sまでの電子部品・回路基板の評価が行えます。

 

[対象市場・用途]

対象市場

コンピュータ・サーバーメーカー、通信機器メーカー、電子部品メーカー

用途

30 Gbit/s帯インターコネクト回路基板、電子部品の設計・開発

 

[ ※用語解説]

[※1] ハイスピードインターコネクト規格
サーバー内に搭載される電子部品や回路基板を高速接続する規格。

[※2] プリエンファシス信号
デジタル通信システムでは、伝送媒体固有の影響により高周波帯域の信号損失が発生し、通信品質に影響を及ぼす。この損失を補償するために、あらかじめ増幅した信号をプリエンファシス信号と呼ぶ。

[※3] BER測定:Bit Error Rate測定
信号に含まれるビットエラーの割合を測定し、伝送品質を検証すること。

[※4] ジッタトレランス試験
電気信号を伝送する場合、経路特性や外部環境などの影響を受け、信号の伝達時間が変化する。こうした遅延時間の揺らぎをジッタと呼ぶ。ジッタトレランス試験は、被測定対象物へ任意のジッタ量を付加した信号を送出し、エラーを発生しないで動作するかどうかを解析する試験。

[※5] シグナルインティグリティ
デジタル信号を伝送する際の波形品質。

[※6] 100 GbE
25 Gbit/s帯の回線を4本束ねて、100 Gbit/sの伝送速度を有する超高速イーサネット。

[※7] OTU4
28 Gbit/s帯の回線を4本束ねて、100 Gbit/s超の高速伝送を実現する技術。

[※8] CEI-28G
インターコネクトの電気インターフェースの規格。28 Gbit/sに対応している。

[※9] InfiniBand EDR
InfiniBandは、主にスーパーコンピュータで複数のプロセッサや外部記憶装置間の接続に利用されているデータ伝送方式。EDRでは、26 Gbit/sでのデータ伝送を可能とする。

[※10] 32Gファイバチャネル
ファイバチャネルは、主に高い性能が要求されるサーバーで、コンピュータ本体と外部記憶装置を接続するのに利用されているデータ伝送方式。32Gファイバチャネルでは28 Gbit/sでのデータ伝送を可能とする。

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