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業界初 一体型無線テスタでLTE Advanced端末の呼接続試験を実現

2013/02/20

MT8820C用LTE-Advanced測定ソフトウェアの販売を開始

ラジオ コミュニケーション アナライザ MT8820C

 

アンリツ株式会社(社長 橋本 裕一)は、ラジオコミュニケーションアナライザMT8820Cの機能を強化。業界で初めて、一体型無線テスタ[※1]LTE-Advanced[※2]端末の呼接続試験[※3]を可能とするMT8820C用「LTE-Advanced FDD DL CA 測定ソフトウェア MX882012C-021」を開発。2月20日から販売を開始いたします。

MT8820Cは、各種移動通信端末の開発・製造で必要とされる信号発生機能、信号解析機能、擬似基地局機能を一体化した計測器です。

今回開発したMX882012C-021を、すでに販売しているLTE測定モデルのMT8820Cに搭載することにより、LTE-Advancedスマートフォン・タブレット端末・データカード[※4]の受信性能を呼接続(擬似基地局と通信している状態)で評価できます。

LTE-Advanced方式は、LTEをさらに高速化した次世代移動通信システムです。

アメリカ、韓国では、2013年中の商用サービス開始が予定されており、端末・データカードの量産化に向け、試作機と基地局との通信品質を検証できる呼接続試験の重要性が高まっています。

アンリツは、業界で初めて、一体型無線テスタでLTE-Advancedの呼接続試験を実現したことにより、LTE-Advanced サービスの早期商用化に貢献いたします。

 

[開発の背景]

スマートフォンやタブレット端末を利用したクラウドサービスや高精細な動画サービスの普及によりモバイルデータトラフィックが急増し、モバイルネットワークのさらなる高速・大容量化が課題となっています。

このため、LTEをさらに高速化したLTE-Advancedの国際標準規格策定が進められており、アメリカ、韓国の一部通信事業者は、2013年中の商用化を計画しています。

これにともないLTE-Advanced対応スマートフォン・タブレット端末・データカードの開発が進展し、基地局との通信品質を検証するための一体型無線テスタのニーズが高まっています。

アンリツは従来からこの分野でラジオコミュニケーションアナライザMT8820Cを販売しており、LTEをはじめとする各種移動通信端末の開発・製造用途で世界各国の端末メーカー・EMS企業で利用されています。

さらに今回、MT8820CでLTE-Advancedへ対応。一体型無線テスタでは業界で初めて、LTE-Advancedスマートフォン・タブレット端末・データカードの受信性能評価を呼接続で可能としました。

 

[製品概要]

「LTE-Advanced FDD DL CA 測定ソフトウェア MX882012C-021」は、各種移動通信端末の開発・製造用一体型無線テスタであるラジオコミュニケーションアナライザMT8820Cのオプションソフトウェアです。

MX882012C-021をLTE測定モデルのMT8820Cに搭載することにより、キャリアアグリゲーション[※5]信号を用いたRF[※6]試験が可能。LTE-Advancedスマートフォン・タブレット端末・データカードの受信性能を呼接続で評価できます。


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[主な特長]

■マルチモード対応LTE-Advanced端末の試験が可能
LTE-Advancedは、LTEやW-CDMA、CDMA2000、GSMなど現在運用中のモバイルネットワークでも使用できるマルチモードシステムとして開発されています。MT8820Cは、上記移動通信規格に対応しており、1台でマルチモードLTE-Advancedスマートフォン・タブレット端末・データカードの呼接続試験が行えます。

■測定資産の継承が可能
今回開発したMX882012C-021は測定ソフトウェアであることから、MT8820C本体のハードウェアはそのまま使用できます。これにより、従来から使用している試験冶具や試験環境を継承でき、LTE-Advanced測定対応が低コストかつ低リスクで行えます。

■2x2 MIMOで 最大300MbpsのRFスループット試験が可能
LTE-Advancedはキャリアアグリゲーション機能に加え、2x2 MIMO[※7]技術により最大約300 Mbpsのスループット[※8]を実現します。2台のLTE-Advanced測定構成のMT8820Cを使用することにより、最大約300 MbpsのRFスループットで2x2 MIMOに対応したLTE-Advancedスマートフォン・タブレット端末・データカードの試験が行えます。

 

[対象市場・用途]

対象市場

スマートフォン・タブレット端末・データカードメーカー

用途

LTE-Advancedスマートフォン・タブレット端末・データカードの開発

 

[ ※用語解説]

[1] 一体型無線テスタ
複数の測定機能を1台の筐体に搭載した無線テスタ。MT8820Cでは、本体プラットフォームに信号発生機能、信号解析機能、基地局シミュレータを搭載している。

[2]  LTE-Advanced Long Term Evolution-Advanced
LTE(Long Term Evolution)をさらに高速化し、静止/低速移動時で最大1 Gbps、高速移動時で最大100 Mbpsを目指している。

[3] 呼接続試験
基地局と通信している状態で携帯端末の送受信特性を評価するための試験。この試験では、信号発生器や信号解析器、基地局シミュレータが用いられる。

[4] データカード
携帯電話網を利用して、Webページの閲覧やメールの送受信を行うための通信機能を備えたカードのこと。

[5] キャリアアグリゲーション
複数の割当周波数を組み合わせ、より大きな帯域幅(電波の周波数の範囲)を仮想的に作り出すことが可能となる技術。無線通信システムでは、帯域幅が大きければ大きいほど、高速に大容量のデータを伝送できる。例えば、ある通信事業者が20 MHz幅、10 MHz幅を持っていた場合、本技術により30 MHz幅の連続した周波数の利用時と同等のデータレートを実現でき、加入者が通信するピーク速度や平均速度が向上する。

[6] RFRadio Frequency
無線通信システムで使用される高周波の電波。

[7] 2x2 MIMO: 2x2 Multiple-Input and Multiple-Output
MIMOは、送受信ともに複数のアンテナを持ち、同一周波数軸上でデータの送受信を行う無線通信技術。2x2 MIMOは、送信アンテナ、受信アンテナを2本ずつ使用するもの。
MIMOは、通信速度の高速化が可能となるとともに、障害物が多く存在する環境での送受信が安定することから、LTE-Advancedのキーテクノロジーとなっている。

[8] スループット
単位時間あたりのデータ転送量のこと。移動通信分野では、基地局と携帯電話端末間でのデータ通信における実質的なデータ転送速度を示す。

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