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LTE-Advanced FDD基地局の評価に対応したソフトウェアを販売開始

2012/12/19

LTE 測定ソリューション拡充

MG3710A用波形生成ソフトウェア/MS269xA用ソフトウェアの販売を開始

ベクトル信号発生器 MG3710A

 

アンリツ株式会社(社長 橋本 裕一)は、ベクトル信号発生器MG3710A/シグナルアナライザMS269xAシリーズのLTE測定ソリューションを拡充。新たに、第4世代移動通信システムであるLTE-Advanced FDD方式[※1]に対応したMG3710A用波形生成ソフトウェアMX370108A-001とMS269xAシリーズ用測定ソフトウェアMX269020A-001を開発。12月19日から販売いたします。

LTE信号源構成のMG3710Aに波形生成ソフトウェアをインストールすることにより、LTE-Advanced FDD基地局の受信性能評価で必要とされる試験信号を出力できます。

さらにオプションの試験信号出力ポートを追加することにより、従来2台の試験信号源が必要な3 GHz[※2]超のバンド間キャリア・アグリゲーション[※3]信号と妨害波[※4]の出力が1台のMG3710Aで対応できます。

また、LTE測定構成のMS269xAシリーズにMX269020A-001をインストールすることにより、LTE-Advanced FDD基地局が送信するバンド間キャリア・アグリゲーション信号を解析できます。

LTE-Advanced FDD方式は、バンド間キャリア・アグリゲーションにより現行のLTEを高速化しており、急増するモバイルデータトラフィックの対応策として期待されています。

LTE-Advanced FDD基地局開発では、受信性能の信号源となる信号発生器と送信性能を解析できるシグナルアナライザが必須の計測器となっています。

アンリツは今回、MG3710AとMS269xAシリーズでLTE-Advanced FDD方式に対応したことにより、モバイルブロードバンドサービスの円滑な普及に貢献いたします。

 

[開発の背景]

スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、大容量のデータを扱うことが可能なクラウドサービスや高精度な動画配信が主要なモバイル通信サービスとなっています。

その一方でモバイル回線の逼迫が懸念され、LTEをさらに高速化したLTE-Advanced FDDサービスの早期導入に向け、端末と並行して基地局の開発が進展しています。

アンリツはすでにLTE-Advanced FDD方式に対応した基地局シミュレータ(擬似基地局)として、LTE Advanced FDD端末を検証できるシグナリングテスタMD8430Aを提供しています。

さらに今回、ベクトル信号発生器MG3710AとシグナルアナライザMS269xAシリーズで、LTE-Advanced FDDへの対応を図り、MG3710A用波形生成ソフトウェアとMS269xAシリーズ用測定ソフトウェアを開発。LTE-Advanced FDD基地局の送信性能・受信性能評価用計測ソリューションの販売を開始しました。

 

[製品概要]

■ベクトル信号発生器用波形生成ソフトウェアMX370108A-001 LTE-Advanced FDD オプション
MX370108A-001をすでに提供しているLTE信号源構成のMG3710Aにインストールすることにより、LTE-Advanced FDD基地局の受信性能評価で必要とされる試験信号を出力できます。
さらに、オプションで提供している試験信号出力ポートを追加することにより、1台のMG3710Aで上限周波数6 GHzの2つの試験信号を出力できます。これにより、3 GHzを超える周波数帯のLTE-Advanced FDD基地局の評価で必要とされるバンド間キャリア・アグリゲーション信号と妨害波を1台のMG3710Aで生成・出力できます。

 

ベクトル信号発生器MG3710A

MG3710Aは、100 kHz~2.7 GHz、100 kHz~4 GHz、100 kHz~6 GHzの周波数帯域で運用される各種移動通信システム(LTE・W-CDMA・GSM・CDMA2000など)、無線LAN、デジタル放送設備、狭帯域無線通信システムなどの受信・送信特性評価で必要とされるRF[※5]信号を出力できるベクトル信号発生器です。RF変調帯域幅160 MHz[※6]のベースバンド発生器を内蔵しており、各波形パターンファイルを選択するだけで様々な通信方式のデジタル変調信号を出力できます。また、RF信号出力ポートに2つの波形メモリを搭載でき、希望波[※7]と妨害波/AWGN[※8]など2つの信号を1つの出力ポートから同時に出力できます。さらに、MG3710Aは、上限周波数6 GHzに対応したRF信号出力ポートを最大2セット搭載できることから、最大4種類の試験用RF信号の出力が可能。複数の信号を使用する試験の信号源として利用できます。


[ この製品をもっと詳しく ]
 

■シグナルアナライザ用MX269020A-001 LTE-Advanced FDD ダウンリンク測定ソフトウェア
MX269020A-001をすでに提供しているLTE測定構成のMS269xAシリーズにインストールすることにより、LTE-Advanced FDD基地局が送信するバンド間キャリア・アグリゲーション信号を解析できます。
LTE-Advanced FDDサービスは、最大5つの周波数帯のキャリア・アグリゲーションにより、最大100MHzの帯域幅での運用が計画されています。LTE-Advanced FDDモデルのMS269xAシリーズは、上記キャリア・アグリゲーション信号の一括測定が可能であり、効率よくLTE-Advanced FDD基地局の送信性能を評価できます。

 

 

シグナルアナライザMS269xAシリーズ

MS269xAシリーズは、50 Hz~6 GHzの周波数範囲において、優れた総合レベル確度と変調精度、広帯域解析を実現したシグナルアナライザです。広帯域FFT[※9]解析が行えるベクトル・シグナル・アナリシス機能、信号波形をデジタルデータとして取り込めるデジタイズ機能も標準搭載しており、ワイヤレス通信システムの研究・開発や高性能が要求されるデバイス、基地局の試験が効率よく行えます。MS269xAシリーズは、上限周波数により3機種(MS2690A:6 GHz、MS2691A:13.5 GHz、MS2692A:26.5 GHz)を用意しており、用途に応じて選択できます。また、オプションでベクトル信号発生器(上限周波数6 GHz、RF変調帯域幅120 MHz)を内蔵でき、1台のMS269xAで送信/受信特性評価が行えます。


[製品情報:MS2690A]
[製品情報:MS2691A]
[製品情報:MS2692A]

 

[対象市場・用途]

対象市場

携帯電話基地局メーカー、携帯電話基地局建設/保守業者

用途

LTE-Advanced FDD基地局の開発・検証・品質保証・製造・建設・保守

 

[ ※用語解説]

[※1]  LTE Advanced FDD方式
LTE Advanced FDDは、ITU(国際電気通信連合)で承認された第4世代の移動通信規格。世界規模で普及しているLTE(Long Term Evolution)をさらに高速化し、静止/低速移動時で最大1 Gbps、高速移動時で最大100 Mbpsの高速データ通信を目指している次世代移動通信システム。FDDは、Frequency Division Duplexの略であり、通信経路の周波数帯を分割して、送信と受信を同時に行う手法。

[※2] GHz(ギガヘルツ)
周波数の単位であり、1秒間に10億回周波数が振動することを意味する。

[※3] キャリア・アグリゲーション
無線通信システムでは、帯域幅が大きければ大きいほど、高速に大容量のデータを伝送できる。
キャリア・アグリゲーションは、複数の搬送波を束ねて帯域拡張を実現する技術である。ある通信事業者が20 MHz幅、10 MHz幅を持っていた場合、本技術により30 MHz幅の帯域利用が可能となり、通信時のピーク速度や平均速度が向上する。

[※4] 妨害波
受信試験を行う際に、測定対象チャネルとなる信号とは別の妨害になる信号。

[※5] RF:Radio Frequency
電磁波や電気信号のうち、無線通信に利用できる周波数のもの。

[※6] MHz(メガヘルツ)
周波数の単位であり、1秒間に100万回周波数が振動することを意味する。

[※7] 希望波
受信試験を行う際に、測定チャネルとなる信号。

[※8] AWGN: Additive White Gaussian Noise
相加性白色ガウス雑音。通信を阻害する信号を作り出すために使用される。

[※9]  FFT:Fast Fourier Transform
高速フーリエ変換。フーリエ変換とは信号中に含まれている周波数成分を抽出する処理。
FFT技術を用いることで、信号を取りこぼし無く捉え、被測定信号のスペクトラムや周波数/電力/位相の時間変動などを多面的に解析できる。従来の掃引型スペクトラムアナライザでは捉えられなかった瞬時的に発生した現象の解析に威力を発揮する。

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