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シグナリングテスタMD8475A 機能追加

2012/05/21

LTEスマートフォン・携帯端末のIMSサービス・ETWSサービス の検証を実現

シグナリングテスタ(基地局シミュレータ) MD8475A

 

アンリツ株式会社(社長 橋本 裕一)は、シグナリングテスタMD8475A用SmartStudio MX847570Aの機能を強化。LTEスマートフォン・携帯端末のIMS/ETWS(注)サービスの相互接続検証機能を追加したMX847570AおよびExtended CSCFオプション MX847570A-080の販売を5月16日から開始いたします。

MD8475Aは、本体にLTE、W-CDMAなど各種移動通信方式に対応したハードウェア・ソフトウェアを搭載することにより基地局シミュレータ(擬似基地局)として動作します。MX847570Aは、GUI[※1]上の操作で簡単に各種試験条件を設定できるMD8475A用ソフトウェアです。

今回アンリツは、MX847570Aの機能を強化し、新たにVoLTE[※2]SMS over IMS[※3]などのIMSサービスを制御するCSCFサーバー[※4]機能とETWSサービスを制御するPublic Warning Service Center[※5]機能を追加しました。

本MX847570AをLTE試験構成のMD8475Aに搭載することにより、複雑なシーケンスプログラム[※6]を作成することなくIMS/ETWSサービス対応LTEスマートフォン・携帯端末の相互接続検証が行えます。

また、併せて開発したMX847570A-080を搭載することにより、IMSサービス検証において、ネットワークの不応答やサーバーエラーなどの異常状態、発信先不応答・通話中などの準正常状態を意図的に発生させ、端末の動作確認が可能。実際のLTEネットワークを用いたフィールドトライアルで通信トラブルが発生した場合に、その原因がネットワーク側か端末側のどちらにあるのかを簡易に切り分けられます。

IMS/ETWSサービスは公共性が高く、LTEの重要なアプリケーションとして今後の普及が期待されています。

アンリツは今回 MX847570Aの機能を強化したことにより、IMS/ETWSサービス対応LTEスマートフォン・携帯端末の早期商用化に貢献いたします。

注:IMS/ETWSサービス
IMS(IP Multimedia Subsystem)サービスは、固定網や移動体通信網で行われている各種サービスをIP技術で統合し、融合したマルチメディアサービスを実現するための規格。
ETWS(Earthquake and Tsunami Warning System)は、携帯電話向けの地震・津波などの緊急情報配信システム。最短時間での一斉情報配信を実現する。

 

[開発の背景]

LTEはIPベースの高速移動通信システムであり、さまざまなアプリケーションの開発が活発に行われています。なかでも、現在2G/3G回線設備で提供されている音声通話やSMSをLTEネットワークで可能とするIMSサービスと災害発生時の緊急情報をスピーディに一斉配信できるETWSサービスは公共性が高く、LTEサービスの重要なアプリケーションとして位置付けられています。

IMS/ETWSサービスを搭載したLTEスマートフォン・携帯端末の開発では、基地局との通信機能検証に加え、IMSサービスではCSCFサーバー、ETWSサービスではPublic Warning Service Centerとの接続検証が必要です。

そこでアンリツは、シグナリングテスタMD8475A用SmartStudio MX847570Aの機能を強化。CSCFサーバー機能とPublic Warning Service Center機能を追加したMX847570AおよびIMSサービスでは、準正常状態(発信先不応答・通話中など)や異常状態(ネットワークの不応答やサーバーエラーなど)のネットワーク環境を意図的に発生させることができるExtended CSCFオプション MX847570A-080を開発しました。

MD8475AにMX847570Aを搭載することにより、IMS/ETWSサービスを搭載したLTEスマートフォン・携帯端末の相互接続検証が行えます。また、MX847570A-080を加えることにより、IMSサービスにおいては、準正常・異常環境下での端末動作を確認できます。

 

[製品概要]

シグナリングテスタMD8475Aは、LTEに加え、W-CDMA/HSPA/HSPA Evolution、CDMA2000® 1x/1x EVDO、GSM/(E)GPRS方式に対応した各種ハードウェア・ソフトウェアを搭載することにより動作する基地局シミュレータです。

SmartStudio MX847570AはMD8475A用ソフトウェアであり、MX847570Aを搭載したMD8475Aに被試験端末を接続することで、MD8475Aと被試験端末の相互接続検証が行えます。今回MX847570Aの機能を強化し、新たにIMSサービスを制御するCSCFサーバー機能とETWSサービスを制御するPublic Warning Service Center機能を追加しました。

MD8475AにMX847570Aを搭載することにより、IMS/ETWSサービスを搭載したLTEスマートフォン・携帯端末の相互接続検証が行えます。また、MX847570A-080を加えることにより、IMSサービスにおいては、準正常・異常環境下で端末動作を確認できます。

シグナリングテスタMD8475A
MD8475Aは、本体と各種通信方式に対応したハードウェア、ソフトウェアから構成され、複数の通信システムを1台のシグナリングテスタで試験できます。用途に応じて試験環境を構築でき、設備コストを最適化できます。OSにWindow7を採用したPCを内蔵しています。これにより、外部サーバーや制御用PCが不要となり、省スペースかつパーソナルな環境で検証作業を行えます。
※ Windows は、Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。

 

SmartStudio MX847570A
MD8475AにLTE被試験端末を接続するだけで、MD8475Aと被試験端末のインタラクティブな双方向動作を実現するソフトウェアです。基本的な通信条件及び試験に必要となるネットワークパラメータをGUI上の操作で設定できるため、複雑なシーケンスプログラムの作成が不要となり、試験環境構築に関わる工数の削減に貢献します。

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[主な特長]

■開発効率向上
MX847570Aは、GUI上の操作でIMS/ETWSサービス対応LTEスマートフォン・携帯端末の相互接続検証で必要となる試験条件を設定できます。これにより、複雑なシーケンスプログラムを作成することなく検証作業が行え、開発期間・開発工数削減が可能となります。

■IMSサービスの準正常・異常系試験が可能
LTE試験構成のMD8475AにMX847570A、MX847570A-080を搭載することにより、ネットワークの不応答やサーバーエラー、発信先不応答・通話中などを意図的に発生させることができます。これにより、IMSサービスの検証では、準正常・異常環境下での端末の動作確認が可能。実際のLTEネットワークを用いたフィールドトライアルで通信トラブルが発生した場合に、その原因がネットワーク側か端末側のどちらにあるのかを簡易に切り分けられ、後工程での検証作業を効率よく行えます。

■マルチモード対応が可能
LTEは、2G/3G基地局エリアでも通信できるマルチモード端末として開発されていることから、端末開発においては、既存システムにも対応した基地局シミュレータが必要です。MD8475Aは、LTEに加え、W-CDMA/HSPA/HSPA Evolution、CDMA2000® 1x/1x EVDO、GSM/(E)GPRS方式に対応した各種ハードウェア・ソフトウェアをラインアップしています。複数の移動通信方式のハードウェア・ソフトウェアを同時に搭載できることから、LTE/W-CDMA/GSMなどマルチモードLTEスマートフォン・携帯端末の相互接続検証が1台のMD8475Aで行えます。

 

[対象市場・用途]

対象市場

スマートフォン・携帯端末メーカー、チップセットメーカー、通信事業者

用途

IMS/ETWSサービス対応LTE端末の評価

 

[ ※用語解説]

[※1]  GUI:Graphical User Interface
ユーザに対する情報の表示にグラフィックを多用し、基礎的な操作をマウスなどのポインティングデバイスによって行うことができるユーザインターフェースのこと。

[※2] VoLTE:Voice over Long Term Evolution
IMS(IP Multimedia Subsystem)を用いて、LTEネットワーク上で音声通話サービスを実現するための規格。SIP(Session Initiation Protocol)を使って通話を制御する。IMSは、固定網や移動体通信などで行われていたサービスをIP技術で統合し、マルチメディアサービスを実現するための規格。SIPは、音声や映像、テキストメッセージの交換などを行うために必要なセッションの生成・変更・切断を行うプロトコル。

[※3] SMS over IMS:Short Message Service over IP Multimedia Subsystem
IMSを用いて、LTEネットワーク上でSMSサービスを実現するための規格。SMSは、携帯電話同士で短い文字メッセージを送受信できるサービス。

[※4]  CSCFサーバー:Call Session Control Functionサーバー
IMSでのSIP信号パケットを処理するために用いられるサーバー。

[※5] Public Warning Service Center
災害発生時の緊急情報を伝送するための基盤システム。

[※6]  シーケンスプログラム
基地局のレイヤ3(データ転送処理)レベルでの動作や通信の条件を定義したC言語プログラム。

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