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シグナルクオリティアナライザMP1800A機能強化

2011/05/23

業界初

28Gbit/sインターコネクトのジッタトレランス試験を実現

ジッタ変調源MU181500Bと4タップエンファシスMP1825B の販売を開始

 

アンリツ株式会社(社長 橋本 裕一)は、シグナルクオリティアナライザMP1800Aの機能を強化。業界で初めて、28 Gbit/s[※1]までのハイスピードインターコネクトのジッタトレランス試験[※2]を可能とするジッタ変調源 MU181500B及び4タップエンファシスMP1825Bを開発。5月23日から販売を開始いたします。

MP1800Aは信号発生器と誤り検出器を一体化した計測器です。今回開発したMU181500Bを実装したMP1800AにMP1825Bを接続することで、28 Gbit/sの信号に任意のジッタ量を付加し、さらにエンファシス信号[※3]を発生できます。上記の信号を電子部品・回路基板へ送出することにより、28 Gbit/sまでのハイスピードインターコネクトのジッタトレランス試験が可能となります。

MP1800Aは、28Gbit/sインターコネクトのBER測定[※4]を可能としています。さらに今回、ジッタ発生及びエンファシス信号への対応を図ったことにより、デジタル伝送システムの高速化に貢献いたします。


[開発の背景]

データ通信トラフィックの拡大により、デジタル通信システムのさらなる高速化が求められています。インターコネクトは、各種伝送装置の処理速度を高速化する技術です。CEI-28G[※5]32Gファイバチャネル[※6]で28Gbit/sインターコネクトが規格化され、デジタル伝送装置や高性能サーバのバックプレーン[※7]などで利用されています。

このため、上記インターコネクトを搭載した回路基板・電子部品の評価用計測器が必要とされていますが、この評価で実施されるジッタトレランス試験とエンファシス信号発生の双方を可能とする計測器はこれまで市販されていませんでした。

アンリツは光インターコネクト評価用計測器としてシグナルクオリティアナライザMP1800Aを提供しており、すでに28 Gbit/sでのBER測定を実現しています。さらに今回、MP1800Aの機能を強化。ジッタトレランス評価においても28 Gbit/sでの試験を可能とし、28Gbit/sインターコネクトを搭載した回路基板・電子部品の品質検証を可能としました。


[製品概要]

ジッタ変調源MU181500Bは、シグナルクオリティアナライザMP1800A用ハードウェアモジュールです。MP1800Aに搭載することにより、28 Gbit/sの信号に任意のジッタ量を付加できます。

4タップエンファシスMP1825Bは、MP1800Aが送出した信号をエンファシス信号に変換できる装置です。波形の3箇所で振幅[※8]を設定でき、業界最大となる4タップ(4段)までのエンファシス信号を生成可能。各種規格に合わせて柔軟にエンファシス信号を生成できます。

MU181500Bを実装したMP1800AにMP1825Bを接続することで、任意のジッタ量を付加した28Gbit/sのエンファシス信号のインターコネクト回路基板・電子部品への送出と上記基板・電子部品が受信した信号の解析が行えます。


[ この製品をもっと詳しく ]

[主な特長]

■28 Gbit/sインターコネクト規格に対応

28 Gbit/sインターコネクトは、CEI-28G、32Gファイバチャネルで規格化されています。

本MP1800A試験システムは上記規格に対応したジッタトレランス試験、BER測定が行えます。


■各種ジッタの付加が可能

デジタル通信回路では、SJ・RJ・BUJ・SSC[※9]が発生します。ジッタ変調源MU181500Bはこれらすべてのジッタを任意の量で付加でき、28 Gbit/sインターコネクト回路基板、電子部品のジッタトレランスを評価できます。


[対象市場・用途]

対象市場

通信機器メーカー、電子部品メーカー

用途

28 Gbit/sインターコネクト回路基板、電子部品の設計・開発


[ ※用語解説]

[※1] Gbit/s:Gigabit per second
データ伝送速度の単位。1秒間に10億ビットのデータを伝送できる。

[※2] ジッタトレランス試験
電気信号を伝送する場合、経路特性や外部環境などの影響を受け、信号の伝達時間が変化する。こうした遅延時間の揺らぎをジッタと呼ぶ。ジッタトレランス試験は、被測定対象物へ任意のジッタ量を付加したエンファシス信号を送出し、エラーを発生しないで動作するかどうかを解析する試験。

[※3] エンファシス信号
デジタル通信システムでは、伝送媒体固有の影響により高周波帯域の信号損失が発生し、通信品質に影響を及ぼす。この損失を補償するために、あらかじめ増幅した信号をエンファシス信号と呼ぶ。

[※4] BER測定:Bit Error Rate測定
信号に含まれるビットエラーの割合を測定し、伝送品質を検証すること。

[※5] CEI-28G
インターコネクトの電気インターフェースの規格。28 Gbit/sに対応している。

[※6] 32Gファイバチャネル
ファイバチャネルは、主に高い性能が要求されるサーバで、コンピュータ本体と外部記憶装置を接続するのに利用されているデータ伝送方式。32Gファイバチャネルでは28 Gbit/sでのデータ伝送を可能とする。

[※7] バックプレーン
各種デジタル伝送装置、サーバに搭載される回路基板。複数のコネクタ、スロットなどを用いて、拡張ボードやケーブルなどを相互接続し、処理速度を高速化する。

[※8] 振幅
1/0のデジタル信号を伝送する場合の電圧差。

[※9]  SJRJBUJSSC
ジッタをその発生原因や性質により分類した略称。
SJは、Sinusoidal Jitterの略称。ジッタ変調信号の波形が正弦波となっている。
RJは、 Random Jitterの略称。無限に広がる性質をもっており、その広がりが正規分布に近似している。
BUJは Bounded Uncorrelated Jitterの略称。データと相関無くランダムに発生し、その広がりが有限である。
SSCは、 Spread spectrum clockingの略称。電波障害(EMI)を緩和するため、基準クロック信号に付加するジッタ。

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