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W-CDMAシグナリングテスタMD8480C機能拡充

2011/02/28

業界初 次世代HSPA Evolution携帯端末の評価を実現

64QAM and MIMOオプション MX848001E-17

 

アンリツ株式会社(社長 橋本 裕一)は、W-CDMA シグナリングテスタMD8480Cの機能を拡充。業界で初めて、最大データ転送速度42Mbps[※1]を実現する次世代HSPA Evolution[※2]携帯端末・チップセットの評価を可能とする64QAM and MIMOオプション MX848001E-17を開発。

2月28日から販売を開始いたします。

MX848001E-17は、MD8480C用オプションソフトウェアです。すでに提供しているHSPA Evolution試験構成のMD8480CにMX848001E-17を搭載することで、HSPA Evolution方式のデータ通信速度を最大42Mbpsまで高速化できる64QAM and MIMO[※3]機能に対応。MD8480Cが擬似基地局として動作し、次世代HSPA Evolution携帯端末の接続性検証、スループット性能を評価できます。

HSPA Evolution方式では上記64QAM and MIMO機能が3GPP[※4]で規格化され、海外の通信事業者が商用サービス開始に向けた準備を進めています。

アンリツは今回、業界で初めて64QAM and MIMO機能を搭載した携帯端末・チップセットの評価を可能としたことにより、世界各国で進展しているモバイルブロードバンドネットワークの普及に貢献いたします。


[開発の背景]

スマートフォンやタブレット携帯端末の急速な普及にともない、世界でモバイル通信のブロードバンド化が加速しています。こうした動きに対応するため、HSPA方式で移動通信サービスを提供している海外の通信事業者では、最大42Mbpsでデータ通信を可能とする次世代HSPA Evolution方式の導入を進めています。

そこでアンリツは、従来からHSPA Evolution携帯端末・チップセットの擬似基地局として提供しているW-CDMAシグナリングテスタMD8480Cの機能を強化。業界で初めて、42MbpsのHSPA Evolution携帯端末・チップセットの評価を可能としました。


[製品概要]

MD8480C 64QAM and MIMOオプションMX848001E-17は、W-CDMAシグナリングテスタMD8480C用ソフトウェアであり、3GPP Release 8[※5]で規格化された64QAM and MIMO 機能に対応しています。MD8480C本体に、すでに販売しているHSPA Evolution機能に対応したハードウェアとソフトウェア、今回開発したソフトウェアMX848001E-17を搭載することで、最大42Mbpsのデータ通信速度を実現するHSPA Evolution端末の無線接続試験が可能。携帯端末、チップセットのネットワーク接続性検証やスループット性能が評価できます。


シグナリングテスタ MD8480C
MD8480Cは、HSPA、W-CDMA、GSMなど世界各国で運用されている携帯電話システムの基地局と同様に動作する基地局シミュレータです。携帯電話端末と基地局との通信手順であるプロトコルシーケンスや設定パラメータを自在に定義できます。規格上で定められた正常な通信手順に加え、実際の基地局との接続状態では試験することが困難な動作を発生させることが可能であり、さまざまな条件下で携帯電話端末やデータ通信端末の機能を評価できます。

[ この製品をもっと詳しく ]

[対象市場・用途]

対象市場

通信端末メーカー、通信モジュールメーカー

用途

HSPA Evolution対応データ通信端末の開発、性能評価


[ ※用語解説]

[※1] MbpsMega bit per second
通信速度の単位。1Mbpsは、1秒間に100万ビットのデータを伝送できる。

[※2] HSPA EvolutionHigh Speed Packet Access Evolution
第3.5世代HSPA方式携帯電話システムの拡張規格。HSPAをさらに高速化し、下り最大28Mbps、上り最大11Mbpsでのデータ通信を可能とする。

[※3] 64QAM and MIMO
ダウンリンクで最大42Mbpsの高速データ通信を可能とするHSPA Evolution方式携帯電話規格の一つ。QAMはQuadrature Amplitude Modulation(直交振幅変調)の略であり、携帯電話や無線LANのデジタル変調方式の一つ。64QAMは一度に64値のデータを送受信でき、高速通信に適している。MIMOはMultiple Input Multiple Outputの略であり、送受信ともに複数のアンテナを持ち、同一周波数軸上でデータの送受信を行う無線通信技術。通信速度を高速化できるとともに、複数のアンテナから複数の経路を通って電波が届くことで、障害物が多く存在する環境でも安定した通信が可能となる。

[※4] 3GPP3rd Generation Partner Project
第3世代移動通信方式の標準を策定するためのパートナーシップ・プロジェクト。

[※5] 3GPP Release 83rd Generation Partner Project Release 8
3GPPの標準規格はそのリリース順に番号が付与されている。Release 8ではパケット通信速度をさらに高速化する64QAM & MIMO やDC-HSDPAなどが規定されている。

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