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40/100GイーサネットアナライザMD1260Aの販売を開始

2010/09/06
次世代高速通信規格「40/100Gbpsイーサネット」に対応

40/100G イーサネット アナライザ MD1260A

 

アンリツ株式会社(社長 橋本 裕一)は、次世代高速通信規格「40/100 Gbpsイーサネット(注)」に対応した計測器として、新たに40/100 GイーサネットアナライザMD1260A を開発。9月6日から販売を開始いたします。

40/100 Gbpsイーサネットは、米国電気電子学会(IEEE)で標準化された高速通信規格です。本年6月に正式規格として「IEEE802.3ba」が承認されたことから、この規格に準拠した伝送装置の製造、ネットワーク建設が加速することが見込まれています。

MD1260Aは、ポータブルサイズ(340× 221.5× 200 mm、8 kg以下)で、信号発生機能と信号解析機能を搭載したオールインワン計測器です。MD1260Aを使用することにより、40/100 Gbps信号のスループット[※1]フレームロス[※2]BER[※3]スキューマージン[※4]などの各種測定が可能。40/100 Gbpsイーサネット伝送装置、ネットワークの品質を評価できます。

また、イーサネットは、広域化を図るためにITU-Tと連携し、OTN[※5]との相互接続を図っています。MD1260Aは、OTNの広帯域規格であるOTU3/OTU4[※6]にも対応しており、1台の計測器で40/100 GbpsイーサネットおよびOTU3/OTU4規格に準拠した伝送装置・ネットワークの評価が行えます。

40/100 Gbpsイーサネット、OTU3/OTU4は、高速・大容量データ通信サービスの基幹網として期待されています。アンリツは、MD1260Aの販売を開始することにより、次世代高速通信システムの円滑な普及に貢献いたします。

注:40/100 Gbpsイーサネット
イーサネットは世界中のオフィスや家庭に普及しているLAN(Local Area Network)の国標準規格。40 Gbpsイーサネットは、1秒間に40ギガビット[※7]の信号を伝送できる能力を有する。100 Gbpsイーサネットは、40Gbpsをさらに高速化し、1秒間で100ギガビットの信号の伝送を可能とする。いずれも主にルータやスイッチ類などの伝送機器で使用され、40 km以内の通信に適用される。国際電気通信連合の電子通信標準化部門(ITU-T)と協力して仕様が策定されており、光ネットワーク技術であるOTNとの連携も可能。40 kmを超える距離では、OTU3/OTU4で通信される。

[ この製品をもっと詳しく ]

[開発の背景]

個人ユースの動画サービスやVoD(Video on Demand)、クラウドコンピューティング[※8]など広帯域を必要とするアプリケーションが急速に普及しており、世界各国の情報通信事業者では、基幹網の増強が課題となっています。

現在は10 Gbpsの回線を複数束ねて高速化を図っていますが、40/100 GbpsイーサネットがIEEEにより標準化されたことから、今後この規格に準拠したネットワークの構築がグローバルに進展することが見込まれています。

そこでアンリツは、従来から蓄積してきたGbpsイーサネット測定技術を基盤に、40/100 GイーサネットアナライザMD1260Aを開発いたしました。

MD1260Aを使用することにより、40/100 Gbpsイーサネット規格に対応した伝送装置・ネットワークの評価で必要な測定が行えます。


[製品概要]

40/100 GイーサネットアナライザMD1260Aは、40/100 Gbpsイーサネットの標準規格であるIEEE802.3baに対応した計測器です。

MD1260Aは40 Gbps、100 Gbpsのイーサネット信号を測定対象となる伝送装置やネットワークに発生させ、伝送装置、ネットワークが転送した信号を解析できる機能を搭載しています。これにより、40/100 Gbps信号のスループットやフレームロス、BER、スキューマージンなどの各種測定が可能。伝送装置、ネットワークの品質がIEEE802.3baが要求する規格に準拠しているか否かを評価できます。

また、MD1260Aは、40/100 Gbpsイーサネットと相互運用されるOTNのOTU3/OTU4規格に対応した測定にも可能であり、1台の計測器で最新の高速通信システムを評価できます。


[主な特長]

■ オールインワンのポータブル設計で、簡易な持ち運びが可能

MD1260Aは、小型・軽量(340× 221.5× 200 mm、8 kg以下)設計で、40/100 Gbpsイーサネットの測定に必要な信号発生・信号解析機能を搭載したポータブルアナライザです。測定現場を移動する際に簡易に持ち運べます。


■ 用途に応じた試験システムの構築が可能
MD1260Aの測定インターフェースは、オプションで選択できます。用途に応じた測定システムの構築、将来のアップグレードが容易に行えます。


■ 優れた拡張性

MD1260Aはマルチユニット対応であり最大16台まで測定ポートを拡張できます。これにより、複数ポートでの評価が必要とされるルータやスイッチの試験や伝送装置を複数台接続した試験が一括で行えます。


■ 多様な試験機能を搭載

MD1260Aは自動制御機能を搭載しており、製造時の試験を自動化できます。また、規格値を超えた耐力試験やマルチユニット環境下での遅延測定、CFP[※9]の単体試験など、40/100 Gbpsイーサネットで必要とされる各種試験が行えます。


■ 容易な操作性、高い耐久性

MD1260Aは、タッチパネル形式の12.1 インチワイドディスプレイを搭載しており、簡単に操作できます。また、フラッシュディスクドライブ[※10]の採用により、クラッシュのリスクがありません。


[対象市場・用途]

対象市場

メトロ・コア伝送装置製造、キャリアネットワーク建設、データセンター、光通信デバイス

用途

伝送装置の製造検査、ネットワークの建設


[ ※用語解説 ]

[※1] スループット
伝送装置、ネットワークのデータ転送処理能力。

[※2] フレームロス
ネットワーク上を流れるデータが処理されずに消失すること。

[※3] BER: Bit Error Rate
信号に含まれるビットエラーの割合。

[※4] スキューマージン
データ伝送におけるタイミングのずれをスキューと呼ぶ。タイミングがずれるとデータを正しく送ることができないため、IEEE 802.3baでは、タイミングのずれを補正する機構とともに、スキューの許容範囲を規定している。スキューマージンとは、スキューが発生した場合に、伝送装置またはネットワークで正しくデータを伝送するための耐力のこと。

[※5] OTN: Optical Transport Network
ITU-T G.709にて標準化されている光伝送技術。強力なエラー検出・訂正機能を備えており、伝送中のデータにエラーが生じても、受信側でそのエラーを検出し、修正することができる。

[※6] OTU3/OTU4: Optical channel Transport Unit
OTNのデータ転送速度の単位。OTU3は40 Gbps、OTU4は100 Gbpsの伝送能力を有する。いずれも40 kmを超える長距離伝送網で使用されている。

[※7] ギガビット
情報や記憶装置の単位。ギガビットは109=1,000,000,000のビット数である。

[※8] クラウドコンピューティング
インターネット上にあるサーバのコンピュータ処理を使用できるシステム形態。従来は、企業、個人などがコンピュータを自分自身で保有・管理していたのに対し、クラウドコンピューティングでは、実際に処理が実行されるコンピュータは、インターネット上でサービスを提供する企業側に設置されている。このため、利用者側では、コンピュータの購入費用やデータ管理の手間が不要となる。

[※9] CFP
40/100 Gbpsに対応した光モジュール。本モジュールの使用により、伝送距離や伝送方式の異なる光インターフェースでもデータ転送を行うことができる。

[※10] フラッシュディスクドライブ
PCなどで利用される記憶装置の一種。一般的なハードディスクドライブに比べ、耐震性・耐衝撃性に優れている。

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