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ラジオコミュニケーションアナライザMT8820C機能強化

2010/09/10
DC-HSDPA携帯端末・データカードの受信スループット測定を実現

ラジオ コミュニケーション アナライザ MT8820C


アンリツ株式会社(社長 橋本 裕一)は、ラジオコミュニケーションアナライザMT8820Cの機能を強化。新たに、DC-HSDPA[※1]方式に対応した携帯端末、データカード[※2]の受信スループット[※3]測定を可能とするDC-HSDPA測定ソフトウェアMX882000C-032を開発。9月10日から販売を開始いたします。

MT8820Cは、携帯端末の開発・製造用計測器のプラットフォームとなるものであり、各種通信方式に対応した個別のハードウェア、ソフトウェアを搭載することにより擬似基地局として動作します。

W-CDMA/HSPA Evolution測定ハードウェア・ソフトウェアとパラレルフォン測定機能を搭載したMT8820Cに今回開発したMX882000C-032を搭載することで、DC-HSDPA方式が定める下り(基地局から端末方向)42Mbps[※4]の信号を用いた携帯端末・データカードの受信スループット測定、RF[※5]受信特性試験が行えます。

DC-HSDPA方式は、HSPA Evolution方式をさらに高速化した移動通信技術であり、日本では2010年後半から商用サービス開始が予定されており、携帯端末・データカードの受信性能評価が重要な試験項目となっています。

アンリツは、MT8820CでDC-HSDPA方式に対応した受信スループット測定、RF受信試験環境を提供することにより、DC-HSDPA方式の円滑な商用サービス開始に貢献いたします。

[ この製品をもっと詳しく ]

[開発の背景]

DC-HSDPA方式は、HSPA Evolutionを高速化した第3.5世代移動通信方式です。日本では2010年後半に商用サービス開始が予定されており、携帯端末、データカードの量産化に向けた動きが加速しています。

DC-HSDPA方式は下り最大42 Mbpsの通信速度を有していることから、携帯端末・データカードの最終検証では、上記通信速度での受信スループット測定、RF受信特性評価が重要な試験項目となっています。

そこでアンリツは、各種移動通信端末の開発・製造用計測器として利用されているラジオニケーションアナライザMT8820Cの機能を強化。新たに、DC-HSDPA方式に対応した携帯端末・データカードの受信スループット測定、RF受信試験を可能としました。


[製品概要]

ラジオコミュニケーションアナライザMT8820Cは、第3.9世代のLTEをはじめ、第3.5世代/第3世代/第2世代携帯端末の開発・製造用計測器のプラットフォームです。各種通信方式に対応した測定ハードウェア、ソフトウェアを搭載することにより、MT8820Cが擬似基地局として動作し、各種携帯端末の通信品質を呼接続状態(擬似基地局との通信状態)で評価できます。

DC-HSDPA測定ソフトウェアMX882000C-032は、新たに開発したMT8820C用ソフトウェアであり、DC-HSDPA規格に準拠した受信性能試験に対応しています。

W-CDMA/HSPA Evolution測定ハードウェア・ソフトウェアとパラレルフォン測定機能を搭載したMT8820Cに、MX882000C-032を搭載することで、DC-HSDPA携帯端末・データカードの受信スループット、RF受信特性を評価できます。


[主な特長]

■ DC-HSDPA方式が定める最大データ転送速度で受信スループット測定が可能

W-CDMA/HSPA Evolution のパラレルフォン®測定構成のMT8820Cに、今回開発したMX882000C-032を搭載することにより、DC-HSDPA方式が定める最大42Mbpsの下り信号を用いて、携帯端末・データカードの受信スループットを測定できます。

■ デュアルモードの評価が可能

DC-HSDPA方式を採用する海外の通信事業者は、通話エリアを確保するために、第2世代携帯電話方式であるGSMとのデュアルモードでサービスを展開します。DC-HSDPA測定構成のMT8820CにGSM測定ハードウェア・測定ソフトウェアを追加することにより、1台のMT8820CでデュアルモードのDC-HSDPA/GSM端末が評価できます。


■ MT8820B/MT8815Bで蓄積した資産活用が可能

MT8820Cは、MT8820B/MT8815Bとの互換性を有し、MT8820B/MT8815Bで使用していた試験冶具やソフトウェア資産を継承できます。これにより、製造工程では、MT8820CをMT8820B/MT8815Bに置き換えるだけで試験が行え、追加投資や試験環境の変更によるリスクを抑えることができます。


[対象市場・用途]

対象市場

携帯電話端末メーカー、データカードメーカー

用途

DC-HSDPA携帯端末やデータカードの開発・製造


[ ※用語解説 ]

[※1] DC-HSDPA: Dual Cell – High Speed Downlink Packet Access
第3.5世代HSPA Evolution方式を高度化、高速化した移動通信方式。HSPA方式の2倍となる下り最大42Mbpsデータ通信を可能とする。

[※2] データカード

携帯電話網を利用して、Webページの閲覧やメールの送受信を行うための通信機能を備えたカードのこと。

[※3] スループット
単位時間あたりのデータ転送量のこと。移動通信分野では、基地局と携帯電話端末間でのデータ通信における実質的なデータ転送速度を示す。

[※4] Mbps
デジタル通信のデータ速度をあらわす単位。bpsは、1秒間に転送できるビット数であり、1M(メガ)bpsは、100万(10の6乗)ビットを1秒間に転送できる速度。

[※5] RF: Radio Frequency
無線通信システムで使用される高周波。

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