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ラジオコミュニケーションアナライザMT8820C機能強化

2010/05/28
呼接続でLTE携帯電話端末のRF送受信試験を実現
― 商用サービス開始に向け、端末・データカードの完成度向上に貢献 ―

ラジオ コミュニケーション アナライザ MT8820C

 

アンリツ株式会社(社長 橋本 裕一)は、ラジオコミュニケーションアナライザMT8820Cの機能を強化。新たに、LTE(Long Term Evolution)[※1]に対応した携帯端末、データカード[※2]RF送受信試験[※3]を呼接続(擬似基地局と通信している状態)で行えるLTE 測定ハードウェア MT8820C-008、LTE FDD測定ソフトウェア MX882012Cを開発。5月28日から販売いたします。

MT8820Cは、携帯端末の開発・製造用計測器のプラットフォームとなるものであり、各種通信方式に対応した個別のハードウェア、ソフトウェアを搭載することにより動作します。

MT8820Cに、今回開発した測定ハードウェア、測定ソフトウェアを搭載することで、MT8820Cが擬似基地局として動作し、LTE携帯端末、データカードのRF送受信試験が呼接続で行えます。

2010年後半の商用サービス開始に向け、端末・データカードの開発が急ピッチで進められ、呼接続機能の試験が必要な段階になっています。

アンリツは、MT8820Cで呼接続対応を図ったことにより、LTE携帯端末、データカードの完成度向上に貢献いたします。

[ この製品をもっと詳しく ]

[開発の背景]

LTEは、FTTH並みの高速通信を可能とする第3.9世代携帯電話方式です。日本、アメリカ、ヨーロッパでは2010年後半の商用サービス開始が予定されており、携帯端末やノートPCなどでLTEサービスを利用できるデータカードの量産化に向けた動きが加速しています。

LTE携帯端末、データカードの開発、製造時にはRF送受信試験が必須となっています。開発初期段階や製造品質が安定した後では、信号発生器や信号解析器を用いた張り切り試験[※4]で、LTE携帯端末、データカードの送信・受信機能を評価しますが、量産化へ移行する前の開発や初期の製造段階では、完成度をさらに高めるために呼接続で試験し、基地局との通信品質を測定する試験が必要とされています。

アンリツは2009年12月にLTEに対応した開発・製造用ワンボックステスタとして、信号発生機能・信号解析機能を備えたMT8820Cと張り切り試験を可能とするソフトウェアの販売を開始しました。

さらに今回、上記市場動向を踏まえ、呼接続でのRF送受信試験への対応を図りました。


[製品概要]

ラジオコミュニケーションアナライザMT8820Cは、LTE携帯端末、データカードの開発・製造用計測器のプラットフォームとなるものです。

LTE測定ハードウェアMT8820C-008、LTE FDD測定ソフトウェアMX882012Cは、LTE携帯端末・データカードとの呼接続機能に対応したMT8820C用のオプションです。

MT8820C-008、MX882012Cを搭載したMT8820Cを用いることにより、TS 36.521(6章、7章)[※5]に準拠したRF送受信試験が呼接続で行えます。


[主な特長]

■ 開発・製造プロセスに応じたRF送受信試験が可能

今回の機能強化により、MT8820Cでは、張り切りでのRF送受信試験に加え、呼接続での試験も可能となりました。これにより、開発・製造プロセスに応じた試験システムが柔軟に構築できます。


■ マルチモード対応LTE携帯端末の試験が可能

LTEは第2世代/第3世代/第3.5世代の携帯電話ネットワークでも使用できるマルチモードシステムとして開発されています。MT8820Cは、従来機種であるMT8820B/MT8815Bで提供していた第2世代/第3世代/第3.5世代携帯電話端末の評価用測定ソフトウェア、ハードウェアも搭載できます。これにより、1台のMT8820Cでマルチモードに対応したLTE携帯端末やデータカードのRF送受信試験が行えます。


■ 1台のMT8820Cで、2台の携帯端末、データカードが同時に試験可能

MT8820Cは、2台の携帯電話端末を同時に試験できるパラレルフォン®測定機能オプションで搭載できます。これにより、LTE携帯端末、データカードの量産試験が効率よく行えます。


■ MT8820B/MT8815Bで蓄積した資産活用が可能

MT8820Cは、MT8820B/MT8815Bとの互換性を有し、MT8820B/MT8815Bで使用していた試験冶具やソフトウェア資産を継承できます。これにより、製造工程では、MT8820CをMT8820B/MT8815Bに置き換えるだけで試験が行え、追加投資や試験環境の変更によるリスクを抑えることができます。


[対象市場・用途]

対象市場

携帯電話端末メーカー、データカードメーカー

用途

LTE携帯端末やデータカードの開発・製造


[ ※用語解説 ]

[※1] LTE: Long Term Evolution
第3.5世代HSPA方式携帯電話システムをさらに高速化したものであり、下り100Mbps以上/上り50Mbps以上の高速通信の実現を目指している。

[※2] データカード
携帯電話網を利用して、Webページの閲覧やメールの送受信を行うための通信機能を備えたカードのこと。

[※3] RF送受信試験
携帯端末、データカードの送信特性と受信特性を評価するための試験。

[※4] 張り切り試験
RF送受信試験の一つ。信号発生器や信号解析器を用いて行い、擬似基地局と通信せずに携帯端末、データカードのRF送受信特性を評価する試験。

[※5] TS 36.521(6章、7章)
3GPP LTEの送受信性能に関する規格。第6章では送信性能が定められ、第7章では受信性能が策定されている。

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