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16GファイバチャネルのBER測定を安価に実現

2009/12/07
シグナルクオリティアナライザMP1800Aシリーズ 機能強化
パルスパターン発生器MU181020B-003 / 誤り検出器MU181040B-003

シグナル クオリティ アナライザ MP1800A

 

アンリツ株式会社(社長:戸田 博道)は、シグナルクオリティアナライザMP1800Aシリーズの機能を強化。新たに、16Gファイバチャネル[※1]で使用される各種電子部品の BER測定(注)を可能とするオプションハードウェアを開発。12月7日から販売を開始いたします。

今回開発したオプションは、14 Gbit/s[※2]測定構成のMP1800Aシリーズで14.05 Gbit/sまでの信号を測定対象となる電子部品に入力できるパルスパターン発生器 MU181020B-003と、被測定電子部品が出力した信号に含まれるビットエラー(消失したビットや不要なビット)をカウントできる誤り検出器 MU181040B-003です。14 Gbit/sのパルスパターン発生器と誤り検出器を搭載したMP1800Aシリーズに本オプションを追加することにより、16Gファイバチャネルで使用される14.025 Gbit/sの信号のBER測定が行えます。

従来のMP1800Aシリーズで上記BER測定を行う場合には、14 Gbit/sのパルスパターン発生器と誤り検出器を各2セット用意し、さらにMUX/DEMUX[※3]を用いて28 Gbit/s測定構成にすることが必要でした。

今回、14 Gbit/s構成のMP1800Aシリーズで14.05 Gbit/sの信号に対応できるオプションハードウェアを開発したことにより、パルスパターン発生器と誤り検出器、MUX/DEMUXを別途追加することなくBER測定が可能。従来に比べ、約1/3の価格で計測器を購入でき、設備コスト削減に貢献いたします。


(注)BER測定:Bit Error Rate測定
BER測定とは、信号に含まれるビットエラーの割合を測定し、伝送品質を検証すること。BER測定用計測器は、規格信号を生成し被測定物に入力するパルスパターン発生器と被測定物が出力した信号に含まれるビットエラーをカウントする誤り検出器で構成される。

[ この製品をもっと詳しく ]

[開発の背景]

近年、クラウドコンピューティング[※4]や高画質映像配信の需要が高まり、サーバやストレージに求められる伝送容量はますます増加しています。こうした状況に対応するため、ギガビット通信を可能とするファイバチャネルの利用が進展しています。

ファイバチャネルは、8Gまで規格化されていますが、さらなる高速・大容量化を図るために、14.025 Gbit/sの通信を可能とする16G規格の策定が進展しており、今後、本規格に対応した電子部品市場が拡大することが見込まれています。

そこでアンリツは、シグナルクオリティアナライザMP1800Aシリーズの機能を強化。新たに、14.05 Gbit/sの信号発生と誤り検出を可能とするオプションハードウェアを開発しました。本オプションを14 Gbit/s構成のMP1800Aシリーズに搭載することで、14.05 Gbit/sの信号発生とビットエラーカウントが可能。16Gファイバチャネル用電子部品のBER測定が安価に行えます。


[製品概要]

パルスパターン発生器MU181020B-003、誤り検出器MU181040B-003は、14 Gbit/s測定構成のMP1800Aシリーズで14.05 Gbit/sの信号の発生とビットエラーカウントを可能とするオプションハードウェアです。

シグナルクオリティアナライザMP1800AシリーズにMU181020B-003を搭載することにより、14.05 Gbit/sの信号を発生させ、測定対象となる電子部品に入力できます。また、MU181040B-003を搭載することにより、上記電子部品から出力された信号に含まれるビットエラーをカウントでき、16Gファイバチャネル用電子部品のBER測定が行えます。


[主な特長]

低価格でBER計測器が導入可能

 

従来のMP1800Aシリーズで16Gファイバチャネル用電子部品のBER測定を行う場合には、2セットのパルスパターン発生器と誤り検出器、 MUX/DEMUXを組み込み、28 Gbit/s構成にすることが必要でした。今回開発したオプションを利用することにより、1セットのパルスパターン発 生器と誤り検出器でBER測定が可能。従来価格の約1/3でBER計測器を導入できます。

高品質波形の生成が可能

 

MP1800Aシリーズは、高振幅[※5]で低ジッタ[※6]な高品質波形を生成できます。16Gファイバチャネルの基準波形として信頼性に優れており、製造ラインでの歩留まり向上に貢献いたします。

ジッタ耐力試験が可能

 

オプションで提供しているMU181000A 12.5 GHzシンセサイザと外部コンポーネントを併せて搭載することにより、ジッタ耐力試験が可能。16Gファイバチャネル用電子部品のジッタ耐力や受信マージンなどを定量的に確認できます。



シグナルクオリティアナライザ MP1800Aシリーズ:
MP1800A シリーズ(MP1800A/MT1810A)本体は、光モジュールや高速デバイスの品質を評価できる測定プラットフォームです。信号発生器や誤り検出器、 MUX/DEMUX、シンセサイザなど各種測定機能をオプション化しており、用途に応じて必要な機能を組み込むことが可能。柔軟で拡張性に優れた試験システムを構築できます。

[対象市場・用途]

対象市場

デバイス・光モジュールメーカ

用途

16Gファイバチャネル用電子デバイスや光モジュールの研究・開発・製造

[ ※用語解説 ]

[※1] 16Gファイバチャネル
ギガビット級ネットワーク技術の一種であり、主にサーバなどのコンピュータとハードディスクなどの周辺機器を接続するストレージネットワークで使用されている。1G、2G、4G、8Gファイバチャネルまで規格化されている。16Gファイバチャネルは現在規格化が進展しており、通信速度は14.025Gbit/sである。

[※2] Gbit/s: Gigabit/second
データ転送速度の単位。1Gbit/sは、1秒間に1ギガ(10億)ビットのデータを伝送できることを意味する。

[※3] MUX/DEMUX
MUXは複数のデジタル信号を束ね、より高いデータ転送レートで送り出す機構。DEMUXはMUXにより高速転送されたデジタル信号を分割し、本来の低速転送レートの複数のデジタル信号に戻す機構。

[※4] クラウドコンピューティング
インターネット上にあるサーバのコンピュータ処理を使用できるシステム形態。従来は、企業、個人などがコンピュータを自分自身で保有・管理していたのに対し、クラウドコンピューティングでは、実際に処理が実行されるコンピュータは、インターネット上でサービスを提供する企業側に設置されている。このため、利用者側では、コンピュータの購入費用やデータ管理の手間が不要となる。

[※5] 振幅
1/0のデジタル信号を伝送する場合の電圧差。
電気信号を伝送する場合、経路特性や外部環境などの影響を受け、信号の伝達時間が変化する。こうした遅延時間の揺らぎをジッタと呼ぶ。

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