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MS269xA用測定ソフトウェアfor MediaFLOの販売を開始

2009/11/06
シグナルアナライザMS269xAシリーズ 機能強化
MediaFLO放送機器の送信特性評価を実現

スペクトラムアナライザ/シグナルアナライザ MS2692A

 

アンリツ株式会社(社長 戸田 博道)は、シグナルアナライザMS269xAシリーズの機能を強化。モバイル端末向けの新しいデジタル放送システムであるMediaFLO(注)の評価を可能とする測定ソフトウェアfor MediaFLO MX269036Aを開発。11月6日から販売いたします。

MX269036AをMS269xAシリーズに搭載することにより、米国TIAが策定したMediaFLO規格「TIA-1099[※1]」および「TIA-1099-A[※2]」に準拠した変調[※3]信号の解析とスペクトル[※4]測定が可能。MediaFLOに対応した送信機、ギャップフィラー[※5]、アンプなどの送信特性を評価できます。

測定結果をグラフィカルに表示できることに加え、MS269xAシリーズはオプションでベクトル信号発生器の内蔵が可能。ギャップフィラーやアンプの開発で必要とされる信号発生器を個別に用意する必要がなく、MediaFLO放送機器の開発効率向上に貢献いたします。


(注): MediaFLO
米国電気通信工業会(Telecommunications Industry Association:TIA)が規格化したモバイル端末向けのデジタル放送規格。リアルタイム視聴に加え、映像コンテンツを端末内に蓄積することができる。

[ この製品をもっと詳しく ]

[開発の背景]

MediaFLOは、モバイル端末でデジタル放送を視聴できるサービスであり、米国ではすでに商用サービスが始まっています。

また、英国や台湾、マレーシアなどでもトライアルが実施されていることに加え、日本でも、アナログ放送停波後の空き周波数で本サービスを提供することが見込まれており、今後世界規模でのサービス拡大が期待されています。

そこでアンリツは、シグナルアナライザMS269xAシリーズの機能を強化。新たに、MediaFLOに対応した測定ソフトウェアを開発。MediaFLO信号の送信特性評価を可能としました。


[製品概要]

測定ソフトウェアfor MediaFLO MX269036Aは、米国TIA規格であるTIA-1099およびTIA-1099-Aで規定されるMediaFLO規格に準拠した変調信号の解析を可能とするソフトウェアです。
MX269036AをシグナルアナライザMS269xAシリーズに搭載することで、MediaFLOに準拠した送信機やギャップフィラー、アンプなどの送信特性を評価できます。


[主な特長]

評価に必要な測定を網羅

 

MX269036Aは、周波数や帯域幅などの他、MediaFLO規格に沿ったパラメータを簡単に設定できます。各種条件を設定することで、MediaFLO信号の各種MER[※6]フラットネス[※7]隣接チャネル漏洩電力[※8]スプリアス[※9]など、MediaFLO放送機器の送信特性評価に必要な測定が行えます。

測定結果をグラフィカルに表示

 

MX269036Aを用いることにより、各種測定結果をグラフィカルに表示できます。これにより、信号品質を容易に確認でき、MediaFLO信号の評価を効率よく行えます。

1台で信号出力、送信測定が行え、ギャップフィラー、アンプの評価に最適

 

ギャップフィラーやアンプは、送信機から送られてきた信号を受信し、再送信するものです。これらの機器の評価では、基準となる信号を入力しながら出力信号を測定します。このため、信号をギャップフィラーやアンプに入力できる信号発生器が必要となります。MS269xAは、オプションでベクトル信号発生器を内蔵できます。本オプションを利用することにより、個別に信号発生器を用意することなく出力信号の評価が行えます。
なお、本試験は、ベクトル信号発生器MG3700Aと上記MS269xAを用いることでも行えます。


シグナルアナライザ MS269xAシリーズ:
50 Hz~6 GHzの周波数範囲において、優れた総合レベル確度と変調精度、広帯域解析を実現したシグナルアナライザ。広帯域FFT[※10]解析が行えるベクトル・シグナル・アナリシス機能、信号波形をデジタルデータとして取り込めるデジタイズ機能も標準搭載しており、複雑化する次世代ワイヤレス通信システムの研究・開発や、高性能が要求されるデバイス、基地局の性能試験が効率よく行えます。周波数範囲により、3つのモデル(MS2690A:50 Hz~6 GHz、MS2691A:50 Hz~13.5 GHz、MS2692A:50 Hz~26.5 GHz)を用意しており、用途に応じた選択が可能。また、6 GHzまでの周波数をカバーし、RF変調帯域幅120 MHzまでの信号を出力できるベクトル信号発生器MS269xA-020(オプション)を搭載することにより、1台で送受信試験が行えます。

対象市場・用途

対象市場

デジタル放送機器関連メーカー

用途

MediaFLO対応送信機、ギャップフィラー、アンプなどの開発・製造

[ ※用語解説 ]

[※1] TIA-1099
MediaFLOの主要技術のうち、主に符号化、変調に対する米国TIA規格のこと。

[※2] TIA-1099-A
TIA-1099の改版規格で、汎用性や性能を改善したもの。

[※3] 変調
伝送情報を電波の振幅、位相等に変換すること。

[※4] スペクトル
信号の周波数特性を指す。

[※5] ギャップフィラー
電波の届きにくい地域や場所に向かって送信機から受信した信号を再送信し、難視聴地域を解消するための装置。

[※6] MER: Modulation Error Ratio
変調誤差比。テレビ信号のデジタル変調において、放送局から送信された信号と実際に受信した信号の品質の差を数値化したもの。

[※7] フラットネス
レベル、群遅延それぞれの周波数特性の平坦性を示したもの。

[※8] 隣接チャネル漏洩電力
放送システムでは、通常一つのチャネル幅に信号が収まるように出力するが、そのチャネル内に収まらず隣のチャネルに信号が漏洩する現象が起こる。漏洩信号の量を隣接チャネル漏洩電力と呼ぶ。信号が漏洩した場合、隣のチャネルを用いる通信に悪影響を及ぼす。

[※9] スプリアス
設計上意図されているものとは別の周波数成分のこと。不要波とも呼ぶ。

[※10] FFT: Fast Fourier Transform
高速フーリエ変換。フーリエ変換とは信号中に含まれている周波数成分を抽出する処理。

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