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業界初 ハンドヘルド計測器で次世代無線通信システム「LTE」に対応

2009/11/25
コンパクト・スペクトラム・アナライザ MS272xBシリーズ
基地局アナライザ MT8222A/MT8221B

 

アンリツ株式会社(社長 戸田 博道)は、業界で初めて、ハンドヘルド計測器で次世代無線通信システムLTE(Long Term Evolution)に対応。コンパクト・スペクトラム・アナライザMS272xB、基地局アナライザMT8222A/MT8221B用ソフトウェアを開発。11月25日から販売いたします。

今回開発したソフトウェアは、RF[※1]測定機能、復調[※2]機能、空間電波[※3]測定機能の3種類です。

これらのソフトウェアをMS272xB、MT8222A/MT8221Bで使用することにより、LTE 基地局、中継局の建設・保守で必要とされる変調波[※4]の解析が行えます。

無線通信システムの発展により、基地局・中継局の設置に適した場所が限られつつあり、LTEでは、鉄塔やマンションなどの高層建築物、地下街などでの作業が増大することが予想されています。アンリツは、業界で初めてハンドヘルド計測器でLTEに対応したことにより、2010年に予定されているLTEの商用サービス開始に貢献いたします。


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[開発の背景]

LTEは、携帯電話などの無線端末で100 Mbps以上というFTTH並みの高速データ通信を可能とする通信システムです。

世界各国の通信事業者がLTEの導入を表明しているなか、日本、アメリカでは2010年の商用サービス開始が予定されていますが、近年の無線通信サービスの発展により基地局や中継局の設置に適した場所が限られつつあります。このため、鉄塔やマンション等高層建築物の屋上、地下街など、これまで以上に設置条件の厳しい場所での作業が必要になることから、屋外の測定現場に簡単に携行できる計測器のニーズがますます高まることが見込まれています。

そこでアンリツは、従来から提供している各種無線通信システム基地局や中継局用ハンドヘルド計測器の開発で蓄積してきた技術をLTEへ展開。新たに、コンパクト・スペクトラム・アナライザMS272xB、基地局アナライザMT8222A/MT8221Bで、LTE基地局、中継局の建設・保守で必要とされる変調波の解析を可能としました。


[製品概要]

今回開発したソフトウェアは、RF測定機能、復調機能、空間電波測定機能の3種類です。 RF測定機能では、チャネル電力[※5]隣接チャネル漏洩電力比[※6]などが測定できます。復調機能では、コンスタレーション[※7]コントロールチャネル電力[※8]の測定が行えます。また、空間電波測定機能は、セクタ[※9]同期信号パワー[※10]を測定できます。

上記ソフトウェアをコンパクト・スペクトラム・アナライザMS272xB、基地局アナライザMT8222A/MT8221Bに搭載することにより、次世代無線通信システムLTE用基地局・中継局の建設・保守で必要とされる変調波の解析が行えます。


[主な特長]

測定現場に容易に携行可能

 

今回開発したソフトウェアを搭載するMS272xB、MT8222A/MT8221Bは、小型・軽量・バッテリ駆動のハンドヘルド計測器です。据え置き型の計測器は使用困難な鉄塔や高層建築物の屋上、地下街などへも容易に持ち運べ、測定作業を効率よく行えます。

1台で変調解析が可能

 

無線通信システムでは、電気信号を変調して伝送することから、基地局や中継局の建設・保守では、変調波のRF測定に加え、変調前の電気信号の評価も必要となります。今回開発したソフトウェアを用いることにより、変調波を復調し、元の電気信号を解析可能。1台の計測器で変調波の解析に必要な測定が行えます。


コンパクト・スペクトラム・アナライザMS272xB:
MS272xBは、小型・軽量(313 mm×211 mm×77 mm、2.9 kg以下)・バッテリ駆動のハンドヘルド計測器です。変調解析機能、スペクトラムアナライザ機能、パワーメータ機能、妨害波解析機能などを備えています。周波数範囲の異なる3つのモデル(MS2721B:9 kHz~7.1 GHz、MS2723B:9 kHz~13 GHz、MS2724B:9 kHz~20 GHz)を用意しており、用途に応じた測定が可能です。
基地局アナライザMT8222A:
MT8222Aは、小型・軽量(315 mm×211 mm×94.5 mm、4.0 kg以下)、バッテリ駆動のハンドヘルド計測器です。MS272xBが有している機能に加え、アンテナや給電線特性評価機能を備えています。
基地局アナライザMT8221B:
MT8221Bは、MT8222Aと同サイズ、同機能であることに加え、ベクトル信号発生器を内蔵しています。さらに、将来LTEで使用されることが予想される20MHzの帯域幅の変調解析能力も備えています。

[対象市場・用途]

対象市場

通信事業者、移動体基地局・中継局の建設保守事業者

用途

基地局建設・保守時のRF測定、変調波解析


[ ※用語解説 ]

[※1] RF: Radio Frequency
基地局が送信する高周波の電波。

[※2] 復調
変調状態で送られてきた電波特性(振幅、周波数、位相等)の変化から元の電気信号の変化を取り出し、再現すること。なお、変調は下記[※4]参照。

[※3] 空間電波
空間を伝播している電波のこと。

[※4] 変調
無線通信システムでは、情報を電気信号に変換して伝送する。変換した電気信号を電波に乗せるための処理を変調と呼ぶ。

[※5] チャネル電力
帯域内の総電力。

[※6] 隣接チャネル漏洩電力比
無線通信システムでは、一つのチャネル幅に信号が収まるように無線出力を行っているが、出力電力をあげると無線用出力アンプの歪み特性により、一つのチャネル内に収まらず隣のチャネルに信号がはみ出す現象が起こる。この量を表したのが隣接チャネル漏洩電力比である。

[※7] コンスタレーション
受信した電波を復調した際に、測定画面にマッピングされた各シンボルデータのこと。その配置により受信状況を把握することができる。

[※8] コントロールチャネル電力
制御チャネルの電力。

[※9] セクタ
携帯電話の電波を放射状に等分して伝播するための基地局の分割方法。

[※10] 同期信号パワー
移動局(携帯端末)との同期に必要な信号のパワー。

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