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低周波数領域から高周波数領域まで高速・高精度な測定が可能

2009/01/14
ベクトル・ネットワーク・アナライザMS4640Aシリーズの販売を開始

MS4647A.png

 

アンリツ株式会社(社長 戸田 博道)は、従来機種に比べ、測定性能を大幅に強化したベクトル・ネットワーク・アナライザMS4640Aシリーズを開発。1月15日から販売を開始します。

MS4640Aシリーズは、動作周波数範囲により、3つのモデル(MS4642A:10 MHz[※1]~20 GHz[※2]、MS4644A:10 MHz~40 GHz、MS4647A:10 MHz~70 GHz)があります。1測定ポイントあたりの最速値が20 マイクロ秒[※3](従来機種は2ミリ秒)の高速測定を実現するとともに、MS4647Aの場合、70 GHzで100 dB(従来機種は65 GHzで70 dB)というダイナッミクレンジ[※4]を実現し、従来機種では検知できなかった微弱な信号も検知できるなど、受信感度も大幅に強化しました。

さらに、オプションで提供している下限周波数拡張機能を搭載することにより、下限周波数を70 kHzまで拡張でき、低周波数領域から高周波数領域まで、広範な周波数範囲で、高精度な測定が可能。衛星通信や航空システム、レーダーなどRF[※5]マイクロ波[※6]ミリ波[※7]帯通信システムで使用される各種デバイスのモデリング[※8]に加え、マイクロ波・ミリ波によるイメージング[※9]、固体・液体の特性測定などで必要とされる測定が1台のMS4640Aシリーズで行えます。

アンリツは、ベクトル・ネットワーク・アナライザの用途が拡大している中、MS4640Aシリーズを提供することにより、多様な分野の顧客ニーズに応えてまいります。


[ この製品をもっと詳しく ]

[開発の背景]

近年、ベクトル・ネットワーク・アナライザの用途は拡大し、通信システムで使用される各種デバイスに加え、イメージング、セラミックや塗料、アスファルトなど各種材料の特性測定など幅広い分野で使用されています。

このため、広範な周波数範囲で動作するベクトル・ネットワーク・アナライザが必要とされていましたが、市販のベクトル・ネットワーク・アナライザは下限周波数が10 MHz程度であり、低周波数領域でも高精度な測定を可能とするベクトル・ネットワーク・アナライザのニーズが高まっていました。

そこでアンリツは、従来から提供していたベクトル・ネットワーク・アナライザの測定性能を大幅に強化。新たに、MS4640Aシリーズを開発いたしました。

MS4640Aシリーズは、1測定ポイントあたり20マイクロ秒という高速測定、70 GHzで100 dB(MS4647A)という優れたダイナミックレンジを有しているとともに、オプションにより下限周波数を70 kHzまで拡張可能。MS4647Aにおいては、70 kHzから70 GHzという広範な周波数範囲で高精度な測定が行え、低周波数領域から高周波数領域まで広範な周波数範囲に対応できます。


[製品概要]

ベクトル・ネットワーク・アナライザMS4640Aシリーズは、動作周波数範囲により、MS4642A(10 MHz~20 GHz)、MS4644A(10 MHz~40 GHz)、MS4647A(10 MHz~70 GHz)の3のモデルを用意しており、被測定物に応じて選択できます。70 GHzで100 dBの優れたダイナミックレンジ(MS4647A)、1測定ポイントあたりの最速値が20μ秒という高速測定を実現しているとともに、高精度な自動校正モジュールの外付けが可能。優れた測定性能を発揮します。

さらに、オプションにより、70 kHzまで下限周波数を拡張でき、低周波領域から高周波領域まで、1台のベクトル・ネットワーク・アナライザで高速・高精度な測定が行えます。


[主な特長]

■ 広範な周波数範囲で高精度な測定が可能
MS4640Aシリーズの標準下限周波数は10 MHzですが、オプションにより70 kHzまで拡張できます。これにより、低周波数領域から高周波数領域まで、広範な周波数範囲で高精度な測定が行えます。

■ 優れた測定性能
MS4640Aシリーズは、1測定ポイントあたりの最速値が20μ秒という高速測定と優れたダイナミックレンジ(MS4647Aの場合、70 GHzで100 dB)を実現しています。

■ 高精度な自動校正
MS4640Aは、アンリツ独自の新しい校正手法を取り入れた高精度自動校正モジュール(Auto Calモジュール 別売)を外付けでき、従来機種に比べて、高周波数領域における測定精度の改善を実現しました。

■ 豊富なオプション
MS4640Aシリーズは、下限周波数拡張機能に加え、タイムドメイン[※10]機能、バイアスティ[※11]ステップ減衰器[※12]の内蔵を可能とするなど豊富なオプションを用意しています。

■ 優れた拡張性
MS4640Aシリーズは従来から提供している4ポートのベクトル・ネットワーク・アナライザやミリ波測定システムとの接続が可能。動作周波数範囲がさらに拡張し、70 kHz~110 GHzまでの同軸[※13]測定、500 GHzまでの導波管[※14]測定ができます。


[対象市場・用途]

■ デバイスメーカー:RF・マイクロ波・ミリ波デバイス、各種半導体デバイスの開発

■ 材料メーカー:各種材料の特性評価

■ 先端技術開発:マイクロ波・ミリ波イメージングセンサの開発


[ ※用語解説 ]

[※1] MHz:メガヘルツ
周波数の単位。1ヘルツは、1秒間に1回周波数が振動することを差すことから、メガヘルツは、1秒間に100万回振動する。

[※2] GHz:ギガヘルツ
MHz同様、周波数の単位であり、1秒間に10億回周波数が振動することを意味する。

[※3] マイクロ秒
100万分の1秒。

[※4] ダイナミックレンジ
ネットワーク・アナライザに内蔵された受信機の感度を表す性能。ダイナミックレンジが高いほど優れた受信感度を実現できる。通常は、入力端子への最大入力電力から受信機がもつ最低感度までをdBの単位で表す。

[※5] RF: Radio Frequency
無線周波数のこと。一般的に高周波の周波数を差す。

[※6] マイクロ波
波長が100μm~1m、周波数が300 MHz~3 THz(テラヘルツ:1秒間に1兆回周波数が変動する)の電波。

[※7] ミリ波
波長が1ミリ~10ミリ、周波数が30 GHz~300 GHzまでの電波。

[※8] モデリング
半導体デバイスを使用したIC(Integrated Circuit)等の設計を効率よく行うために、回路を定型化するための手法。

[※9] イメージング
肉眼では見えない物体を像として可視化する技術。

[※10] タイムドメイン
時間領域測定のこと。周波数領域で測定したデータを時間領域のデータに変換して表示する測定手法。周波数領域は、ある信号にどれだけの周波数成分が含まれているかを示し、時間領域は、その信号が時間とともにどう変化するかを示す。

[※11] バイアスティ
高周波信号に対して影響を与えることなく電圧を加えるための機器。

[※12] ステップ減衰器
ある減衰量の減衰器(信号を適切なレベルに減衰させる機器)を複数個組み合わせたもの。減衰器の切換により段階的に減衰量を増やしたり減らしたりできる。

[※13] 同軸
電波の伝送形態の一つ。主に通信用途で使用される同軸ケーブルなどで使用される。

[※14] 導波管
マイクロ波を伝送するために使用される中空の金属管。伝送できる波長は管の断面の大きさでその上限が決まる。

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