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1台のPCでIPv4/IPv6ネットワーク接続機能試験を実現

2010/06/07
ネットワークエミュレータCX750A 機能強化

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アンリツエンジニアリング株式会社
アンリツ株式会社

アンリツエンジニアリング株式会社(社長 高橋 敏彦 アンリツ株式会社の100%子会社)は、携帯端末やデジタル家電など、各種電子機器の試験用ネットワーク環境をPC上で実現できるネットワークエミュレータCX750Aの機能を強化。新たにIPv6[※1]ネットワーク接続機能の評価に対応したCX750Aを開発。6月9日から販売を開始いたします。

CX750Aは、PC上で携帯端末やデジタル家電など各種電子機器の試験環境を構築し、ネットワーク接続機能を評価できるソフトウェアです。

今回、新たに実現したIPv6評価機能と従来から対応しているIPv4評価機能を組み合わせることにより、さらに多様なネットワーク試験環境の構築が可能。IPv4とIPv6が混在したネットワーク試験を連続して実行できます。試験項目ごとの設定作業が不要となり、各種電子機器のネットワーク接続機能を効率よく評価できます。

また、通常ネットワーク接続機能試験では、ホストコンピュータ[※2]DNSサーバ[※3]DHCPサーバ[※4]Webサーバ[※5]など、複数のコンピュータが用いられます。CX750Aは、1台のPCで最大32台分の試験用コンピュータの動作を擬似できることから、機材調達コストの削減、開発現場の省スペース化、消費電力削減に貢献いたします。

開発の背景

スマートフォン、ノートブック、デジタル家電など、ネットワーク接続機能を備えた電子機器の普及が加速しています。これらの電子機器ではIPv4アドレスが割り当てられていますが、インターネット利用の急速な拡大に伴い、IPv4アドレスの枯渇が予測されています。このため、通信サービスやネットワーク機器では、約340澗(澗は1036)という莫大なIPアドレスを利用できるIPv6対応が急務となっています。

IPv6対応機器の開発・評価においては、IPv6だけにとどまらず、IPv4、IPv4とIPv6が混在したネットワークの構築も必要であり、多様なネットワーク環境で効率よく電子機器の評価を行えるソリューションが求められていました。

そこでアンリツエンジニアリングは、ネットワークエミュレータCX750Aの機能を強化。従来から提供していたIPv4に加え、新たにIPv6ネットワークへの接続機能の評価も可能としました。

製品概要

ネットワークエミュレータCX750Aは、ホストコンピュータやDNSサーバ、DHCPサーバ、Webサーバなどの動作を擬似できるソフトウェアです。

CX750Aを市販のPCに搭載することにより、スマートフォンやノートブック、デジタル家電などのIPv4/IPv6ネットワーク接続機能を評価できます。

CX750Aは、最大で32台分のコンピュータやサーバとして動作することから、機材調達コスト削減、省スペース化、低消費電力化に貢献いたします。

主な特長

  • 異なる構成のネットワーク試験を連続で試験可能
    IPv6対応機器の開発・評価では、既存のIPv4ネットワークに加え、IPv4とIPv6が混在したネットワークでの試験も必要です。CX750Aは、IPv4、IPv6、そしてIPv4とIPv6が混在した試験を連続して行うことが可能。開発・評価作業を効率よく行えます。

  • 低コスト・省スペース
    CX750Aは、最大32台分の試験用対向コンピュータとして動作することから、試験用機材の調達コスト削減と省スペース化が可能です。

  • 低消費電力
    32台のノートPCを試験用機材として用いて1ヶ月間試験を行った場合、約2000kWhの電力が必要となりますが、CX750Aでは約70kWhの電力で試験が行え、開発時の低消費電力化に最適です。

  • 試験環境構築の負担軽減
    試験用機材のケーブル接続や機材ごとの設定など煩雑な作業が不要となり、短時間で容易に試験環境を構築できます。

  • 実機では困難な動作パターンで試験可能
    CX750Aは、テストシナリオ[※6]の作成・実行機能を有しています。これにより実際のネットワーク機器を用いた通信環境では発生させることが困難な異常・準正常状態での試験を繰り返し行うことができ、開発工数・デバッグ(ソフトウェアのバグ取り作業)工数を削減できます。

対象市場・用途

  • 対象市場: 通信機器メーカー、家電メーカー、OA機器メーカー
  • 用途: 各種電子機器のネットワーク接続機能試験

[ ※用語説明 ]

  • [※1] IPv6

    IPv4に代わる次世代のインターネットプロトコル。IPv4が232(=4,294,967,296)個のIPアドレスを持つのに対し、IPv6は2128(= 340,282,366,920,938,463,463,374, 607, 431,768,211,456)個のIPアドレスを利用できることから、IPアドレス枯渇問題の解決策として期待されている。


  • [※2] ホストコンピュータ

    ネットワークの中心となるコンピュータ。


  • [※3] DNSサーバ

    インターネット上でのコンピュータの名前にあたるドメイン名と住所にあたるIPアドレスの対応関係を管理し、他コンピュータからの問合せに応じてそれらの相互変換を行うサーバコンピュータ。


  • [※4] DHCPサーバ

    インターネットやイントラネットに接続するコンピュータに対して、IPアドレスなどの接続に必要な情報を自動的に割り当てるサーバコンピュータ。


  • [※5] Webサーバ

    WWWシステムにおいて、情報コンテンツを保持し配信を行うサーバコンピュータ。


  • [※6] テストシナリオ

    通信シーケンスを定義したスクリプトプログラム。CX750Aは、基本的な通信動作を定義したサンプルシナリオを標準添付しているが、必要に応じてカスタマイズも可能。


アンリツエンジニアリング株式会社について

アンリツエンジニアリング株式会社は、アンリツグループの一員として、通信関連計測器の電子回路やプリント板、機構開発および組み込みソフトウェアやアプリケーション、システム開発により、長年にわたって情報通信ネットワークの一端を支えてまいりました。プロセス成熟度モデル(CMM)に基づく開発プロセスの実施によって、お客様へ最先端の技術を高品質かつスピーディに提供いたします。

アンリツエンジニアリングは、ソフトウェア技術、プロトコル技術、テスト技術などを核としたお客様起点の先進サービスやソリューションにより、次世代通信ネットワークの発展に貢献してまいります。
アンリツエンジニアリングに関する詳しい情報は、以下のウェブサイトをご覧下さい。

http://www.aek.co.jp/

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