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未来創造の軌跡

情報通信ネットワークの発展とともに

光通信時代を拓いた“光のアンリツ”

電話の時代到来。加入者の急増に光で対応

戦後復興の象徴ともなった東京オリンピックが開催された1964年。この頃から1970年代にかけて、固定電話の加入件数が急増します。電話が全国の一般家庭に普及するに伴って通信量も増大し続け、これに対応するため通信設備の大容量化が急務となりました。
大容量化を実現するため、当時の日本電信電話公社では、ミリ波(無線)と光(有線)の二つの方式を研究していましたが、結果として光ファイバーを利用する伝送方式が採用され、1977年に光通信用試験計画を具体化します。情報を光で送る時代の幕開けです。これにあわせてアンリツでも、同年に光通信試験用測定器を納入。以後、さまざまな測定器を開発し、光通信時代の発展の一翼を担ってきました。

  • 電話機電話機
  • 光通信試験用測定器光通信試験用測定器

アンリツがもたらしたブレイクスルー

アンリツがもたらしたブレイクスルー

ー 光の利点を証明

先端的な技術分野では、システムの開発に先立って測定技術が必要です。そして測定技術がシステム開発に新たなブレイクスルーをもたらすことも少なくありません。光ファイバーによる信号伝送でもアンリツの測定器がこのブレイクスルーに貢献しました。
光ファイバー伝送の利点は信号の損失が少なく安定して情報をやりとりできること。しかしこれは理論上の推定であり、実証されていませんでした。この実証を行ったのがアンリツ。アンリツは当時研究されていた長波長帯(1μm以上、特に1.3μm帯、1.55μm帯)の光ファイバーで電力測定技術を確立し、低損失であることを実証したのです。これにより光ファイバー伝送方式の実用化が加速し、今日の情報化社会の礎を築いたといえます。

ー 世界初の光パルス試験器

もう一つのブレイクスルー。それが、アンリツが世界で初めて実用化した光パルス試験器です。通信量の増大につれ光ネットワークは世界各国で張り巡らされていきましたが、光ファイバーはいろいろな要因により折れ曲がりや断線が発生し、通信障害につながります。いかに障害箇所を発見するか。この課題を解決したのが光パルス試験器でした。そのポイントは後方散乱光と呼ばれる光の測定。後方散乱光は、光ファイバー中を前進する光に対して後方に反射して戻る光のことです。後方散乱光が発生している位置や強さは信号の損失状態を示すことから光ファイバーの品質指標となっています。これを測定できれば、光ファイバーで障害が発生している場所を特定できる。そう考えたアンリツの技術者は開発に挑みました。そして後方散乱光の測定に成功したアンリツは、1980年に世界で初めて光ファイバーの障害検知用測定器として、光源、光パワーメータなど光ファイバーの測定に必要な機能を網羅した光パルス試験器を世に出したのです。100kmを超える長さになることもある光ファィバーに試験パルスを入射し、その破断点や不連続点を測定することで、通信障害が発生している箇所を確認できるこの測定器は、光通信の品質向上にイノベーションをもたらしました。

  • 光パルス試験器光パルス試験器

光通信の世界的広がりに貢献

(出典:昭和60年版通信白書/総務省)

1985年、日本では北海道から九州までの全国縦断光幹線網が完成し、今日の光ネットワークのインフラとなっています。世界各国も光通信の導入に取り組み、測定器の必要性が高まり、アンリツの光測定器は世界中で採用されました。特に当時世界最高の情報通信研究機関であったアメリカのベル研究所は、光パルス試験器のフィールド試験で後方散乱光の測定を目の当たりにした瞬間驚愕し、導入が決定。アメリカ市場を席巻し、生産が追いつかないほどの売れ行きでした。ヨーロッパでもイギリス、ドイツ、スウェーデン、イタリアなどで採用され、アンリツの光パルス試験器は海を超え、世界中の光ネットワークの構築を支えました。

光の強さを測定する光パワーメータや光部品の特性評価を可能とする光スペクトラムアナライザ、光パルス試験器の小型化などを通じて光通信の幕開けからその発展を支え続けたアンリツは、「光のアンリツ」として名を知られました。その根底には、「世界初ということは、測定器に搭載する部品が何もない。すべてを自前で開発しなければならず悪戦苦闘の連続だったが、必ず成功させ光ネットワークを普及させる」と語る光パルス試験器の開発に挑んだ技術者の思いが脈々と流れています。

  • 光をテーマにしたテレビCM光をテーマにしたテレビCM
  • 光パワーメータ ML93A 光パワーメータ ML93A
  • スペクトラムアナライザ MS96Aスペクトラムアナライザ MS96A

光の源流は半導体レーザー

アンリツが光技術の開発に着手したのは、1967年まで遡ります。当時はガスレーザーが普及し始めていましたが、光通信のキーテクノロジーは半導体レーザーになると見通したアンリツは、半導体レーザーの基礎研究を開始しました。これが光パワーメータや光パルス試験器のキーデバイスとなりました。

半導体レーザー半導体レーザー

いかに後方散乱光の測定を実現したのか

光ファイバーの評価指標である後方散乱光。この測定技術の確立は困難の連続でした。直面した課題が、後方散乱光が微弱であり、検出できないということでした。当時の技術者は試行錯誤を重ね、受光した微弱な光を増幅する技術の開発に成功。光パルス試験器の実用化の道が拓かれたのです。

レーザー外径測定器で光ファイバー製造に貢献

光パルス試験器で光ネットワークの構築を支えたアンリツ。これに加え、光ファイバーの製造でもアンリツの技術が貢献しました。それが1974年に開発したレーザー外径測定器です。この製品は、光ファイバーの直径を均一化するものです。当時一般的には直径の偏差値が20μ(ミクロン)もあり伝送特性が不安定になるという問題がありました。これに対し、この製品を製造工程に組み込むと、±5μという世界最高の偏差値を実現できたことから、世界各国の光ファイバーメーカーに採用されました。当時の光ファイバーはアンリツのレーザー外径測定器によって作られた。そう言っても過言ではありません。

半導体レーザーレーザー外径測定器

光海底ケーブルを支えるオンリーワンの光測定器

海を超えて張り巡らされている光海底ケーブル。国際通信の重要なインフラです。現在光海底ケーブル用の測定器を提供しているのはアンリツのみ。それがコヒーレントOTDRです。この製品は、最大12,000kmまでの超長距離光海底ケーブルの障害検出を実現できます。

半導体レーザーコヒーレントOTDR MW90010A

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