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未来創造の軌跡

情報通信ネットワークの発展とともに

IPネットワークの普及に対応~お客さまとWin-Winの関係を築いたIP測定器~

“ネットワークの品質保証”という新たな課題のために

1982年、それまでのネットワークの常識を覆す新たな概念が提唱されました。データをパケット(小包)にして送り出すIPプロトコルという通信規約を採用し、世界規模でネットワーク群を相互接続するというインターネットです。インターネットは、電子メールやWebブラウジングといった革新的なサービスを提供するとともに、安価な回線コスト、データ転送との親和性、常時接続など、ほとんどの面でそれまでの通信ネットワークよりも優れた特性を持っていたことから、1990年代後半になると急速に普及し始めました。しかし、課題もありました。パケット通信時の遅延保証や帯域保証に難があったのです。やがてそれらをべストエフォートという形で保証するサービスが登場しました。それは同時に保証通りのサービスが提供できるか検証する必要性が生まれたことも意味していたのです。

  • (出典:総務省が2015年7月17日に発表した「通信利用動向調査」に基づいてグラフ化)(出典:総務省が2015年7月17日に発表した「通信利用動向調査」に基づいてグラフ化)

15年たった今でも売れ続ける名機誕生

データクオリティアナライザ MD1230Aデータクオリティアナライザ MD1230A

当時アンリツでも社内LANでインターネットを導入していましたが、測定技術は有していませんでした。すでに競合他社は測定器を販売していたなか、確実に成長が見込めるこの市場で牙城をどう切り崩すか。検討を重ねた結果ターゲットとしたのが、複数の機能のワンボックス化でした。当時お客さまは伝送装置(ルーター)用の測定器とモニタリング用の測定器を併用していたのです。アンリツはこれを1台に統合。2001年にルーターの性能評価からモニタリングまで行えるMD1230Aデータクオリティアナライザを開発しました。アンリツはその後も最新技術へ対応。MD1230AはMD1230Bへバージョンアップし、発売から15年たったいまでも売れ続けています。

Win-Winのビジネスモデルをグローバルに構築

Win-Winのビジネスモデルをグローバルに構築IPネットワークは、それまでの光/デジタルとは様相が異なり、通信事業者主導ではなく、民間のIT企業が主導していました。このため従来の顧客基盤ではニーズが吸い上げられず、完成までは困難の連続でした。自社のみの開発では時間がかかる。しかし市場は待ってくれない。ここでアンリツが選択したのは、お客さまとの協業でした。あるお客さまに出資し、関係を深めるという決断をしました。アンリツはこのお客さまと共同で測定実験を重ねました。これが奏功し、アンリツは製品の完成度を高める、お客さまは測定データから自社の製品の伝送品質に問題がないことを証明するというWin-Winのビジネスモデルを築くことができたのです。そしてMD1230AでIP機器の性能を保証するというスタイルは他のお客さまにも広がり、国内シェアNo.1の座を獲得するとともに、海外でも好評を博しました。データ通信量が飛躍的に増大し、コンピュータネットワークが誰にでも身近な存在になっていったこの時代、MD1230AをはじめとするアンリツのIPネットワーク用測定器は、高速デジタル通信のネットワークインフラ整備に欠かせない測定器として、インターネットをはじめとするIPネットワークの普及をグローバルに支えたと言えるでしょう。

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